悲観的
すぐに周りから見てわかるほどはっきりと落ち込んだり、すぐ泣いたりしてしまう人は、仲間はずれにされやすくなります。小さなトラブルでもすぐに泣くような人には周囲が気を遣う必要があるため、関わることに疲れてしまうのです。
例えば仕事で失敗をしたときに注意をしたら泣いてしまったり、冗談が通じず、すべてを真に受けて泣いてしまったりする人は、次第に距離を置かれてしまうかもしません。
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仲間はずれにする人の3つの心理状況
仲間はずれにする人は、うらやましい、仲良くしようと思っていない、自分を優位な立場にしたい、といった心理状況があると考えられます。ここでは、仲間はずれにする人の心理について詳しく解説します。
特定の人が注目を集めることでうらやましいと感じ、気分を害したり、そもそも仲良くしようと思っていない人をグループに入れようとしない場合があります。また、常に自分が優位な立場になるために、仲間はずれにする人も。以下では、仲間はずれにする人の心理を3つ紹介します。
うらやましい
仲間はずれにする人は、誰か1人がちやほやされたり、注目を集めたりすることに嫉妬心を抱き、うらやましく思っているという場合があります。例えば自分が注目されると思っていたのに他の人へ注目が集まれば、気分を害して嫌がらせをしてしまうこともあるでしょう。
また異性からの人気が高い人に対して、嫉妬心を抱くケースもあります。相手がうらやましいあまり、仲間はずれにすることで、仕返しをしているつもりなのかもしれません。
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仲良くしようと思っていない
仲間はずれにする人は、そもそも新しい人間関係を作る気がないという可能性もあります。例えば、自分と仲の良い人だけで過ごしたいから、新しい人と仲良くなる気はないと考える人もいるでしょう。そのような場合は新しい人を仲間に加えようとせず、今自分の周囲にいる人のみを大事にします。
仲良しグループで行動をしたい人や自分を慕ってくれる同僚や部下とのみ関わっていたい人などが、誰かを仲間はずれにする傾向にあります。このような人は、あまりオープンではなく限られた人間関係の中で過ごすのが心地よいタイプなのでしょう。
自分を優位な立場にしたい
自分を優位な立場にして優越感に浸りたい人は、他人を仲間はずれにする傾向にあります。常に周囲から注目を浴びたい人や人の上に立つことに快感を覚える人は、自分を優位な立場にするために誰かを仲間はずれにしてしまうのです。
特に自分より弱い立場にいる人や反抗的な態度を取らない人を、標的にしやすいといえるでしょう。周囲から認めてもらいたい気持ちが強い人ほど、特定の人を仲間はずれにします。
仲間はずれにされたときに取るべき3つの行動
仲間はずれにされた場合は、原因を考える、積極的にコミュニケーションを取る、環境を変える、の3つを実践しましょう。
仲間はずれにされたとき、原因がわかるかどうかで解決方法は変わってきます。ここでは、仲間はずれにされたときの行動を紹介します。
原因を考える
仲間はずれにされた場合は、まず原因を考えてみましょう。例えば、家族旅行の自慢をしてしまった、同僚から聞いた話を軽い気持ちで他の人に話してしまった、仕事でみんなに迷惑をかけるようなミスをしてしまった、といったような原因が思い当たることもあります。
もちろん原因があるからといって、仲間はずれにしていいわけではありません。しかし原因がわかれば、自分を見つめ直すことにつながり、解決策が見つかるきっかけになります。
積極的にコミュニケーションを取る
仲間はずれにされた原因がわからない場合は、周囲と積極的にコミュニケーションを取りましょう。何も悪いことをしていないのなら、ありのまま自然に振る舞えばよいのです。堂々とした態度でいることは、大人の対応ともいえます。
例えば、周囲と話すときは笑顔を心掛ける、常識やマナーを守るなど、周囲から仲間はずれにされないような行動をとるのがよいでしょう。積極的なコミュニケーションを心掛け、堂々とした態度でいると、仲間はずれにされていることが気にならなくなります。
環境を変える
仲間はずれにされてつらいときは、環境を変えるのも一つの方法です。例えば同僚に仲間はずれにされて円滑に業務遂行ができない場合や、会社に相談しても改善が見られない場合などは、転職するのもよいでしょう。
仲間はずれを改善する方法が見つからなければ、つらい思いをし続けることにもなります。仲間はずれにされながら働かなければならない職場よりも、もっと楽しく過ごせる環境があるはずです。より自分らしく過ごせる場所を見つけるため、思い切って転職することも視野に入れてみましょう。
仲間はずれにされた場合は大人の対応を
仲間はずれにされたときは、「自己中心的な考えをしていなかったか」「常識のない言動をしていなかったか」、という点において自分の振る舞いを振り返ってみましょう。もし周囲に不快な思いをさせていた場合は、原因を改善しなければいけません。
原因がわからない場合は、あえて周囲と積極的にコミュニケーションを取るのもよいでしょう。自分が何も悪くないのであれば、普段通りの接し方で問題ありません。
しかし、仲間はずれにされてつらい状況が続く場合は、環境を変えるのも一つの方法です。自分らしく過ごせる場所を見つけていきましょう。
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