「スマホをしっかり構えて、フォーカスを合わせてください」
最近では重い立派なカメラよりも、スマホのカメラで気軽に写真を撮るのが一般的になってきました。カメラ教室も、以前なら一眼レフ教室などが流行りでしたが、ここ数年は、いかにスマホでキレイな写真を撮るかという講座、しかもオンラインで気軽に参加できる講座が人気です。
講座の中では「スマホをしっかり構えて、フォーカスを合わせてください」というフレーズが聞かれるかもしれません。この「フォーカス」はスマホのカメラの焦点のことを意味します。ほとんどのスマホやデジカメにはオートフォーカス機能が付いていると思いますが、被写体が近すぎたり、手元が揺れたりすると、「フォーカス」が上手く合わないことがあります。
そのような場合に、「スマホをしっかり構えて、フォーカスを合わせてください」と指導されるかもしれません。「フォーカスを合わせて!」と言われたら、しっかりと構えて、焦点を合わせることを心がければいいのです。
「時間がないから、重点項目にフォーカスして進めよう」
限られた時間の中、会議などで話し合わなければならない項目が多い場合などに、このようなフレーズが使えます。
「時間がないから、重点項目にフォーカスして進めよう」というのは、全てを話し合っている時間がないから、重点項目に集中して会議を進行しようという意味になります。こういった場で「フォーカス」の意味が理解できずに、些細な問題を会議で発言したりすると、「フォーカスの意味を知らないのか」と思われてしまいます。
「フォーカスを当てるポイントを認識」
全員が注目するポイントを統一しないといけない場合に、「フォーカスを当てるポイントをしっかりと認識し~」というような表現が使われることもあるでしょう。
類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?
「フォーカス」の類語や言い換え表現についても覚えておきましょう。
的(まと)
「的を絞って論議しよう」などというフレーズで使われる「的」は、「フォーカス」の類語となります。
ピント
カメラの分野では、「ピントを合わせて」というフレーズと、「フォーカスを合わせて」というフレーズは、ほぼ同じ意味で使われます。カメラの分野においては、「ピント」は「フォーカス」の類語と言えます。
注目
ビジネスシーンにおいて、「先日判明したエラー箇所にフォーカスして検証しよう」などというフレーズの「フォーカス」は、「注目」に置き換えることができます。また、「フォーカス」を「着目」に置き換えても意味は変わりません。「注目」も「着目」も、「フォーカス」の類語と言えます。
最後に
分野ごとに違う意味を持つこともある「フォーカス」という言葉。医療・介護分野やIT分野はあまり身近に感じないかもしれませんが、カメラの分野やビジネスにおける意味は理解しておきたいところですね。改めて確認しておきましょう。
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