もと来た道を戻っていく 「復る」
「復る」の意味は、行った道を再度戻っていくことです。熟語で使われる際には、復習や復路のように「復」は「ふく」と読みます。ヒントとして例を挙げると、復るは「理性と意思で欲望に打ち勝って、社会の秩序に従うこと」を意味する中国の孔子の言葉「己に克ちて礼に復る」にも使われています。
「復る」の読み方は…「かえる」でした!
小さい声で話す「私語く」
「私語く」という言葉は、「小さい声で話すこと」を意味します。実は私語くは、一般的にもよく使われている言葉です。
私語くを使った例文をあげてみましょう。
【例文】
・図書館はシーンと静まり返っていたので、私は友人の耳元で私語いた。
・私語くような歌声が聞こえて思わず振り返った。
勘のいい方は読み方が分かったのではないでしょうか?
「私語く」の読み方は…「ささやく」でした!
男性の色っぽい姿をいう「若気る」
「若気る」は「男性が艶めかしい様子をしていること、またはそんな様子の男性」を表します。しかし、そこから意味が転じて、現在では「意味ありげな薄笑いを浮かべているさま」という意味でよく使われています。
若気るを使った例文は下記の通りです。
【例文】
・あの人は色気を漂わせて若気た男性だ。
・明日のデートの事を考えると、つい若気てしまう。
「若気る」の読み方は予想出来ましたか?答えは…「にやける」です。
「復習う」は実は耳馴染みのある言葉
普段何気なく使っている言葉でも、いざ漢字を目にすると、意外と読めなかったりする言葉があるものです。復習う(さらう)も学校や塾などの場面で、何度となく耳にしたことのある言葉だったのではないでしょうか。
復習うは教えられたことを繰り返し練習することを意味する言葉です。一般的には「お」を付けておさらいという言葉で、学習の場面で広く用いられています。忙しい日々の中でも、たまには今回の復習うのように、知っているとちょっとタメになる大人の教養について、知識をおさらいしてみるのもオススメです。
(引用全て<小学舘 デジタル大辞泉>より)