一日千秋とは1日が長く感じるときに使う言葉!意味や使い方、関連語などを解説 | Domani

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2021.11.18

「一日千秋」ってどんな時に使う言葉?【いまさら聞けない四字熟語】

一日千秋は、1日の長さが1000年のように感じられるときに使う言葉です。または、楽しみにしていることが待ち遠しい様子を表すときにも使います。適切な場面で正しく使えるように、言葉の意味を理解しておきましょう。今回は一日千秋の意味や使い方などを解説します。

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「一日千秋」の意味や由来を理解しよう

「一日千秋」は、1日の長さが1000年にも思えるほど待ち遠しいことがあるときに使います。中国の詩経に由来する言葉で、会えない相手を待ち焦がれる恋心を謳った詩歌の中で使われています。

一日千秋

「一日千秋」で秋という漢字が使われているのは、農耕のタイミングが関係しています。ここでは、一日千秋の意味や由来、なぜ季節が秋なのかという理由について解説します。

一日千秋の意味は「1日が長く感じられること」

【一日千秋:いちにちせんしゅう】
《「秋」は年の意》
1日が非常に長く感じられること。待ちこがれる気持ちが著しく強いこと。一日三秋。いちじつせんしゅう。「―の思い」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「一日千秋」は長く待ちわびるという意味をもつ言葉です。楽しみにしていることがあって1日が長く感じられるときや、「早く楽しみな日になってほしい」と待ち焦がれているときなどに使います。

一般的な読み方は「いちじつせんしゅう」ですが、辞書によっては「いちにちせんしゅう」と紹介されていることがあります。「いちじつ」も「いちにち」も間違いではなく、どちらを使っても問題ありません。

一日千秋は「一日三秋」に由来する言葉

一日千秋の語源は、中国の詩経の「王風(おうふう)・采葛(さいかつ)」で使われた一日三秋(いちじつさんしゅう)です。これは恋心を詠んだ詩歌で、「たった1日顔を見ないだけで、季節が3週して3年が経過したような気持ちである」ということを表します。

一日千秋は、一日三秋の「三」を「千」に変えることで、さらに意味を強調した言葉です。

一日千秋に「秋」が使われる理由

一日千秋に春ではなく秋が使われる理由には、農耕の収穫のタイミングが関係しています。古来の中国において、稲穂が実る秋は収穫の時期とされており、その収穫期を1年の区切りと捉えていました。

人々が生活をするうえで食は欠かせないものであるため、古来の人々にとって収穫期は大切な時期だったといえます。そんな重要なシーズンが重なる秋を1年の基準と考え、「時間」という意味を併せ持つ言葉として使っていたとされています。

このように、昔の人々にとって秋は生活サイクルの基点であったことが、時間の経過を意味する一日千秋に秋が使われている理由です。

一日千秋の主な使い方2つ

一日千秋の使い方は、主に以下の2つです。

1.一日千秋の思い
2.一日千秋に感じる

一日千秋

「の思い」や「に感じる」を後ろにつける使い方が多いですが、一日千秋だけで使うこともできます。例えば、「プロジェクトが始動するまで一日千秋だった」「まさに一日千秋。彼に会える日を待ちわびている」などの例文が挙げられます。

一日千秋の使い方を覚えておくと、何かを待ち遠しく思う気持ちをわかりやすく伝えられるでしょう。ここでは、一日千秋の主な使い方をご紹介します。

1.一日千秋の思い

ずっと会いたいと思っていた人に会えることや、物事が成就することを待ち望んでいると伝えたいときは、「一日千秋の思い」という表現が適切です。文の始めや終わりに置くことで、強く待ちわびていることを表現できます。

具体的な例文は以下を参考にしてください。

・次に彼女に会える日を一日千秋の思いで待ち続けています。
・一日千秋の思いで、彼の帰国を待っていました。
・好きな人に告白をして、返事を一日千秋の思いで待ちあぐねている。

2.一日千秋に感じる

もう一つの使い方として、「一日千秋に感じる」という表現が挙げられます。一日千秋の思いと似た意味をもち、「本当は短い時間なのに、時間が経つのが長く感じられるほど待ち望む」といったニュアンスで使えます。

「一日千秋に感じる」の例文は以下を参考にしてください。

・好きなバンドのコンサートに行ける日まで、一日千秋に感じる日々だった。
・大切な試合が近づいており、期待と不安を抱えながら本番を待つのは一日千秋に感じた。

一日千秋の関連語

一日千秋には関連する言葉がいくつかあります。例えば、一日千秋の言い換え表現として使える言葉には以下が挙げられます。

一日千秋

・一日三秋
・倚閭の望(いりょのぼう)
・一刻千秋(いっこくせんしゅう)
・三秋の思い

また、以下は一日千秋の対義語です。

・十年一日(じゅうねんいちじつ)
・千年一日(せんねんいちじつ)

ここでは、一日千秋の言い換え表現と対義語について解説します。

一日千秋の言い換え表現

「一日三秋」や「一刻千秋」、「三秋の思い」は、一日千秋と同じ意味をもつ言葉です。用法も同じですが、一日千秋に比べるとあまり知られておらず、使われる機会は多くありません。

「倚閭の望(いりょのぼう)」は中国に伝わる言葉で、外出した子どもの帰りを待ちわびている母親の愛情を表します。

一日千秋の言い換え表現を使った例文は以下を参考にしてください。

幼い頃は祖父母に会えるのが楽しみで、毎日が【一日三秋】の思いでした。
・彼に会える日を【一刻千秋】の思いで待ちわびている。
・久しぶりに帰省するときの胸が弾む気持ちは、【倚閭の望】に近い感覚だと思います。

一日千秋の対義語

一日千秋の対義語は「十年一日」や「千年一日」です。長い時間が経っているにもかかわらず、何も変化がないことを指す言葉です。同じ状態が続いていて進歩も発展もしない様子を表す際に使います。または、あることを忍耐強く守り続けるという意味もあります。

それぞれの例文は以下を参考にしてください。

・あの人たちは【十年一日】のごとく同じ話題を繰り返している。
・田舎に住む母親は、【千年一日】のごとく平凡な生活を続けている。

一日千秋の意味を正しく知っておこう

一日千秋

一日千秋は、何かが待ち遠しいと伝えるときに使える言葉です。一日千秋の思いや、一日千秋に感じるといったフレーズを使うと、1日の長さが1000年にも感じられるほど待ちわびていることを表現できます。

語源は中国の詩経で、恋心を詠む詩歌に登場したことが由来です。フレーズの中に秋が使われるのは、収穫期の秋を1年の区切りとしていたからだとされています。

一日千秋の意味や成り立ちを理解し、待ち遠しさを伝えたい場面で使ってみてください。

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