Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE ことわざ

2024.05.08

「青菜に塩」とはどんな状態?由来や例文、類語や反対語もご紹介

「蛞蝓(ナメクジ)に塩」

「蛞蝓(ナメクジ)に塩」は、青菜に塩の類語の一つです。ナメクジに塩をかけると脱水し縮んでしまいます。転じて、苦手なものに出会い萎縮して元気をなくす様子をたとえます。

青菜に塩は何かきっかけがあって元気を失うさまをたとえています。一方蛞蝓(ナメクジ)に塩は苦手なものを前に萎縮し元気をなくす意味です。そのため、完全に同じではありませんが似た意味で使えることわざです。

「青菜を湯につけたよう」

「青菜を湯につけたよう」は、青菜に塩と同じ意味で使う類義語です。新鮮で葉がピンとしていた青菜も、ぐつぐつと沸騰した湯に入れると途端にしんなりします。青菜に塩との違いはきっかけが「塩」か「湯」かという点のみで、それにより青菜がしんなりしてしまうのは同じです。

青菜に塩と同じように、それまで元気だったのに何かのきっかけによりしょんぼりと落胆するさまを表します。

「傷口に塩」は違う意味

ことわざ中に塩が登場する「傷口に塩」は一見、青菜に塩に似ていますが意味は異なります。

痛む傷口に塩を塗り込むと痛みが増します。ここから転じて、「悪い状態の上にさらに災難がふりかかる」ことを意味します。

対義語は良い状態に変わる「水を得た魚」

青菜に塩の対義語としては、「水を得た魚」があてはまります。魚は水の中でこそ元気に泳ぐことができます。すなわち水を得た魚は、得意なことで力を発揮し、いきいきと活躍する様子のたとえです。さらに水を「得た」という表現から、活躍の機会を得ることで良い状態に変化したことがわかります。

何かの拍子にそれまでの元気を失い、気落ちする青菜に塩とは反対の意味を表します。

意外と誤用しやすい「青菜に塩」を正しく使おう

青菜に塩は、青菜に塩をふりかけるとしおれることから、元気をなくしている様子をあらわすことわざです。

元気なくしょげている人を青菜に塩とたとえることで、単に元気がないのではなく、何か落ち込むきっかけがあったことを伝えることができます。

難しいことわざではないため、なんとなくわかった気でいると、誤用しやすい点に注意が必要です。意味を正しく理解し適切に使いましょう。

 

1 2

▼あわせて読みたい

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!