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2022.06.02

2つの意味がある!【鉄は熱いうちに打て】ってどんな意味?

 

「鉄は熱いうちに打て」とは「若いうちに鍛えるべきである」などの2つの意味を持つことわざです。今回は、「鉄は熱いうちに打て」の詳しい意味や由来、使い方、例文をご紹介します。類語や対義語も解説しているため、正しく言葉を理解したい方はぜひ参考にしてください。

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「鉄は熱いうちに打て」の基礎知識

「鉄は熱いうちに打て」ということわざの読み方は、「てつはあついうちにうて」です。この言葉は、「タイミングが大事である」という意味で使われます。「鉄は熱いうちに叩け」と表現するのは誤りのため、間違って使わないように注意しましょう。

 

はじめに、「鉄は熱いうちに打て」という表現の詳しい意味や語源・由来、使い方・例文などについて、それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

2つの意味を持つことわざ

【鉄(てつ)は熱いうちに打て】
《Strike while the iron is hot.》
鉄は、熱して軟らかいうちに鍛えよ。精神が柔軟で、吸収する力のある若いうちに鍛えるべきである、というたとえ。
物事は、関係者の熱意がある間に事を運ばないと、あとでは問題にされなくなるというたとえ。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「鉄は熱いうちに打て」ということわざには、2つの意味があります。ひとつ目の意味は、「人は若いうちが柔軟性と伸びしろがあるため、その時期に鍛えるべきだ」という教えで、ふたつ目の意味は「物事は時期を逃さないように、関心や情熱があるうちに事を運ばないと成功しにくくなる」という教えです。

どちらの意味であっても、なにかをするためにはタイミングが重要だというニュアンスが込められています。

「鉄は熱いうちに打て」の語源・由来

「鉄は熱いうちに打て」ということわざの語源・由来となったものは、西欧のことわざだといわれています。英語には「Strike while the iron is hot.」という表現があり、これを日本語に訳したものが「鉄は熱いうちに打て」なのです。

日本でも、鍛冶屋で鉄を打つときは熱してから熱い状態で打たなければなりません。そのためこの言葉は日本で広まり、浸透したと考えられています。

現在は食器や刃物を鍛冶屋が鉄を使って手作りすることは少なくなったものの、今でもこの「鉄は熱いうちに打て」ということわざは人を激励するときなどに使われます。

ビジネスシーンでもよく使われる言葉

「鉄は熱いうちに打て」のことわざは、ビジネスシーンでもよく使われる言葉です。ビジネスでは、事業の拡大や取引先との契約など、タイミングが大切なシーンが数多く存在します。

ビジネスの鉄則のように使われている言葉でもあり、もう少し様子を見たいという及び腰の相手に対して「このプロジェクトは今進めるべきなんです」と伝えたい場合などに使う表現です。また、新入社員たちがくじけそうなときに、成長するためのチャンスは今だから頑張ろうと激励するときにも使うことができるでしょう。

「鉄は熱いうちに打て」の使い方・例文

「鉄は熱いうちに打て」の例文を見て、使い方を理解していきましょう。

先述のとおり、成功のためにはタイミングが大事だと表現したいときに「鉄は熱いうちに打て」ということわざが使われます。若いうち、もしくは関心や情熱があるうちが重要なタイミングだと伝えるもので、激励するときなどに使われます。それを踏まえて、以下に例文をご紹介します。

・商談がまとまったか。【鉄は熱いうちに打て】というから、良いムードのうちに提携の話を詳しく決めていくように。
・このプロジェクトで決定したからには、【鉄は熱いうちに打て】の精神でどんどん進めていきましょう。

「鉄は熱いうちに打て」の類義語と対義語

ひとつの言葉だけではなく関連する言葉もあわせて覚えることで、表現力をアップすることができます。「鉄は熱いうちに打て」と言い換えられる類語と反対の意味を持つ対義語は、以下のとおりです。

【鉄は熱いうちに打ての類語】
「善は急げ」「好機逸すべからず」「老い木は曲がらぬ」「鉄は熱いうちに鍛えよ」「思い立ったが吉日」

【鉄は熱いうちに打ての対義語】
「果報は寝て待て」「五十の手習い」

「鉄は熱いうちに打て」と言い換えが可能な類語と対義語について、一緒にチェックしていきましょう。

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