群雄割拠とは「互いに対立し合うこと」という意味。使い方や類語などをご紹介

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2021.11.12

【群雄割拠】ってどんな意味? 由来や類義語などを解説

群雄割拠とは、実力のある人が対立する様を示しており、戦国時代を象徴する言葉です。現代においては、ビジネス上でも使用されています。この記事では、群雄割拠の意味や使い方などをご紹介します。類語や対義語などもあわせて確認して、正しく使い分けましょう。

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「群雄割拠」の意味や由来

群雄割拠とは、力を持つ英雄たちが対立し合う様子を表した言葉です。群雄割拠の由来は戦国時代が始まりだといわれており、英雄の群れがそれぞれの領地に立てこもって勢力争いをしていた様を示しています。

群雄割拠

群雄割拠は、現代においてはビジネスシーンでも使用される言葉です。そのため正しく意味を理解することが重要です。ここでは、群雄割拠の意味や由来をご紹介します。

群雄割拠は「英雄たちが互いに対立し合う」という意味

群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)
多くの英雄が各地で勢力を振るい、互いに対立し合うこと。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

群雄割拠の「群雄(ぐんゆう)」とは英雄の群れを表し、「割拠(かっきょ)」とは自分の領地を陣地として、勢力を張ることを意味します。つまり「群雄割拠」は英雄の大群が領地に立てこもって、勢力を競い合うことを表現しているのです。

ビジネスシーンで使用される場合は、例えば自社が業界内で生き残らなければいけないときに、「群雄割拠の時代を生き残る企業に成長しなければいけない」と表現します。多くの競合他社と戦い、勝ち抜くことを表しているのです。

「群雄割拠」は戦国時代が始まり

「群雄割拠」という言葉が使われるようになったのは、日本の戦国時代が始まりといわれています。戦国時代に各地で力を持った英雄たちが対立し合い、勢力争いを起こしていた様子が群雄割拠と表されました。

つまり群雄が示す英雄とは、戦国武将のことを表していると考えられます。一方で日本だけではなく、中国やローマ帝国など世界中で戦国時代があったため、それぞれの様子を群雄割拠と表現していたのです。

群雄割拠の使い方や例文

群雄割拠はビジネスシーンでも使用される言葉です。戦国時代の勢力争いのように、ビジネスの場でもさまざまな企業と競い合うことは多いでしょう。また、スポーツ界でも使用されます。

群雄割拠

【例文】
・IT業界は今や群雄割拠の時代に突入しています。
・残念ながら、群雄割拠な状態になるほど実力を持った選手がいません
・今まで競技人口が少なかったものの、オリンピックで注目されたことを機に群雄割拠の時代になると予想しています

群雄割拠の類語3選

群雄割拠の主な類語は、以下の3つです。

・竜騰虎闘(りゅうとうことう)
・竜闘虎争(りゅうとうこそう)
・竜攘虎搏(りゅうじょうこはく)

群雄割拠

「竜騰虎闘」は、同じ実力を持つ者が戦う様を表現した言葉です。「竜闘虎争」は、文字どおり竜と虎のように対立している様子を示しています。「竜攘虎搏」は「竜騰虎闘」と同様に、互角の力を持った者が激しく戦うという意味です。

どの言葉も群雄割拠と意味合いが似ているため、正しく理解しましょう。

1.同じ実力を持つ者が戦う「竜騰虎闘」

竜騰虎闘とは「りゅうとうことう」と読み、互角の力を持つ2人が戦う様を表した言葉です。「騰」には、天に勢いよく昇るという意味があります。

【例文】
・レスリングの決勝戦で、竜騰虎闘のような戦いが繰り広げられました
・竜騰虎闘の戦いが予想されており、どちらが優勝するかわかりません
・今年の運動会は赤組と白組の力の差が少なく、竜騰虎闘の戦いとなりました

2.竜と虎のように対立する「竜闘虎争」

竜闘虎争とは「りゅうとうこそう」と読み、同じ実力を持つ2人が激しく戦うという意味です。竜と虎が戦う様が転じてできた言葉だといわれており、竜騰虎闘と言い換えできます。「竜闘」と「虎争」はともに複数の英雄の激しい戦いのたとえ、という意味を持つ言葉です。

【例文】
・竜闘虎争の末、〇〇くんが負けました
・今日の準決勝は、まるで竜闘虎争の戦いのようでした
・お互い引かずに戦い続ける様子は、まさに竜闘虎争の戦いといえるでしょう

3.同程度の実力者が激しく戦う「竜攘虎搏」

竜攘虎搏とは「りゅうじょうこはく」と読み、互角の力を持った2人が激しく戦うことを意味する言葉です。「攘」は排除するや退ける、「搏」は手で殴ることや打つことという意味があります。つまりお互いに手で殴り合い、競い合っている様子を示しています。

【例文】
・今回の生徒会選挙は、〇〇さんと△△さんの2人が竜攘虎搏の戦いを繰り広げるだろう
・竜攘虎搏の戦いが予想された決勝戦でしたが、試合開始から数分で決着がつきました

群雄割拠の対義語2選

群雄割拠の対義語は、「四海兄弟(しかいけいてい)」と「寡占(かせん)」の2つがあります。「四海兄弟」とは、世界の人々が人種や国籍を問わず仲良くする様を表した言葉です。群雄割拠のように競い合わず、兄弟のように仲良くするべきであると表現したいときに使います。

群雄割拠

「寡占」とは少数の勢力が独占している状態を示しており、群雄割拠のように対立していない点が異なるでしょう。ここでは、群雄割拠の対義語をご紹介します。

1.兄弟のように仲良くなるという意味を持つ「四海兄弟」

四海兄弟とは「しかいけいてい」と読み、世界中の人が人種・民族・国籍を問わず、兄弟のように愛し合うべきであるという意味です。

四海兄弟の「四海」とは、世界にある4つの海のことを指しており、人種や国籍を問わず世界中の人々という意味です。「兄弟」は兄弟のように仲良くという意味で使われています。四海兄弟を使用する際は、名詞として使用するのが一般的です。

【例文】
・四海兄弟のような会社を目指していきたい
・人種や国籍よりも、四海兄弟の心が何よりも重要です

2.独占している様を表す「寡占」

寡占とは「かせん」と読み、少数の勢力が独占している状態を指す言葉です。経済用語でもよく聞く言葉なので、一度は聞いたことがあるでしょう。寡占の「寡」には「失った」「少ない」、寡占の「占」には「独り占め」という意味があります。多数の勢力が競い合っている群雄割拠に対して、寡占は独占している点が異なります。

【例文】
・この業界は日本の企業が寡占しています
・市場の寡占が進むと、価格競争が起こりづらくなるでしょう

群雄割拠の使い方をマスターしよう

群雄割拠とは力のある英雄たちが互いに競い合い、対立している様子を表した言葉です。戦国時代に由来する言葉といわれており、現在ではビジネスシーンでも使用されます。

群雄割拠

また群雄割拠には類語や対義語などが複数存在しているため、正しい使い分けが必要です。特に群雄割拠の類語は漢字が難しいため、書き間違いにも注意しましょう。

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写真・イラスト/(C)shutterstock.com

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