ボクシングがダイエットに効果的なワケ
特定の部位ではなく全身を使って運動できる
ボクシングは一般的に全身を使う運動だと言われています。
パンチがメインの運動だと思われる方もいるかもしれませんが、実際はパンチにも種類があり、またパンチをする際にお腹周りをひねるなどしてさまざまな筋肉を使用します。日常的に意識して使用することが少ない筋肉も多く使うそう。
さらには激しく動くシャドーボクシングは上半身だけではなく下半身もしっかり使うので、全身バランスよく引き締めたい人にピッタリなのだそうです。
有酸素運動と無酸素運動のいいとこ取りで基礎代謝アップが見込める
ダイエットは2種類の運動を組み合わせることが大切だと言われています。
有酸素運動
ひとつめは有酸素運動です。有酸素運動とはウォーキングやランニング、水泳やサイクリングなど、酸素の力で糖質や脂肪を燃焼する運動のことを言います。体脂肪の燃焼や呼吸循環器系機能の向上が見込め、さまざまな生活習慣病の原因を予防・改善のためにも取り入れたい運動だと言われています。
無酸素運動
ふたつめは無酸素運動です。無酸素運動は腹筋やスクワットといった筋トレ、短距離走など、短い時間で大きな力を発揮する、強度の高い運動のこと。糖をエネルギー源として利用する、筋力アップするために効果的な運動です。
無酸素運動はよっぽどハードなトレーニングでない限り消費カロリーはそれほど多くありませんが、筋肉を鍛えるのは痩せるために非常に効果的だと言われています。
全身の筋肉量が増えることで基礎代謝が上がり、結果的に脂肪が燃焼しやすい体へと変化していきます。痩せた後もリバウンドしにくく、ボディラインにもメリハリができるのが特徴です。
つまりこの「有酸素運動」と「無酸素運動」を組み合わせて行うことで、効率よくダイエットができるのですが、ボクシングはまさに「有酸素運動」と「無酸素運動」がセットになった運動だと言われています。
パンチやキックによって腹筋や二の腕、腰回りなどの筋肉を鍛えると同時に、激しく動き続けることで有酸素運動の効果も期待できるのだそうです。
ストレス発散しやすい
一般的に、体を動かすことはストレス解消に良いと言われています。落ち込んだときは、あえて集中して体を動かすことですっきりとした気分になれるものです。
ボクシングはただ黙々と同じ動作を繰り返す筋トレに比べ、さまざまな動きを組み合わせながら行う運動でもあるので、同じ運動の中でもストレス発散に向いている運動と言えるかもしれません。
ボクシングジムに通っている女性の体験談
【キックボクシング】吉田美帆さんの体験談
Domanistの吉田美帆さんは、子連れOKなジムでキックボクシングを体験してきたそう!
「内容としては、ストレッチを兼ねたウォーミングアップをして、(日頃運動不足の私はもうここで息が上がりました…)ジャブ、ストレート、フックの練習、実際にミット打ち、その後、キックも入り、打ち続け、最後に腹筋のサーキットトレーニングをし、終了。
ここ数年、運動を何もしていない36歳、かなり疲れましたが、子ども達がちょこちょこ『かまってかまって!』とやってくるので(笑)、和やかなムードで60分間あっという間」(吉田さん)
「とにかく見様見真似でパンチやキックをしている瞬間は本当に気持ちいい!普段の育児や家庭内のイライラを全部ミットにぶつけました!笑 キックをすると、お尻とふとももの後ろの筋肉が使われている感覚がして、ヒップアップに効果がありそう!とトレーニング中もホクホクしていました」(吉田さん)
「もちろん、翌日には筋肉痛。でもこれがまた心地よい!」(吉田さん)
【キックボクシング】津川晃子さん/後 佐和子さんの体験談
現場で見つけたお二人を直撃!
キックボクシングを始めた理由は?
「ヨガを仕事にしていて、コミュニティも含めて生活がヨガ一色。新しいことに挑戦してみたくなって」(津川晃子さん)
「ジム通いは以前もしていたんですが、いわゆる〝放置型〟で上手く使いこなせず…。興味があったボクシングを、セミパーソナルで教われるこちらに。ストレス解消にもよさそうだな、と」(後 佐和子さん)
キックボクシングを始めて体は変わりましたか?
「体がどんどん引き締まっていくのを見るのが楽しくて! だから続けています。体脂肪率も下がってきたし、最近は腹筋も割れてきたんですよ」(後さん)
「見た目だけでなく、体が内側から強くなってきた気がします。体力がついてきたなと実感できることが増えてきました!」(津川さん)
とてもしなやかな腕の津川さん。津川さん曰く「きれいに筋肉がつくんですよ」とのこと。
鋭いキックも決まっています。
ボクシングダイエットを継続させるコツ
ハードルを下げる
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はじめから高すぎる目標設定は挫折しやすいと言われています。最初は続けることができても、そのうち続けるのが困難になってきて目標を達成できない日が出てくると、それがモチベーションの低下に繋がってしまうこともあります。
うまく習慣化させるためには、ハードルを下げた状態からスタートすること。無理のない範囲で目標を設定することが大切です。
このとき、「いつ・どこで・何をするか」を具体的に決めた方が習慣化しやすくなると言われています。その目標を意識しなくても達成できるようになったら、少しずつステップアップすると良いでしょう。