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LIFESTYLE 四字熟語

2023.12.13

〝自画自賛〟の由来、知ってる?【いまさら聞けない四字熟語】

 

〝自画自賛〟は、自分がしたことを、自分で褒めるという意味を表す言葉です。褒められることは、嬉しいことですが、褒めて欲しい時に、褒めて貰えるとは限りません。そういう時に使用するのが、「自画自賛」という言葉です。今回は「自画自賛」についてご紹介します。

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「自画自賛」の意味や読み⽅とは? 

「自画自賛」という四字熟語は、小学校で習うので知っている人も多く、日頃から使っている人も多いのではないでしょうか。ですが、良い意味なのか、悪い意味なのかを迷うことはありませんか?また、言葉の由来も知らない方も多いのでは。今回は、例文をはじめ、類語や対義語、英語表現を含めて紹介しますので、しっかり確かめておきましょう。

自画自賛

読み⽅と意味

「自画自賛」は「じがじさん」と読みます。意味は「自分がしたことを、自分で褒めること」です。褒められることは、基本的にうれしいことですよね。でも、褒めて欲しい時に、褒めて貰えるとは限りません。そんな時、ついつい自分で自分のことを褒めたくなります。そういう状況を表現するのが、「自画自賛」という言葉です。

「自画自賛」を漢字で表す場合、「自我自賛」や「自画自讃」という表記を見かけたことはありませんか?実は「自我自賛」は間違いです。由来の項目で詳しく説明しますが、絵画に関係する言葉なので、「我」ではなく「画」が正解です。ただ「自画自讃」は間違いではありませんが、一般的ではありません。「讃」ではなく、「賛」を使用する方がベターです。

由来

「自画自賛」の由来は、実は絵画にあります。仏教画や水墨画などの東洋画には、「賛」と呼ばれる「詩」や「文章」、「仏教の経典の一部」を入れるのが通常です。「画賛」とも言われる「賛」は、中国では唐時代まで行われた形式で、日本では「漢詩」をはじめ、「和歌」や「俳句」、「狂歌」を書き入れることもあります。絵に「賛」が入ることで、作品が完成し、また「称賛」されたことになるのです。

通常、「賛」は鑑賞者つまり作者ではない人が書き込むところを、自分自身で入れることを「自画自賛」と呼んでいたことに由来しています。因みに、自分で「賛」を入れたものでも、評価が高いものも多く存在するため、他者からの「賛」ではなくても、問題ないようです。

使い⽅を例⽂でチェック

それでは、「自画自賛」の使い方を、例文を見ながら、確認しましょう。

自画自賛

「この作品は、自画自賛したくなるほどの出来栄えだ」

「自画自賛」は自分で自分を褒めることを言います。「自分で自分を褒めたくなる」状況を四文字で表現できる使いやすい言葉ですね。この例文のように使う場合は、ポジティブな意味で使っている場合と、ネガティブな意味で使っている場合と両方想定できます。

ポジティブな場合は、純粋に自分で自分を褒めたくなるような出来栄えに、喜んでいるニュアンスです。ネガティブな場合は、自分では非常に素晴らしい出来上がりなのに、誰も褒めてくれないと、いじけているように取ります。使っている人の心情によって、良い意味か悪い意味かが変わりますね。

「あの人は、本当によく自画自賛する人だ」

よく自分のことを褒めているという人っていますよね? よく言えば自己肯定感が高く、前向きな印象があるかもしれません。ですが、何でもかんでも自分は出来ている、素晴らしいと言っていると鼻持ちならない人という印象を受けますよね。そんな時に、皮肉として「自画自賛する人」と使います。

「自画自賛と言われてしまうかもしれませんが、うちの製品は本当に使いやすいのです」

こういった使い方をするメリットは、「自慢」しているように感じさせない点です。もしくは、自慢しても問題ない自信がある場合でも、自慢に取られてしまうと、相手に反感を買いやすいですよね? そういう時こそ、「自画自賛」をつけることで、自慢に取られてしまうような内容も、ややへりくだり気味に表現できます。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

次に類語や言い換え表現を、見てみましょう。

自画自賛

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