「手前味噌」
「手前味噌」は文字通り「てまえみそ」と読み、「自慢すること」を意味します。ただ、普通に自慢するのとは違い、相手方に恐縮しながらも自慢に取れる発言をする際に使用しますので、ビジネスシーンで活用されることが多い言葉です。使い方は、自慢に取られそうな発言をする前に、「手前味噌ではありますが~」とつけてから話します。
「一分自慢」
「一分自慢」は「いちぶじまん」と読みます。意味は「誰も褒めていないのに、自分自身で自慢すること」です。「自画自賛」と意味はほぼ変わりませんが、印象としては自慢しているところが強調されるので、皮肉なニュアンスが強い表現となります。
「自惚れ/己惚れ」
「うぬぼれ」と読みます。漢字表記よりも、ひらがなで表記することの方が多い言葉です。意味は「実際よりも自分自身が優れていると思い込み、それを誇ること」となります。「うぬぼれ」は四字熟語ではありませんが、「自画自賛」の類語として活用が可能な表現です。ただし、「自惚れ」は良いニュアンスで使うことは、「自画自賛」よりも難しいでしょう。
対義語にはどのようなものがある?
「自画自賛」の対義語にはどのようなものがあるでしょうか? 「自分で自分を見下す」という意味の「自己卑下」や、「自分で自分を批判する」という意味の「自己批判」などがあります。「自己卑下」は「じこひげ」、「自己批判」は「じこひはん」と読みます。自分を褒めたたえる「自画自賛」とは、正反対の意味となりますね。
英語表現とは?
英語で「自画自賛」を表現するには、こんな言葉があります。例えば、「praise oneself」「self-praise」「blow one’s own trumpet」などです。「praise oneself」は「praise」が「称賛」、「oneself」は「自分自身」という意味ですね。「self-praise」は「praise oneself」よりも形式ばった表現として使います。「blow one’s own trumpet」は、「自分で自分のトランペットを吹く」という直訳を転じて、「自ら自慢する」=「自画自賛」と同じ表現となります。
最後に
「自画自賛」について解説してきましたが、理解できましたか?意外と知らなかったこともあったのではないでしょうか。日頃から使いやすい言葉ですので、由来などを覚えると、より自信を持って場面に合わせて、使い分けることが出来ますね。
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