気付けば不調が見えてくる!『足裏からのメッセージ』を大切に
先日の記事で、ゾーンセラピーから生まれた「足相」、なかでも足の色に注目した健康診断法をお伝えしました。色のほかにも、線や質感など、足に表れるサインはすべて足相です。セラピストで足裏研究家の鈴木きよみさんによると、体調や心の状態が表れるこの「足相」は日々刻々とかなり早いスピードで変わるのだそう。
たしかに心身の状態は日によって全然違うし、アラフォーともなればジェットコースターのように起伏が激しく、しかもコントロールが難しいものですよね。そこで、自分の状態を把握する手段としておすすめしたいのが1日1回の足裏チェック。毎日見て触れていると、きっと「昨日とちょっと違う?」と気づくことがあるはず。それこそが、「心や体になにか変化が起きているという足裏からのメッセージ」なのだと鈴木さんは語ります。
ストレスが続いたときや便秘のとき、疲労がたまっているときは、不調のない日の足裏と比べると硬かったり、もしくはフニャフニャと弾力のない感触で、元気をなくしてしまっていることがわかるそう。
足は、私たちの重い体を常に支え続ける縁の下の力持ちのような存在。何気なく歩いているようでも、毎日足には動いたぶんだけの重さがかかっているため、人それぞれの歩き方や骨格のゆがみ、生活習慣はすべて、体を支えてくれている足に表れます。それだけでなく、足裏には内臓と関係の深い「ゾーン」があり、ときに目に見えない内臓の不調さえも表すほどに重要な部分なのです。
普段気にすることは少ないけれど、たくさんの負担がかかっている足。ゆっくりと手入れしてあげたいものですが、具体的に何をすればよいのでしょうか。鈴木さんに「お手入れ方法」を聞きました。
『顔を洗うように足を磨くと心と体がすっきり』
「何となく気持ちや体がスッキリしないと思うとき、私は顔を洗うように足を磨きます。伊勢神宮や出雲大社の近くの温泉浴場には、足を清めるためのお塩が置いてありました。太古の昔から、足は『気』の出入り口であると考えられています。
バスタイムにはぜひ足をやさしく包み込むようにマッサージしながら洗い、足の指の間の汚れもしっかりと落としましょう。時間があれば粗塩で足を磨くように清めると、足から体が軽くなるのがわかります。足は『気』の出入り口。邪気を払い、良い気を取り込むために、ぜひ顔を洗うように足を磨いてください。一日の疲れがスッキリして心と体が軽くなりますよ。」
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アンピール代表 鈴木きよみ 著/ワン・パブリッシング 刊
本体価格:1,300円
30年で30万人以上の足を見てきたセラピストであり、足裏研究家の鈴木きよみ先生独自の理論と技術である「きよみ式ゾーンセラピー(R)」。日々足裏をチェックし、変化が表れた場所をゾーンMAPと対応させ、ケアしていく健康メソッドを1冊の本に凝縮しました。
以上、鈴木さん流・足のお手入れ法についてお届けしました。生きていると、何もかも嚙み合わず上手くいかないと感じるときが必ずあるもの。そんなとき、足を粗塩で磨くというのは、すごく良い方法なのでは?と当記事ライターYは感じました。思い立ったらすぐ出来ることで、足はピカピカ、自己肯定感も生まれる上に気分転換にも最適です。さっそく粗塩を買いものリストに加えておきました! 皆さまも、日々縁の下の力持ちとして頑張っている自分の足をいたわってあげてくださいね。
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著者
鈴木きよみ
アンピール代表。セラピスト、足裏研究家。「癒しと温かな手の学校」校長。「有限会社オフィスキヨミ」代表取締役。「鈴木きよみクリニカルサロン」メインセラピスト。これまでに東京・自由が丘の地で30年に渡り、延べ30万人以上の足を診てきた臨床経験豊富なセラピスト。その臨床の中で培ってきた経験をベースに他にはみられない独自の理論と技術「きよみ式ゾーンセラピー」を確立。さらにその技術をもとに、2018年、100年時代を生きるための「足ウェルネス」を提唱。あくまでも現場のセラピーを中心に活動を行いながら、各企業でのセミナーやTVや雑誌など幅広い分野で活躍中。著書に『めん棒ゾーンセラピーですぐやせっ!』(学研プラス)、『下半身がミルミルやせるゾーンセラピー』(PHP 研究所)、『めん棒ダイエット』(リンケージワークス)他多数。[オフィシャルHP] kiyomi-suzuki.jp [インスタ]anpiel_kiyomi [YouTube] 足のひと 鈴木きよみ