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【目次】
猫が喜ぶハンモックの選び方
数ある商品の中から猫が喜ぶハンモックを選ぶには、どうしたらよいのでしょうか?せっかく買っても、サイズが合わなかったり、猫が使ってくれなかったりでは無駄になってしまいます。
猫用のハンモックを選ぶ際に気を付けたい、三つのポイントについてまずは解説します。
耐荷重で選ぶ
猫の体重は年齢や品種などによって異なるため、ハンモックの耐荷重を確認して選ぶことが大切です。小型や中型の猫であれば、耐荷重が8~10kgがおすすめです。大型の猫の場合は、10kg以上のタイプを選ぶと安心でしょう。体重を支え切れないハンモックを使用すると、思わぬ事故やけがにつながるリスクがあるので、注意が必要です。
成長に合わせて買い替えることもできますが、大きくなりそうな猫の場合は、最初から10kg以上のものを購入しておくと、長く使えるでしょう。
ハンモックの素材で選ぶ
猫用ハンモックは、素材の特徴で選ぶ方法もあります。耐久性が高く丈夫な「ポリエステル」は防水性に優れていることや、洗濯機で丸洗いできる商品を選べば清潔に保ちやすい点が魅力です。大型の猫など、体重が重めの猫にもよいでしょう。
「ボア」や「フリース」は保温性に優れているため、冬の寒い季節におすすめです。抜け毛が付きやすいというデメリットがありますが、洗濯機で洗える商品を選ぶと手入れが楽でしょう。毛が抜け変わるシーズンには、ほかの素材のものを使用することでも対策可能です。夏におすすめなのは、通気性のよい「メッシュ」です。伸縮性に優れていることや抜け毛が付きにくいのも特徴です。
「リネン」や「コットン」などは季節を問わずに使いやすく、吸湿性にも優れています。洗える商品も多いため、衛生的に使いやすいでしょう。
ハンモックのサイズで選ぶ
ハンモックのサイズは、快適さを重視して、猫よりも少し大きめのサイズを選びましょう。ただし、猫は狭い場所を好む性質があるため、大き過ぎると快適さに欠けてしまい、使ってくれない可能性もあります。猫が好む最適なサイズを選ぶのは難しいですが、普段どのような場所を好んでいることが多いのか観察してみるとよいでしょう。
また、設置場所によってもサイズが変わってきます。狭い場所に設置する予定なのに、それ以上のサイズのハンモックを購入してしまうと、設置ができません。どこに設置するのか考えてサイズを選ぶことも大切です。
猫ハンモックの種類は?
猫ハンモックには複数のタイプがあり、設置に適した場所など、特徴が異なります。それぞれの特徴を知った上で、どれが猫に合うのか、どれが自宅に設置するのに適しているかなどを考慮して購入すれば、お気に入りの猫ハンモックを購入できるでしょう。
ここでは、代表的な三つのタイプについて解説します。
吸盤で固定するタイプ
吸盤で窓などに固定するタイプのハンモックは、コンパクトでスペースを取らないため、置き場所に困ることがありません。強度に不安を感じる人もいるかもしれませんが、中には20kgまで耐えられるタイプもあります。
窓から外が見えるので、猫にとって退屈しない、楽しい空間になるのも魅力です。猫は日なたぼっこが好きなので、日差しが当たりポカポカと心地よく過ごせるのもおすすめポイントです。
ただし、窓のサイズによっては取り付けられないこともあるため、購入前に確認しましょう。また、商品によって耐荷重が異なるため、猫の体格に合わせた商品を購入することが大切です。
つるすタイプ
つるすタイプのハンモックは、取り付けが簡単にできるのが特徴です。キャットタワーやケージに引っ掛けるだけで使えるため、初めての人も戸惑うことなく設置できるでしょう。商品によっては、椅子やテーブルの下の空いたスペースに取り付けられるタイプもあります。場所を取らず、限られたスペースを有効活用したい人にもおすすめです。
ナスカン付きタイプは取り外しが簡単にできるため、日中は椅子の下、夜寝るときはケージの中など、そのときの状況によって設置場所を変えられます。4カ所で固定するデザインのため、引っ掛ける場所を確保してから購入しましょう。
据え置きタイプ
台が付いている据え置きタイプは、安定性に優れており、大型の猫にも安心して使えます。ハンモックから落ちるリスクも少ないため、床に置けば、高齢の猫でも昇り降りしやすく安全です。
また、デザイン性が高い商品が多く販売されている点も魅力です。部屋のインテリアにマッチするデザインやカラーのものを選べば、おしゃれなインテリアとしても活躍してくれるでしょう。ほかのタイプと異なり、置くためのスペースが必要なので、どこに置くかを決めてから買うと失敗を減らせます。
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おすすめ猫ハンモック「吸盤タイプ」
吸盤タイプの中から、デザイン性に優れた人気の高い商品を三つ紹介します。窓の側で日なたぼっこをしたり、外を眺めたりするのが好きな猫におすすめです。
K&H「イージーマウント ウィンドウベッド」
幅68.6cm・奥行15.2cm・高さ27.9cmの、ゆったりしたサイズのハンモックです。上部が大きく開いており、猫が昇り降りしやすいデザインになっています。
体重が9kgまでの猫に使えるので、普通程度の体格であれば使用できるでしょう。中に敷く柔らかなパッドも付属しているので、長時間でも快適に過ごせます。パッドは取り外して洗濯機で丸洗いができるため、清潔に保てるのもうれしいポイントです。
商品名:K&H「イージーマウント ウィンドウベッド」
日本育児 ペットセレクト「ひなたニャンコ」
体重が10kgまでの猫に使える「ひなたニャンコ」は、オリジナリティあふれる5種類のデザインから選べる商品です。猫が好む狭めの横幅にデザインされたタイプや、見た目のかわいい猫の顔の形をしたタイプなど、さまざまな形状からお気に入りのものを選べます。
デザインの異なる複数のハンモックを取り付けるのもおすすめです。インテリア性が増すだけでなく、猫にとって飽きない遊び場になるかもしれません。
グレーとブラウンの2色が展開されているので、家具などに合わせて選べるのも魅力です。専用のクッションが付いており、日なたぼっこをしながらふわふわとしたベッドでお昼寝もできます。
商品名:日本育児 ペットセレクト「ひなたニャンコ」
キャティーマン「絶景リゾートベッド」
「絶景リゾートベッド」は、体重10kg以下の猫に使えるハンモックです。幅70.5cm・奥行18.5cm・高さ25cmで、ゆったりとくつろぎながら外を眺められます。
半透明で猫の様子が見られるため、寝ている猫の様子を下から観察したり、かわいい肉球を見たりすることも可能です。ポリ塩化ビニル製なので、汚れが気になったら拭くだけでお手入れできます。
吸盤で取り付けるだけなので、成長に合わせて高さを簡単に変えられます。同メーカーの「リゾートテラス」と組み合わせると、ハンモックまでのステップとして使えて便利です。
商品名:キャティーマン「絶景リゾートベッド」
おすすめ猫ハンモック「つるすタイプ」
ケージの中や椅子の下など空いているスペースにハンモックを取り付けるなら、「つるすタイプ」がおすすめです。
の長さを調整できるタイプや通気性があるタイプなど、希望に合うものを選びましょう。
ケージの中でも「ネココ キャットハンモック」
キャットサークル・ケージ専用の商品で、体重が8kgまでの猫に使用できます。ナスカン付きでケージの中に簡単に取り付けられるハンモックです。
ベルトに付いているアジャスターで長さを調節でき、さまざまなケージにフィットしやすい仕様になっています。縦横40cmの正方形と比較的コンパクトなサイズなので、子猫に使用するにもよいでしょう。
生地はリバーシブルになっており、汚れが付きにくく手入れが簡単な生地と、保温性に優れ温かい生地で使い分けができます。
商品名:ネココ「キャットハンモック」
ベルト長さを調節可能「キティハンモックマット」
ナスカン付きで取り外しが簡単な「キティハンモックマット」は、ケージ専用のハンモックです。ベルトの長さを27.5cm~48cmまで調節可能で、さまざまな大きさや形のケージに取り付けられます。
幅45cm×奥行32cmとサイズは大きめですが、体重は5kgまでのため、多頭飼いの場合には注意が必要です。汚れが気になったらブラシでサッと毛を落としてあげるか、手洗いも可能なので衛生的に使用できます。
キャンバスとボア生地から選べるので、季節に合わせて使い分けるのもよいでしょう。どちらも部屋のインテリアの邪魔にならない優しいブラウンカラーなのもおすすめポイントです。
商品名:マルカン「キティハンモックマット」
通気性バツグン「猫 ハンモック」
爽やかなグリーンのカラーが目を引く、通気性や耐久性に優れているメッシュ生地のハンモックです。暑い夏はもちろん、オールシーズン快適に使えます。冬場は温かいマットを敷くと快適さが増すでしょう。
ケージだけでなく、ナスカンが引っ掛けられる場所であれば、椅子の下などにも簡単に取り付け可能です。コンパクトに折りたためるため、持ち運びや収納にも便利です。
幅53cm×奥行38cmの大きめのサイズで、10kgまでの猫に使えます。洗濯可能な上にメッシュ素材で乾くのが早いので、清潔に保てるのもメリットでしょう。
商品名:GKONG「猫 ハンモック」
おすすめ猫ハンモック「据え置きタイプ」
「据え置きタイプ」は、さまざまなデザインのハンモックが販売されているので、好みのものが見つかりやすいのが魅力です。
インテリア性の高いものや使いやすいものなど、人気商品を紹介します。
耐久性が高い「猫ハンモック」
独自の縫製技術を用いた耐久性の高さが特徴のハンモックです。幅55cm×奥行40cmとゆったりしたサイズで、9kgまでの猫に使えます。高さが19cmと低いので、老猫でも昇り降りしやすいでしょう。
コットン100%の生地なので、オールシーズン快適に使用できます。また、洗濯機で丸洗いが可能で、清潔に保てるのもおすすめポイントです。カラフルからシンプルまで、好みの生地が選べます。
商品名:ラムディ「猫ハンモック」
北欧デザインがかわいい「キャットラウンジ」
どんなインテリアにもなじみやすいナチュラル感のある木製のフレームと、北欧デザインの生地がかわいらしい商品です。安定性のあるしっかりとしたフレームで、体重9kgまでの猫に使えます。
縦横54cmの大きめサイズのポリエステル生地は、面ファスナーで簡単に取り外しができ、洗濯機で丸洗いが可能です。専用の替えカバーも販売しているので、洗い替えや季節に合わせて変更しても楽しめます。高さは17cmと低めなので、高齢の猫も昇り降りしやすいでしょう。
商品名:日本育児 ペットセレクト「キャットラウンジ」
ネコセカイ「MODERNO キャットハンモック」
丈夫でしなやかなことで知られているラタン製で、インテリア性に優れた美しいフォルムのハンモック。木製の持つナチュラルさや温かみのあるデザインが特徴です。
幅69cm×奥行51cmと広めに作られており、10kgまでの猫に使えます。コットンのマットだけでなくクッションが加わった二重構造になっているため、ふんわりとした柔らかな寝心地で、猫のお気に入りの場所になることでしょう。クッションはカバーが取り外せる仕様になっており、カバーのみ洗濯可能です。
商品名:ネコセカイ「MODERNO キャットハンモック」
猫ハンモックを手作りする方法
オリジナリティや自分の猫にぴったりのハンモックにこだわりがある人は、手作りにチャレンジしてみるのもおすすめです。簡単にできる方法を三つ紹介するので、好みに合わせて作ってみましょう。
また、手作りの場合には耐荷重の制限が不明確になるため、猫の安全性を確認し、様子を見ながら使用することが大切です。
フラワースタンドでお手軽ハンモック
猫の大きさに合うサイズのフラワースタンドを使えば、猫ハンモックを簡単に手作りすることができます。
まず、スタンドの円が大きい方に、扇風機カバーもしくは洗濯ネットを取り付けます。網の張り具合を猫の好みに合わせて調節可能なのがメリットです。洗濯バサミなどで何カ所か止めてから結束バンドで固定すると、ずれにくくなるでしょう。余った網を、スタンドの内側に巻くようにすると、強度が増します。余分な結束バンドをハサミで切れば、ハンモックの完成です。
暑い夏場でも風通しがよく、心地よく過ごせます。網の上に布をかぶせたり、クッションを敷いたりして使うことも可能です。
テーブル下やケージ内を活用
テーブルの下やケージ内などにつるすタイプのハンモックも、少ない材料で簡単に手作りができます。
まず、コットンやバスタオルなど好みの生地の四つ角にキリで小さな穴を開けましょう。穴に結束バンドを通して、テーブルの脚にしっかり固定すれば完成です。メッシュ生地を使えば、キリで穴を開けずに結束バンドが使えて便利です。
生地の四つ角にひもを縫い付けて、ひもとナスカンを結びケージに取り付ける方法もあります。取り外しが簡単にできるので、昼間は日の当たる場所に取り付けて使用することも可能です。
しっかりと縫い付けられていなかったり、結ばれていなかったりすると、猫が乗ったときに取れてしまうリスクがあるため、注意しましょう。
紙管なら100均でも入手可能
100円ショップで購入できる紙管8本と連結用部品4つを使っても、ハンモックが作れます。
まず、紙管2本に生地を通して固定し、生地で紙管を包むようにして縫い付けます。紙管から簡単に取り外しができるように、少しゆとりをもたせると、洗濯するときに便利です。紙管を連結用部品でつなげて正方形にし、脚の部分を付ければ完成です。
大きめの猫に使う場合は、重さに耐えられるようにさらに工夫することもできます。同様に、脚の下の部分にも紙管4本を使って四角く固定すれば、さらに頑丈になり安定性が増します。その場合は、全部で12本の紙管と8つの連結用部品が必要です。
猫がハンモックに乗ってくれない場合
猫がハンモックに乗ってくれないときは、どのような原因が考えられるのでしょうか。主な理由と、対処法について紹介します。
ハンモックに乗らない理由
理由の一つとして挙げられるのが、警戒心です。環境の変化に敏感な猫にとって、いきなり見たことがないものが置かれたことに警戒している場合があります。
また、ハンモックが大き過ぎることが原因の場合もあります。猫は狭い場所を好む性質があるため、大き過ぎると安心感が得られず心地よく過ごせないのかもしれません。
生地の素材が猫の好みでないことも考えられます。猫によって、心地よく感じる素材は異なります。飼い主が快適だと思っても、チクチクする、ゴワゴワするなどと感じていることがあります。季節によっては、暑過ぎる・寒過ぎるという理由でハンモックを使いたがらないことも考えられるでしょう。
設置場所の工夫
ハンモックが置かれている場所が、使いたがらない理由になっていることもあります。この場合は、設置場所を工夫するだけで、使ってくれるようになることもあるでしょう。
猫も人間と同じで、テレビの近くや人が頻繁に行き来する場所などでは、リラックスしてくつろげません。一般的に猫が好むのは、人目につかない静かで落ち着ける場所です。日当たりのよい窓際を好む猫も多いでしょう。ただし、猫によって異なるため、猫が日ごろどのような場所で過ごすことが多いのか観察してみるのがおすすめです。
また、設置されている場所が高過ぎて昇り降りが困難であるといったことも原因になります。年齢や体形を考慮する必要もあるでしょう。
匂い付けも効果的
猫は匂いに敏感なため、新しい匂いに警戒心を抱いてしまうことも珍しくありません。新しく購入したものには素材特有の匂いが付着していることがあり、それが使ってくれないことにつながっているケースもあります。
洗濯可能であれば、まず洗濯をしてから使用するようにしましょう。その際は、ペット用の洗剤などを使うと安心です。また、猫が普段使用しているクッションやブランケットなどを敷いてあげると安心して使ってくれることもあります。お気に入りのおもちゃを置くことでも、匂い付けの効果が期待できるので試してみましょう。
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