餅は餅屋とは専門家に任せるのが一番という意味!使い方を例文を使ってご紹介 | Domani

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2022.01.09

【餅は餅屋】はどんなシーンで使うのが最適?使い方や類義語を知って知識を深めよう

「餅は餅屋」とは、専門家にはかなわない、もしくは専門家に任せるほうがよいという意味の言葉です。具体的にどのように日常生活で使えるのか、例文を使ってみていきましょう。また、「海のことは漁師に問え」などの類義語や「猿も木から落ちる」などの反対語、由来についても詳しく解説します。

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「餅は餅屋」とは専門家に任せるほうがよいという意味

餅は餅屋」とは、餅は餅屋のものが一番美味しい、つまり、どんなことであれ専門家に任せるほうがよいという意味の言葉です。実際に餅を買うときに「餅は餅屋だから」と餅屋に行くこともありますが、時計を買いに時計屋に行く、着物を買いに着物屋に行くのように、餅以外のものを買うときでも使います。「餅屋は餅屋」も同じ意味の言葉です。

餅は餅屋

例えば以下のように使うことができるでしょう。

・今日の装いは特に素敵ですね!やはりスタイリストだけあって【餅は餅屋】ですね。
・このバゲットは本当に美味しい。スーパーで買うのとは違って、塩と小麦粉だけのシンプルな味わいだ。【餅は餅屋】とはよく言ったものだ。

【餅は餅屋】もちはもちや
餅は餅屋のついたものがいちばんうまい。その道のことはやはり専門家が一番であるというたとえ。餅屋は餅屋。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

「専門家にはかなわない」の意味でも使う

「餅は餅屋」という言葉は、専門家にはかなわないの意味でも使用することがあります。例えば以下のように使うときは、専門家にかなわないという意味です。

・朝から頑張ってお弁当を作ったが、仕出し屋が作ったお弁当にはかなわなかった。やはり【餅は餅屋】だ。
・私も少しはプログラミングのことは分かっているつもりだった。しかし【餅は餅屋】だ。プログラミングを大学院で専攻していた彼女の知識にはかなわない。

上方のいろはかるたに由来する

餅は餅屋」とは、江戸時代のいろはかるたの「も」に選ばれた言葉です。読み札には「もちはもちや」と記載され、取り札には「餅は餅屋」を示すイラストが書かれていたのでしょう。

なお、いろはかるたにはいくつか種類があり、「も」に餅は餅屋と記載されていたのは上方(京都)のかるたとされています。尾張のかるたでは、「も」に「桃栗三年柿八年」が選ばれていたようです。

「餅は餅屋」の類義語と反対語

「餅は餅屋」と似たような意味の言葉は多数あります。例えば、次の言葉は、餅は餅屋とよく似た意味で使われることがある言葉です。

餅は餅屋

・蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)
・芸は道によって賢し(げいはみちによってかしこし)
・海のことは漁師に問え(うみのことはりょうしにとえ)

また、餅は餅屋とは反対の意味を示す言葉もあります。よく使われる言葉としては次の2つを挙げられるでしょう。

・猿も木から落ちる(さるもきからおちる)
・左官の垣根(さかんのかきね)

それぞれどのように使うことができるのか、例文を挙げて解説します。

【類義語1】蛇の道は蛇

「蛇の道は蛇」とは専門家はその道をよくわかっているものだという意味です。

・どうやったらあの鉄壁の防犯対策をしている邸宅に盗みに入れるのか想像もつかない。【蛇の道は蛇】というから、刑事は元泥棒の彼に「どこから賊が侵入したと思うか」と尋ねてみた。

また、「蛇の道は蛇」という言葉は「同類の人は何をするのか推測できる」という意味でも用います。例えば次のように使えるでしょう。

【蛇の道は蛇】というから、彼と同じように育ってきた彼女に彼の心理状態を解説してもらった。生まれも育ちもまったく違う私には想像もできない。

なお、蛇(じゃ)とは大きなへびのこと、蛇(へび)は小さなへびのことです。つまり、大きな蛇が通った道は小さな蛇でもすぐに分かることから、似たような人や専門家がその境遇を理解できるという意味に使われています。

【類義語2】芸は道によって賢し

専門的なことはその道を歩んでいる人がよく知っているという意味で、「芸は道によって賢し」という言葉を使うこともあります。この場合、芸とは伝統芸能などを指すことも多いです。

例文を見てみましょう。

【芸は道によって賢し】という通り、小さなときから日舞を習っているからか、彼女の身のこなしは優雅で美しい。
・その発声法については、彼女に聞くとよいよ。【芸は道によって賢し】というように、彼女はもう10年も声楽を習っている専門家だから。

【類義語3】海のことは漁師に問え

分からないことはその道の専門家に相談するほうが良いという意味で、「海のことは漁師に問え」という言葉を使うことができます。例えば次のように使えるでしょう。

・数学が分からないときは、彼女に聞くと良いよ。【海のことは漁師に問え】というだろう?彼女は数学科を卒業しているから。
・せっかく旬の松茸をいただいたけれど、美味しい食べ方が分からない。【海のことは漁師に問え】というから、料理専門家である叔母に電話をかけて相談してみた。

似たような言葉に、次のものもあります。

・山のことは樵に聞け(やまのことはきこりにきけ)
・馬は馬方(うまはうまかた)
・田作る道は農に問え(たつくるみちはのうにとえ)

【対義語1】猿も木から落ちる

その道の専門家であっても、時には失敗することがあります。そのようなときは「猿も木から落ちる」ということわざを使うことができるでしょう。例文を見てみましょう。

【猿も木から落ちる】というけれど、あんなに賢いのにこんな初歩的なミスをしていてびっくりした。
・いつも完璧に答える田中さんが、まさかの誤答。【猿も木から落ちる】とはこのことだ。

【対義語2】左官の垣根

専門家が専門以外のことをしても失敗するという意味で、「左官の垣根」という言葉を使うことがあります。左官は壁を塗ることを専門とする職業ですが、どんなに熟練した左官であっても、垣根を作るのは専門外のことなのでうまくいくとは限りません。垣根を作るのは庭師などの専門家に任せるほうが良いでしょう。

・英語は得意だが、フランス語に関しては【左官の垣根】だ。

【餅は餅屋】の正しい意味を理解して日常で活用しよう

餅は餅屋」とは、専門家に任せるほうがよい、あるいは専門家にはかなわないという意味で使われます。「芸は道によって賢し」や「蛇の道は蛇」なども、似たような意味の言葉です。

餅は餅屋

また、「海のことは漁師に問え」や「山のことは樵に聞け」などの表現もしばしば用います。「餅は餅屋」はよく使う言葉なので、正しい意味を理解して使いこなせるようにしておきましょう。

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