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2024.03.13

【餅は餅屋】はどんなシーンで使うのが最適?使い方や類義語を知って知識を深めよう

【類義語2】芸は道によって賢し

専門的なことはその道を歩んでいる人がよく知っているという意味で、「芸は道によって賢し」という言葉を使うこともあります。この場合、芸とは伝統芸能などを指すことも多いです。

例文を見てみましょう。

・芸は道によって賢しという通り、小さなときから日舞を習っているからか、彼女の身のこなしは優雅で美しい。
・その発声法については、彼女に聞くとよいよ。芸は道によって賢しというように、彼女はもう10年も声楽を習っている専門家だから。

【類義語3】海のことは漁師に問え

分からないことはその道の専門家に相談するほうが良いという意味で、「海のことは漁師に問え」という言葉を使うことができます。例えば次のように使えるでしょう。

・数学が分からないときは、彼女に聞べきだ。海のことは漁師に問えというだろう?彼女は数学科を卒業しているんだ。
・せっかく旬の松茸をいただいたけれど、美味しい食べ方が分からない。海のことは漁師に問えというから、料理の専門家である叔母に電話をかけて相談してみた。

似たような言葉に、次のものもあります。

・山のことは樵に聞け(やまのことはきこりにきけ)
・馬は馬方(うまはうまかた)
・田作る道は農に問え(たつくるみちはのうにとえ)

【対義語1】猿も木から落ちる

その道の専門家であっても、時には失敗することがあります。そのようなときは「猿も木から落ちる」ということわざを使うことができるでしょう。例文を見てみましょう。

・猿も木から落ちるというけれど、あんなに賢いのにこんな初歩的なミスをしていてびっくりした。
・いつも完璧に答える田中さんが、まさかの誤答。猿も木から落ちるとはこのことだ。

【対義語2】左官の垣根

専門家が専門以外のことをしても失敗するという意味で、「左官の垣根」という言葉を使うことがあります。左官は壁を塗ることを専門とする職業ですが、どんなに熟練した左官であっても、垣根を作るのは専門外のことなのでうまくいくとは限りません。垣根を作るのは庭師などの専門家に任せるほうが良いでしょう。

・英語は得意だが、フランス語に関しては左官の垣根だ。

【餅は餅屋】の正しい意味を理解して日常で活用しよう

餅は餅屋」とは、専門家に任せるほうがよい、あるいは専門家にはかなわないという意味で使われます。「芸は道によって賢し」や「蛇の道は蛇」なども、似たような意味の言葉です。また、「海のことは漁師に問え」や「山のことは樵に聞け」などの表現もしばしば用います。「餅は餅屋」はよく使う言葉なので、正しい意味を理解して使いこなせるようにしておきましょう。

釣った魚を見せてくれる人

写真・イラスト/(C) shutterstock.com

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