余裕があり、人それぞれだと考えられる
2つ目は、気持ちに余裕があり、何事も「人それぞれ」だと考えられることです。愚痴を言わずに済む人は精神的な余裕があり、イライラしにくくてなにかあっても受け流せます。
また「相手も違った価値観を持っていて、自分の考えが絶対に正しいわけではないのだ」と考えられます。相手を尊重できるので、相手を自分の思うように変えようとするような、必要以上の干渉はしないのです。
愚痴は言わないほうがいいと思っている
愚痴を言わない人の3つ目の心理は、そもそも「愚痴は言わないほうがいい」と思っていることです。「口は災いの元」ということわざがあったり、引き寄せの法則が伝えられていたりなど、古くから悪いことは言わないほうがいいと考えられてきました。
子どもの頃から周りの人たちに「愚痴を言ってはいけないよ」と言われて育てられた場合や、愚痴を言っている人を身近に見て見苦しいと感じている場合などがこのケースに当てはまります。
愚痴を言わない人になる4つのメリット
愚痴を言わない人になれば、自分自身もネガティブな感情に振り回されにくくなり、周りからも好かれやすくなります。それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
自分の価値を下げずに済み、信頼される
愚痴を言わない人になる1つ目のメリットは、自分の価値を下げずに済むことです。悪口やネガティブなことを言っていると、知られたくない相手にも伝わってしまう可能性があります。上司や同僚から「あの人は愚痴ばかりだ」と思われてしまうと、自分の評価が下がってしまい、信頼関係が崩れてしまう可能性もあるでしょう。
自分自身の価値を下げず、信頼してもらえる人であり続けるためにも、愚痴を言わないほうが良いのです。
周りの人を不快にしない
2つ目のメリットは、周りの人を不快にしないでいられることです。愚痴を言っている人がいると、周りの人が話を聞くことに疲れてしまったり、場の雰囲気が悪くなってしまったりします。それが続くと「愚痴ばっかりだからあの人の相手は嫌だなあ」と思われてしまう恐れがあるのです。
愚痴を言わないで、ポジティブな言葉を使うようにしましょう。周りの人を不快にすることなく穏やかな雰囲気で過ごせるようになり、周りから好かれやすくなるというメリットもあります。
自分も悪口を言われにくくなる
3つ目は、自分も悪口を言われにくくなることです。愚痴を言わないようにしていると、周りから悪く思われることが少なくなります。
とくに自分のやるべきことができていないのに不平不満ばかりを言っている場合、周りの人たちからは「口ばっかりで何もしない人だな」と悪いイメージを持たれてしまいます。愚痴を言っていること自体に対して悪口を言われる場合もあるため、なるべく愚痴は言わないほうが良いでしょう。
悪いところが目に付きにくくなる
愚痴を言わない人になる4つ目のメリットは、周囲の悪いところが目に付きにくくなることです。愚痴ばかりを言っていると、「あれもいやだ、これもいやだ」と嫌な部分ばかりが目に付いてしまいます。愚痴を言ってストレス発散しているようで、実際には嫌なことばかりを考えるようになってしまいがちです。
愚痴を言わないようにしていると、悪いところや嫌なことが目に付きにくくなります。その分、自分自身が楽になれるという点もメリットの1つなのです。
愚痴を言わない人になる2つのデメリット
愚痴を言わない人になることにはメリットが多いですが、デメリットも2つあります。
ストレスがたまる場合もある
1つ目のデメリットは、ストレスがたまる場合もあることです。嫌に思っていることを自分の中だけでためておくと、もやもやした気持ちが残ってしまう場合もあるでしょう。
職場の問題であれば、パートナーや学生時代の友人など、まったく関係ない人に話を聞いてもらうことがおすすめです。または、ストレス発散方法を探すのもいいでしょう。
つまらない、怖いと思われる場合もある
デメリット2つ目は、周囲から「つまらない」「怖い」と思われる場合もあることです。基本的には愚痴を言わないようにしたほうが周りの雰囲気が悪くならずに好かれやすいものの、愚痴を言うことが好きな人からはつまらない人だと思われたり、聖人すぎて気味が悪いと可能性があります。
また「なにを考えているのか怖い」と深読みしすぎて悪く考えられてしまう場合も、相手によってはあるかもしれません。愚痴はなるべく言わないようにするものの自分の意見はちゃんと伝えるなどすれば、怖いと思われることはなくなるでしょう。
愚痴を言わない人になるための4つのポイント
愚痴を言わないようにすることは、愚痴が好きな人からはつまらないと思われるケースもあるものの、基本的には周りの人たちから信頼されて好かれる人になりやすいでしょう。愚痴を言わない人になるためのポイントをチェックしていきましょう。
愚痴を言っても状況はよくならないと理解する
1つ目のポイントは、愚痴を言っても状況はよくならないと理解することです。なにかいやなことがあると、ついつい愚痴を言いたくなってしまうもの。しかし、そこで愚痴を言っても一瞬すっきりした気がするだけで、解決にはなかなか結びつきません。愚痴を言うのではなく、どうしたら問題が解決できるのかを考えるようにしましょう。
嫌なことは紙に書き出してみる
愚痴を言わない人になる2つ目のポイントは、嫌なことは紙に書き出してみることです。愚痴を言わないようにするとストレスが溜まってしまうような人も、紙に書きだすことでストレス発散になります。そのうえ、周りの人たちに嫌な思いをさせずに済みます。
文字として書き出すと、客観的に見られるようになることもメリットです。表面的な気持ちだけではなく、なぜ嫌だと思ったのか、なにがストレスになっているのか、感情を深掘りしていくと自分の深層心理が理解できることもあります。
心にも時間にも余裕を持つ
3つ目は、心にも時間にも余裕を持つようにすることです。余裕がない状態では少しのことでも手いっぱいになって、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。心にも時間にも余裕を持てるようにすれば、たいしたことないことでイライラしてしまわずに落ち着いた対応ができるようになるでしょう。
夢や目標を持ち、ポジティブな考え方をする
4つ目のポイントは、夢や目標を持ってポジティブな考え方をすることです。不満ばかりが目に付くのは、現状ばかりに目がいってしまっているのかもしれません。これからどうしていきたいか、どうなりたいのかをイメージして、夢や目標を持つようにしましょう。
夢や目標があれば、後ろ向きな考え方ではなく将来のためにスキルアップなどを頑張れるでしょう。そうやってやるべきことをやっていると、日々の不満にばかり目を向ける時間がなくなっていきます。
心に余裕を持ち、愚痴を言わない人になろう
愚痴を言わない人は場の雰囲気を壊すことなく、周りの人たちに好意的に見てもらえる傾向があります。そのほかにも、自分も悪口を言われにくくなり、悪いところが目に付きにくくなるといった複数のメリットがあります。
嫌なことは紙に書き出してみること、心にも時間にも余裕を持つことなどのポイントを理解して、愚痴を言わない人を目指しましょう。
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