平年より寒い冬がくる!? 「冷えない体」づくりは早めに
まずはあなたの「冷え」をチェック!
肩こり、低血圧、生理痛…。いずれの症状も「冷え」からきている可能性は大。現代人の半分以上はからだが冷えていると言われている一方で、毎日の忙しさのなかで冷えは放っておかれがち。
2021年の冬は「平年よりも寒い」という予報もあって、なおさら気になるところ。慢性化したり、冷えが進んだりしてしまっては、美にも健康にも深刻な影響が。しっかり対策するためには、冷えを自覚することが重要です。まずは、からだの声に耳を傾けてみましょう。下のページのチェックでひとつでもあてはまる人は、からだが冷えている可能性が。すぐに対策を始めたいものです。
体を冷やす食べ物・温める食べ物をおさらい
冷えない体づくりの内側からの対策は、やっぱり食事から。常温以上の食べ物や飲み物を普段から意識してとることで、冷え対策につながります。食材は、寒い地方で採れたもの、冬のもの、色の濃いものなどを選ぶのがポイント。
野菜は玉ネギ、かぼちゃ、わらび、にら、小松菜、にんにくなど。果物はざくろ、あんず、くるみやなつめなどを積極的にとりましょう。からだを冷やす食べ物は、蕎麦、小麦、豆腐、タケノコ、ナス、トマト、ほうれん草、きゅうりなどがあります。ほかにも、よく噛んで食べることが冷えには効果あり。体を温める野菜を使ったお鍋もいいですね。
体を温め骨を強くする「くるみ」で食養生
寒い冬は肌の乾燥や運動不足も気になります。放っておくと筋肉や骨が弱り、歳を重ねるごとに影響も大きくなります。
そこで、くるみを積極的にとってみませんか。栄養価が高く、滋養強壮も期待できます。くるみは骨を強くし、からだを温める作用もある優秀な食材なのです。また、旬のりんごは消化機能や呼吸機能を助け、肌の乾燥を防ぐ役割もあります。寒い冬はくるみとりんごをとって、からだを内側から強くしましょう。
●小雪(しょうせつ)/運動不足に注意しつつ、冬の食材で栄養補給
部屋の温度を高くするだけでなく、根本となる冷えは内側から対策していくのがポイント。最近調子がよくない人は、まずは食事で体を温めることから始めてみませんか。忙しい中でも、からだの声を聞き逃さないで。滋味深い冬の食材を楽しみながら、寒い冬を乗り越えましょう。
情報提供/ワコール
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