【目次】
・そもそも「きな粉」ってどんな食材?
・きな粉に含まれる栄養と嬉しい効果
・きな粉を美味しく食べるおすすめレシピ
そもそも「きな粉」ってどんな食材?
炒った大豆を挽いたもの
きな粉とは炒って皮をむいた大豆を挽いた粉のこと。
大豆には青大豆と黄大豆がありますが、きな粉は一般的に黄大豆で作られたものを指すようです。
きな粉に含まれる栄養と嬉しい効果
大豆サポニンや大豆イソフラボン
きな粉には大豆サポニンや大豆イソフラボンが含まれているといわれています。
大豆サポニンには強い抗酸化作用があり、動脈硬化の予防やコレステロール値・中性脂肪を下げる働きが期待されているのだとか。
大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあるといわれ、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促し、美肌効果をもたらしてくれるそう。女性にとって嬉しい成分ですね。
食物繊維
きな粉には食物繊維も豊富に含まれているそう。
食物繊維はつい最近まで栄養のない〝食べ物のカス〟といわれ、栄養学的にはあまり重視されていなかったそうですが、現在は炭水化物、脂肪、タンパク質、ミネラル、ビタミン、に次ぐ『第六の栄養素』だと称されているのだそうです。
食物繊維は善玉菌の有効なエサとなるため、腸活にぴったりですね。
カルシウム
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骨や歯を作るミネラル、カルシウムもきな粉に多く含まれる栄養素のひとつ。
ただし、骨粗鬆症学会認定医 そしがや大蔵クリニック院長の中山 久德先生によると、カルシウムは吸収率が悪い栄養素なのだとか。
カルシウムを効率よく吸収させるためには、「クエン酸」や「ビタミンD」を一緒に摂ることがおすすめだそうです。
鉄
きな粉には鉄分も豊富に含まれているそう。
予防医療/栄養コンサルタントの細川モモさん曰く「日本人女性は鉄分が足りていなく、約4割が『貧血』を抱えている」のだとか。
鉄分が不足すると貧血を引き起こすだけでなく、皮膚炎が起きやすくなったり、寝起きが悪くなったりする可能性もあるそう。
女性はとくに、月経時の出血で貧血になりやすい人も多いそうなので、積極的に摂りたい成分のひとつです。
タンパク質
大豆タンパク質は、腹持ちがよく満足感を得られやすいといわれているそう。そのため間食に取り入れるのが推奨されています。
また、きな粉に含まれるサポニンやレシチンは、脂肪燃焼を促進する効果も期待されているそう。ダイエットの心強い味方になりそうですね。
きな粉を美味しく食べるおすすめレシピ
焼きバナナのきな粉がけ
バナナは焼くことでとろみが出て甘みが増すという特徴があります。そんなバナナには食物繊維とタンパク質を豊富に含むきな粉がピッタリ!
【作り方】
1. バナナを皮ごとアルミホイルで包み、オーブントースターで15分焼く。
2. 1を一口大にカットしお皿に盛る。
3. 2の上からきな粉を振りかけて完成!
きな粉がしっとりしたら食べごろです。
きな粉と黒みつのバナナ豆乳ヨーグルト
栄養管理のプロがおすすめする「腸活レシピ」!腸の働きが整えば自律神経も整ってくるといわれています。
【作り方】
1. バナナを薄い輪切りにする。
2. ソイビオ豆乳ヨーグルトを器に盛る。
3. 2に1をのせる。
4. 3にきな粉と黒みつをかけたら完成!