対義語は「やる気を削ぐ」「精気を奪う」など
「やる気を削ぐ」は、気力やモチベーションを失わせることを意味する言葉です。気力や体力を蓄えるという意味の「英気を養う」とは反対の意味であることがわかります。「上司のダメ出しが続いてやる気が削がれた」などと使います。
「精気を奪う」とは、気力や元気を奪うということです。「精気」とは人の生命を活動させるエネルギーのこと。「精気を奪われたようなうつろな目をしていた」というように使います。
「英気を養う」方法おすすめ4選
ここからは「英気を養う」ためのおすすめの方法4選をご紹介します。いずれも気力や体力を蓄え、あるいは回復させ、また元気に活動できるようになる方法です。下記の方法を組み合わせることで、効果が倍増するかもしれません。
自分にもっとも効き目のある方法を知っていると、心身ともに疲れてしまっても早く回復できるでしょう。
美味しいものを食べる
美味しいもの、自分の好きなものを食べるとストレス解消につながり、幸福感を感じられて元気になります。また、栄養たっぷりの食事を摂ることで体力を回復させられるため、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
仕事の合間のランチに好きなものを食べたり、おやつ休憩にちょっと贅沢なスイーツを食べたりするだけでも、「英気を養う」ことができるはずです。
しっかり睡眠をとる
十分な睡眠の確保は、健康に生活するための基本です。たっぷり眠ることは、心身の疲労回復に繋がります。
質の良い睡眠をとるために自分に合った高さや材質の枕を選んだり、布団やマットにこだわったりすることもおすすめです。寝るときにリラックスできるアロマを炊いたり、心地よい音楽をかけたりするのもいいでしょう。
旅に出る
日常を離れて旅に出るのも、リフレッシュして「英気を養う」のに効果的です。旅先で美しい自然や風景を眺めたり、その土地ならではの美味しい料理を食べたりと、五感を満足させることで疲れた心と身体を癒やすことが可能です。
忙しくて旅に出る時間も余裕もない!という人にこそ、「英気を養う」方法として旅に出ることをおすすめします。
何もしない日をつくる
「英気を養う」ために、何もしない日をつくることも重要です。元気なときの休みの日にあれこれ予定を詰め込むのは良いのですが、疲れを自覚しているときには逆効果になる可能性があります。
あえて何もしない、何も考えない日を確保することで、身体と脳を休めましょう。たまにはひたすらボーッと過ごす日があっても良いはずです。
英気を養うの英語表現
「英気を養う」の英語表現をご紹介します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
take a rest
「英気を養う」はリフレッシュしたり休養をとったりして体力や気力のコンディションを整えることですから、「休養」という意味の「rest」を使って「take a rest」で表現できます。またgoodをつけて「take a good rest」で「ゆっくり休んでください」と伝えることで英気を養ってほしい気持ちを強調しても良いでしょう。
rest
【休む】自〈人などが〉(活動を中断して)休む,休息[休憩,休養]する
〈引用(小学館 プログレッシブ英和中辞典)より〉
recharge (one’s) batteries
「recharge (one’s) batteries」は「充電する」「休息を取る」という意味をもつ熟語です。例えば「私は英気を養うためにたくさん食べた」と伝えたい場合は「「I eat a lot to recharge my batteries.」で伝わります。
recharge
〈電池・バッテリーを〉再充電する
〈人の〉元気[健康,体力]を回復させる
〈引用(小学館 プログレッシブ英和中辞典)より〉
refresh
「再び元気にする」「(飲食物・休養などで)元気[活気]づける」という意味を持つ「refresh」は、日本語の文章でもよく使われる表現ですので、覚えておきやすいでしょう。日本語でも「英気を養う」をカジュアルに言いたい時に「リフレッシュしてきた」や「リフレッシュしてきて」と言うように、英語でも同じニュアンスで使うことができます。例えば「サウナに行って英気を養った」と伝えたい場合は「I refreshed myself at the sauna」と言うと良いでしょう。
refresh
〈人(の身心)を〉再び元気にする(解説的語義)
(飲食物・休養などで)元気[活気]づける,さっぱり[気分一新]させる≪with,by≫,〔refresh oneself〕元気を取り戻す;自元気を回復する;(元気づけに)飲食する,一杯やる
〈引用(小学館 プログレッシブ英和中辞典)より〉
疲れやストレスを感じたら英気を養おう
疲れやストレスが溜まってきたと感じたら、しっかりとリフレッシュして英気を養いましょう。仕事でも勉強でもスポーツでも、常に全力で取り組み続けることはできません。適切なタイミングで十分に休養をとることで、再び頑張る活力がうまれるはずです。
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