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2023.11.30

【烏瓜(カラスウリ)】とはウリ科の植物|緑のカーテンや食用など、4つの活用法をチェックしよう

「烏瓜」とは、ウリ科の植物です。由来は名前にあるカラスから来ています。この記事では、「烏瓜」の花言葉や育て方、活用法を紹介します。

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「烏瓜」とはウリ科の植物

烏瓜」とは、ウリ科カラスウリ属の植物です。蔓性の多年草とされています。辞書には、以下のように解説されています。

〈烏瓜〉ウリ科の蔓性の多年草。山野に生え、巻きひげで他に絡みつく。葉は手のひら状に浅く裂ける。雌雄異株。夏の夕方、花びらの縁が糸状に裂けた白い花をつけ、実は楕円形で赤く熟す。塊根からとるでんぷんは天瓜粉の代用。たまずさ。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

烏瓜

野山に自生して、周囲の木々に蔓を這わせながら大きくなります。開花して実をつけるサイクルを2年以上繰り返し、基本的には毎年同じ場所で育つのが特徴です。

烏瓜」は、実が有名で秋になると楕円形の真っ赤な実ができます。熟したものは苦味が増すため、食用には向いていないとされています。花も咲きますが、一夜花と呼ばれ夜のうちしか咲きません。

「烏瓜」の由来はカラスが関係している

「烏瓜」の由来には、動物のカラスが関係しています。カラスが「烏瓜」の実を食べることが由来とされていますが、実際にはカラスは「烏瓜」を好んで食べるわけではありません。「烏瓜」は、事実と異なる内容が由来として広まってしまいました。

「烏瓜」の由来には他の説もあり、「烏瓜」は葉が大きくなるため、周りの木々の日光を遮断して枯らしててしまうことから「枯らすウリ=カラスウリ」とされています

他にも「烏瓜」の別名である「唐朱瓜」の「唐朱」が中国では「朱墨」という意味で使われ、カラスの色と似ているから「カラスウリ」とされる説もあります。「烏瓜」の由来にはさまざまな説があることを知っておきましょう。

「烏瓜」の花言葉

「烏瓜」の花言葉は、以下の3つです。

・よき便り
・誠実
・男嫌い

花言葉にある「よき便り」は、種の形が結び文に似ていることから花言葉とされました。「誠実」は、夜が来るまで咲かずにじっと待っている様子から来ています。「男嫌い」も花の特性から来ています。太陽を避けるように咲いているため、太陽を男に見立てて「男嫌い」という花言葉が付けられました。

「烏瓜」の育て方

「烏瓜」は、以下の5つのポイントを押さえて育ててみましょう。難易度はそれほど高くないとされています。

烏瓜

・植え付けは5〜6月
・日当たりの良い場所に植え付ける
・水やりは表面の土が乾いたら
・肥料は秋に実をつけた後に腐葉土を混ぜる
・緑のカーテンにしない場合は、適度に選定する

「烏瓜」は、大きめのプランターに植え付けて日当たりの良い場所に置くのがおすすめです。ただし乾燥には弱いので、こまめに土の様子を見て、乾いていたら水やりを積極的に行いましょう。

肥料は、実を付けてからがおすすめです。腐葉土をたっぷりと混ぜたものにすると、来年の「烏瓜」の成長を助けてくれます。緑のカーテンにしない場合には、他の木々の邪魔にならないように適度に剪定して光が入るようにしましょう。

「烏瓜」の活用法4つ

ここからは、「烏瓜」の活用法4つをご紹介します。

烏瓜

1.料理をして食べる
2.緑のカーテンにする
3.金運が上がるお守りにする
4.生薬として活用する

「烏瓜」は、実や蔓を有効活用できる植物です。どのように活用すればいいのかわからない場合は、以下を参考にしてみてください。

料理をして食べる

1つ目の「烏瓜」の活用方法は、料理をして食べることです。食用には向かないと前述しましたが、工夫をすれば食べられます。活用例は以下です。

・熟した実:シロップやはちみつ漬けにする
・熟す前の実:茹でてお吸い物やみそ汁の具にする
・葉っぱ:和え物にする

熟した実は苦味があるため、生食では食べられません。シロップやはちみつで漬けて、甘くしてから食べましょう。

熟す前の実は、苦味が無いので、子どもでも食べられます。お吸い物やみそ汁、漬物にするといいでしょう。また、葉っぱも美味しく食べられる部分です。和え物にするときは茹でて使ってみてください。

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