Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE雑学

2022.02.10

【苧環】は何と読む?花の名前だけではなく、和菓子や料理の名前でもあるんです

「苧環」とは青色や紫色をしたキンポウゲ科の多年草の名前です。花の名前以外にも麻糸を空洞のある玉状に巻いたもの、枝も葉もない枯れ木など、複数の意味があります。「苧環」の正しい読み方や花言葉、育て方とともに、花の名前以外のいくつかの意味もご紹介します。

Tags:

「苧環」とはキンポウゲ科の多年草の名前

苧環」はキンポウゲ科の多年草で、日本に自生もしていますが、古くから観賞用としても栽培されてきました。

【苧環:おだまき】
キンポウゲ科の多年草。ミヤマオダマキから栽培改良されたもの。高さ20~30センチ。全体に白粉を帯び、葉は長い柄をもち、扇形の小葉からなる複葉。初夏、青紫色または白色の花を下向きにつける。花びら状で同色の萼(がく)があり、花びらの基部は距(きょ)となって曲がる。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

苧環

苧環」は北アメリカ大陸やユーラシア大陸、日本など北半球に自生する多年草です。高さは10センチから70センチくらいが一般的で、種類によってかなり幅があります。長い茎の先に4~5センチの花を10輪ほど咲かせます。

花びらのように見えている部分は実はガクで、花はそのガクの内側にある白い部分です。

「苧環」の読み方と名前の由来

苧環」の読み方は「おだまき」です
麻糸を紡いで、中が空洞になっている玉状に巻いた「苧環」と、花が内側に曲がって空間ができている状態とが似かよっていることから、この名前がつけられました。

「苧環」は「糸繰草(いとくりそう)」とも呼ばれています。この糸繰りも「苧環」と同じように紡いだ糸を巻きつけた糸巻きのことを表しています。

花の名前以外の「苧環」の意味

「苧環」には花の名前以外にもたくさんの意味があります。そもそもこの花の名前の語源となっている「苧環」は麻糸を空洞のある玉のように巻いたもののことです。この麻糸を巻いてある苧環は「おだま」とも呼ばれています。

苧環

餡 が入った求肥飴 (ぎゅうひあめ) の表面にそば粉でたくさんの筋をつけた和菓子も、「苧環」と呼ばれていますうどんが入った茶碗蒸しとして有名な「小田巻蒸し」も略称は「おだまき」です。

「糸掛貝」という名前の巻き貝も別名は「苧環」です。

この他にも紋所の名前として「苧環」が使われています。また、枝も葉もない枯れ木のことを「苧環」と呼びます。さまざまな意味があるので、文章の中で使われている時には前後の文脈から判断しましょう。

花の色によって変わる「苧環」の花言葉

苧環」全般としての花言葉は「愚か」「必ず手に入れる」ですが、花の色によって花言葉の意味が違います。赤い「苧環」の花言葉は「心配して震える」です。ヨーロッパでは赤い「苧環」が捨てられた恋人を表す印であることから、この花言葉がついたとされています。

紫色の「苧環」は「勝利への決意」で、白い「苧環」は「あの方が気がかり」という意味があります。色によってまったく意味が異なるので、注意しましょう

「苧環」の特徴

「苧環」は北アメリカ、ユーラシア、日本など北半球の温帯地域に約10種が分布している多年草です。初夏から晩夏にかけて、花を咲かせます花の色は紫色や青色が一般的ですが、現在では品種改良によって白やピンクなど、さまざまな色の花があります

苧環

花に見える部分はガクで、ガクの内側にある白い部分が花です。品種によって草の高さにはかなり幅があります。

「苧環」は栽培改良された花

苧環」は山野草としても原生していますが、現在栽培されているほとんどの「苧環」は栽培改良されたものです。「苧環」は日本原産のミヤマオダマキとヨーロッパなどを原産とする西洋オダマキがあり、西洋オダマキは品種改良されたものが多い傾向があります。

改良されたことによって、ピンク、赤、白など、色のバリエーションも増えています。花の咲き方も「大輪咲き」「八重咲き」など、多彩です。

「苧環」の育て方

苧環」は種から育てる場合には、採種して冷蔵庫に保管しておいた種か市販の種を使って、4~6月もしくは9~10月にかけて種まきをします。小粒の赤玉土に種が重ならないようにまくのがポイントです。苗から購入して鉢植えや庭に植えて栽培する楽しみ方もあります。

苧環

基本的には丈夫な花ですが、土が乾燥しないように水やりをしっかりすることと、直射日光に当てすぎないように注意することが必要です。次の文章で栽培に適している場所、苗の植え方・育て方・増やし方について詳しく解説していきましょう。

「苧環」に適した環境とは

苧環」の栽培に適しているのは日当たりの良い場所です。ただし夏の直射日光は葉が焼けてしまう原因となるので、注意が必要です。一日中日が当たっているベランダに出しておくのは避けてください。直射日光の当たらない明るい場所が理想です。

「苧環」は冬には根のみになって、土の中で越冬します。寒さには強い植物ですが、土が凍結してしまうと、根もダメになってしまいます。凍結しないように、わらを敷くなどして防寒対策をとってください。

「苧環」の苗の選び方と植え方と増やし方

「苧環」を苗から購入する場合には、下の葉が変色していない元気な株を選びましょう。早く花を楽しみたい場合には、花芽の状態を見て、花芽が上がっている株を選ぶことをおすすめします。

種から育てている場合は、芽が出る前の2月ころに植え付けをするといいでしょう。直接、地植えする場合には水はけの良い場所を選びます。夏の直射日光にはあまり強くないので、時間帯によって日陰となる場所を選ぶと良いでしょう。

根は真下に向かって伸びるので、鉢植えをする場合には深めのものを選びます。また、根をいじらないように気を配ることが必要です。根についた土ごと、植えるのがいいでしょう。複数の種類の「苧環」を地植えしている場合には、交雑しやすいので、注意してください。

苧環」を増やすには種まきと株分けの2つの方法があります。株分けは芽が出てくる前の2月~3月にかけて行いましょう。株を手、もしくははさみで分けます。その際に株に菌が入らないように注意して、殺菌剤や癒合剤を使用します。

読み方と特徴を知って「苧環」に親しもう

苧環」はキンポウゲ科の多年草で、「おだまき」と読みます。もともと日本を含む北半球に自生していまたしが、改良品種された花もたくさんあり、カラフルな色をした花を楽しむことができます。

苧環

「苧環」は花の名前以外にも、麻糸を中が空洞になった玉状に巻いたものや和菓子の名前、茶碗蒸しの名前や枝も葉もない枯れ木という意味もあるので、この言葉が出てきた時には注意が必要です。前後の文脈から判断します。

園芸用の「苧環」は比較的に簡単に栽培できるので、生活の彩りとして親しんでみるのもいいでしょう。

こちらの記事もおすすめ!

【葭簀(よしず)】とはヨシで作ったすだれのこと!一般的なすだれとの違いは何?
【ラベンダーの花言葉】とは?育て方のポイントとラベンダーをもっと楽しむ活用法

写真・イラスト/(C) shutterstock.com

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事