Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE雑学

2022.02.28

【未来永劫】とは無限に長い年月のこと!使う際は大げさに聞こえないように注意

「未来永劫」は、果てしなく続く長い年月を意味します。先の見えない将来を思い描く際にも用いられ、歌のタイトルなどに登場する言葉です。「未来永劫」の正しい意味や言葉の成り立ち、類義語・対義語、使い方のポイントをご紹介します。

Tags:

「未来永劫」の意味

未来永劫」とは、これから先に続く果てしなく長い年月を意味します。「未来永劫」の読みは、「みらいえいごう」ですが「みらいようごう」と読まれる場合もあります。

未来永劫

デジタル大辞泉に記載されている意味も併せて確認しておきましょう。

【未来永劫】みらいえいごう
これから先、無限に長い年月にわたること。みらいようごう。「戦争の苦しみを―忘れない」

(引用〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)

言葉の意味をより詳しく理解するために、「未来」と「永劫」の2つの単語に分けて意味をご紹介します。

「未来」の意味

多くの人が将来を表す言葉として未来を認識しています。しかし、未来という言葉には、次の3つの意味があるとされます。

1.将来、これから先に起こること
2.来世、後世、死後の世界(仏教用語)
3.これから実現するものとして述べる語法(西欧語の文法用語)

未来永劫」の四字熟語のなかでは、未来はご紹介した意味3つの内1番目の、これから先の将来という意味で用いられています。

「永劫」の意味

「永劫」とは、極めて長い年月を意味する仏教用語です。それぞれの漢字に分けて意味を確認すると「永」は限りがないこと、「劫」は終わりの見えない長い時間を意味します。

これら2つの語を組み合わせた「永劫」は、限りなく終わりがないように感じられる長い時間を表すようになりました。「劫」の意味する気の遠くなるような長い時間は、鶴が羽で岩山をなでて少しずつ削り取られてなくなっていくまでにかかる時間に例えられます。

羽のような柔らかい物質で岩を削るのは、実質難しいことから、途方もなく長い時間を必要とするのが分かります。

「未来永劫」の由来は仏教語の「劫」

「永劫」の意味をご紹介する際にも触れましたが、「劫」は仏教にルーツを持つ言葉です。そして、「未来永劫」という言葉自体が、「劫」というキーワードに由来しています。

仏教用語としての「劫」は「こう」と読まれ、とてつもなく長い時間を意味しています。「劫」は、仏教における最長の時間を表す単位です。

未来永劫

ちなみに「劫」という言葉を含んだ「億劫」という単語も仏教から生まれたもので、終わりの見えない「劫」の1億倍の長い時間を表します。時間がかかるため気乗りしない、面倒くさいという現在の意味で使われるようになりました。

「未来永劫」の類義語・対義語

表現をより詳しく理解するために、類義語・対義語を学ぶのも有効です。類義語と対義語、それぞれ3つずつ表現をご紹介します。

未来永劫

【類義語】
「未来永永」「生生世世」「天長地久」

【対義語】
造次顛沛」「電光石火」「一朝一夕」

類義語や対義語を知れば、言い換えや否定をする際に役立つでしょう。各表現のニュアンスをしっかり把握することが欠かせません。

類義語は「未来永永」「生生世世」など

途方もなく長い時間を表す「未来永劫」の言い換え表現として、次の3つの言葉をご紹介します。

・「未来永永(みらいえいえい)」:果てしなく永遠に続く時間
・「生生世世(しょうじょうよよ、しょうじょうせせ、しょうじょうぜぜ)」:人が生まれ変わって経験する多くの世、いつまでも
・「天長地久(てんちょうちきゅう)」:変化のない天と地のようにいつまでも続くこと

対義語は「造次顛沛」「電光石火」など

果てしない時間を表す「未来永劫」の対義語は、とても短い一瞬、月日を意味する言葉です。3つの対義語をご紹介します。

・「造次顛沛(そうじてんばい)」:とても短い時間
・「電光石火(でんこうせっか)」:とても短い時間、素早い行動
・「一朝一夕(いっちょういっせき)」:わずかな月日

時間の単位に差はあれど、どの表現も「未来永劫」とは対照的に短い期間を表します。

「未来永劫」の使い方と例文

将来と、とてつもなく長い時間が組み合わさった「未来永劫」は、これから先のことについて計画を話したり、意見を述べたりする際に利用できます。お祝いの席や、ビジネスシーンでも用いられる表現です。

未来永劫

「未来永劫」を実際の生活の中で自然に使いこなせるように、例文もご紹介します。表現を使う際に気を付けたいポイントも押さえておきましょう。

先のことについて話す時に使う

「未来永劫」は、かしこまった式典のようなお祝いの席や、これからの決意や抱負を述べる際に相性がいい言葉です。「未来永劫」は、単に長い時間という表現に比べると、少し大袈裟なニュアンスが含まれるため、使うシーンには注意が必要です。

ビジネスシーンで取引条件を提示して、相手に承諾をもらおうとする場合に「未来永劫、御社以外とは契約をいたしません!」などと宣言してしまうと、少しオーバーな印象になるかもしれません。

反対に、打消しの形であれば、日常でも頻繁に使われています。

「未来永劫」を使った例文

それでは次に、将来のことを述べる用法と、打消しでの用法の両方を例文で確認してみましょう。

【例文】
この契約がまとまる日は、【未来永劫】来ないと思っていました。
・おふたりの仲睦まじい関係が、【未来永劫】続くことをお祈りいたします。
・【未来永劫】発展を続けるには、日々絶え間ない努力が求められるだろう。
・【未来永劫】続く組織には、指揮を執るリーダーの存在が欠かせません。

まとめ

「未来永劫」とは、果てしなく続く長い時間を表します。仏教の中で時間を表す最長の単位である「劫」が、言葉の由来となっています。

未来永劫

将来を意味する「未来」と、長い時間を意味する「永劫」が組み合わされた熟語で、これから先のとても長い時間という意味が強調された表現です。

とてつもない時間を形容する「未来永劫」は、少し大袈裟な表現に聞こえてしまう点に注意が必要です。おめでたいお祝いの席では問題ありませんが、ビジネスシーンなどで連発してしまうと、口先だけの人だと思われてしまう可能性があります。

打消しの形であれば、「未来永劫」を気軽に日常でも利用できるでしょう。仏教にルーツを持った「未来永劫」を自然に使いこなせるようになれば、普通に長時間と表現するよりも、相手に与える印象をアップさせられるはずです。

こちらの記事もおすすめ!

【後悔、先に立たず】は過去と未来両方に使える言葉!類義語と対義語も押さえておこう
【アンケート調査】「自分と向き合う」ためには?みんなが実践している方法を聞いてみた

写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事