青天の霹靂
2つ目の類語は「青天(せいてん)の霹靂(へきれき)」です。「青天の霹靂」の意味は、「思いがけなかった事態によって突然衝撃を受けたこと」です。また、「急に起こった変動や大事件」という意味もあります。
「霹靂」とは雷のことを指しており、晴れ渡った空に突然雷が起こって驚くことからきている言葉です。「青天」ではなく「晴天の霹靂」と書いてしまうと誤りのため、注意しましょう。
思いがけず
3つ目の類語は「思(おも)いがけず」です。また、「思い掛けず」とも書きます。以前は、「おもいかけず」とも使われていました。
副詞として使われる言葉で、「予期していなかったのにも関わらず」、「思いがけなく」、「予想していない出来事に出会うさま」という意味です。「期待はしていなかったのに」という意味もあり、「思いがけず活躍した」、「思いがけず賞をもらえた」などと使われます。
【目次】
まとめ
「藪から棒」とは、前触れもなく、突然物事をおこなうさまを指す言葉です。由来となったのは、草木が生い茂っている藪からいきなり棒を突き出されて、大変驚いてしまったという話です。たまに「藪から蛇」という言葉を使っている人もいるようですが誤りのため、「藪から棒」もしくは「藪蛇」と、自分の伝えたいことにあった言葉に直しましょう。
「藪から棒」が持つ意味やその言葉ができた背景、類語などを確認し、正しく使えるようになりましょう。
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