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2022.01.26

「明鏡止水」の意味や読み方とは? 由来や使い方、類語・対義語を解説【今さら聞けない四字熟語】

座右の銘としてもよく使われる「明鏡止水」とは、なんのわだかまりもなく、澄みきって静かな心の状態のことを表す言葉です。今回は、「明鏡止水」の意味や読み方、例文や類語を解説します。

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「明鏡止水」の意味や読み方とは?

「明鏡止水」という言葉を聞いたことはありますか? 座右の銘としてもよく知られる四字熟語ですが、正しい意味はわからないという方もいるかもしれません。そこで今回は、「明鏡止水」の意味や使い方、類語・対義語、英語表現などをまとめて解説します。この機会に「明鏡止水」の意味を押さえて、座右の銘にしてみてはいかがでしょうか。

明鏡止水

意味や読み方

明鏡止水」とは、「めいきょうしすい」と読みます。意味を辞書で調べてみると、以下の通りです。

曇りのない鏡と静かな水。なんのわだかまりもなく、澄みきって静かな心の状態をいう。(<小学館デジタル大辞泉>より)

明鏡」とは「曇りのない鏡」のことで、仏性や知恵にたとえられます。「止水」とは、「流れないでじっととどまっている水。たまり水」です。このことから、邪念がなく、心がすっきりとしている様子を表す四字熟語となります。ちなみに、澄みきった水を表すことから「日本酒」の銘柄にもなっているんです。

由来

「明鏡止水」の由来は諸説ありますが、「淮南子(えなんじ)」という、中国の思想書に「明鏡」と「止水」が記されています。「澄みきったもの」という似た意味を持つ2つの言葉を組み合わせて、のちに「明鏡止水」という四字熟語が生まれたとされています。

また「明鏡止水」は、座右の銘としてもよく選ばれます。先入観や固定概念に縛られず、清らかな気持ちで物事に向き合えば、仕事のパフォーマンスもアップしそうです。また、澄みきった気持ちを指すことから、武道やお稽古などで「明鏡止水」を座右の銘にする方もいます。

使い方を例文でチェック!

それでは、「明鏡止水」の例文を見ていきましょう。

明鏡止水

1:無心に書を書いているときはまさに明鏡止水の心境だった

「明鏡止水」は、「明鏡止水の心境」というように使われます。心の状態を表す言葉なので、「〜の心境」「〜の気持ち」という言葉が付けられます。心の中に雑念がなく、クリアな状態で物事に向き合っているときは、まさに「明鏡止水の心境」といえるでしょう。

2:今までの悩みは一気に消え、明鏡止水の境地に達した

「明鏡止水」は、「〜の境地」という言い方をすることもできます。前述の通り、「明鏡」は仏性や知恵にたとえられます。今まで心の中を曇らせていた悩みや煩悩が消え、霧が晴れたような悟りの境地に近い感覚といえるかもしれません。

3:師匠は明鏡止水の心で望めば上達すると教えてくれた

「明鏡止水」は、剣道の用語としても使用されます。曇りのない落ち着いた心で相手の動きを見れば、相手の隙が見えてくるという意味です。集中して物事に取り組めば、それだけ結果はついてくる、ということとも捉えられます。

類語や言い換え表現とは?

澄んだ心を表す「明鏡止水」の類語には、美しい響きをもつ類語がいくつもあります。主な四字熟語を3つ紹介します。

明鏡止水

1:光風霽月

光風霽月」とは、「こうふうせいげつ」と読みます。意味は、「性格がさっぱりとしていて、わだかまりがないこと」です。「光風」とは「晴れあがった春の日にさわやかに吹く風」のこと。「霽月」とは、「雨が上がったあとの月」です。のちに転じて、曇りがなくさっぱりとした心境を表す言葉となりました。

《例文》
・B君は光風霽月な性格なので生徒会長にぴったりだ。

2:虚心坦懐

虚心坦懐」とは、「きょしんたんかい」と読みます。辞書によると、意味は以下の通りです。

何のわだかまりもないすなおな心で、物事にのぞむこと。また、そのさま。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「虚心」は、「素直であること」。「坦懐」は、「心が広く、物事にこだわらないこと」を指します。

《例文》
・部活動の仲間同士、虚心坦懐に話し合った。

3:晴雲秋月

晴雲秋月」とは、「せいうんしゅうげつ」と読みます。「純真で汚れのない心のこと」です。「晴雲」は「晴れた空に浮かぶ白い雲」、「秋月」は文字の通り「秋の空に浮かんだ月」を表します。美しい自然の様子を人の心に重ね合わせた言葉です。心が清らかなさまが「明鏡止水」と共通しています。

《例文》
・子供の目はキラキラとしていてまさに晴雲秋月だ。

対義語とは?

続いて、「明鏡止水」の対義語を見ていきます。「澄みきった心」の反対の意味の言葉にはどのようなものがあるのでしょうか。

明鏡止水

1:疑心暗鬼

疑心暗鬼(ぎしんあんき)」は、日常生活で時折耳にする言葉でしょう。意味は以下の通りです。

うたがう心が強くなると、なんでもないことが恐ろしく感じられたり、うたがわしく思えたりする。(<小学館デジタル大辞泉>より)

元は「疑心暗鬼を生ず」という言葉から生まれた四字熟語です。心の中に不安や嫉妬心が渦巻いていると、些細なことでも疑ってしまう人間の気持ちを表しています。

《例文》
・Aちゃんは彼氏が浮気しているのではないかと疑心暗鬼になった。
・何にでも疑心暗鬼になる前に相手のことを信じてみたらどうかと上司に言われた。

2:意馬心猿

意馬心猿」とは、「いばしんえん」と読みます。言葉の意味は以下の通りです。

仏語。馬が奔走し猿が騒ぎたてるのを止めがたいように、煩悩・妄念などが起こって心が乱れ、抑えがたいこと。(<小学館デジタル大辞泉>より)

澄みきった心を表す「明鏡止水」とは、正反対の言葉ですね。自分の激しい感情に振り回されて、制御が効かない様子が伝わってくるようです。

《例文》
・ものを盗むことは犯罪であることがわかっていながら、意馬心猿の気持ちを抑えることができなかった。
・意馬心猿の状態で全く作業が進まなかった。

英語表現は?

「明鏡止水」に近い表現としては「calm and clear」があります。「calm」は「落ち着く」、「clear」は「綺麗」という意味です。

《例文》
・She became calm and clear in her heart.(彼女は明鏡止水の心境になった)

最後に

「明鏡止水」の意味や使い方、類語・対義語などについて解説してきました。 「明鏡止水」は、「なんのわだかまりもなく、澄みきって静かな心の状態」のこと。明鏡止水の気持ちでいれば、マイナスの感情や固定概念に縛られることなく、柔軟な考え方ができそうです。清らかな気持ちで毎日を過ごしたい方は「明鏡止水」を座右の銘とするのもよいでしょう。

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