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2022.02.07

残り湯での洗濯は水道代の節約になる?メリット・デメリット、やり方やポイントまで解説

 

残り湯で洗濯をする方法にはさまざまなメリットがありますが、注意したい点もあります。デメリットを知らないと思わぬ失敗をしてしまい、結局は洗濯をやり直すことになりかねません。残り湯を洗濯に使う際のポイントを見ていきましょう。

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残り湯で洗濯するといくら節約になる?

水道代を節約するのに役立つ、ごく一般的な方法の一つが「残り湯での洗濯」です。実際にどの程度の節約効果が見込めるのかなど、残り湯で洗濯するメリットについて解説します。

残り湯 洗濯 節約 メリット

年間で4000円以上の節約にも

水道代は地域によって異なりますが、1Lあたりの水道代を0.24円(※)、1回の洗濯に使う水量を約100Lと仮定しましょう。

残り湯は、全ての工程に使用するのではなく「洗い」のときに使用することが基本です。洗いに50Lを使用している場合、1回あたりの水道代は「0.24×50L=12円」となります。1回あたりはそれほどでもないと感じるかもしれませんが、毎日洗濯をすると「12円×365日」で年間4380円もの金額になります。

子どもの人数が多い家庭や、部活動などで洗う洋服の量が多い家庭は、1日に数回の洗濯をすることを考えると、さらに多くの節約になるのです。

(※)東京都水道局 平成24年度生活用水実態調査をもとに算出

参考:節水について | よくある質問 | 東京都水道局

賢い節約生活を始めよう|基本から費目別の節約ポイントを解説|Domani

汚れが落ちやすいというメリットも

子どもの衣類に付着した泥汚れや、食べこぼしの汚れがなかなか落ちず、苦労している人は多いでしょう。残り湯を使って洗濯をすると、洗剤に含まれる酵素が活性化し汚れが落ちやすくなるというメリットがあります。

皮脂汚れは「40℃以上」のお湯で洗うと、落としやすくなります。水道水を温めようとするとそれだけ多くの燃料費がかかりますが、残り湯を使用すればわざわざ温める必要がなくなり、コストを抑えられるのです。

また、水道水の洗濯で顆粒タイプの洗剤を使う場合、溶け残った洗剤が衣類に付着したままで着用すると、肌荒れを起こしたり、洗剤の洗濯効果を十分に発揮できない可能性があります。まだ温かい残り湯を使用することで、洗剤が水に溶けやすくなる点もメリットといえるでしょう。

残り湯の洗濯のデメリットは?

残り湯を使うと水道代を抑えられるだけでなく、洗濯物の汚れがよく落ちるなどのメリットがある一方で、デメリットも存在します。どんなことに注意すればよいのか見ていきましょう。

残り湯 洗濯 デメリット

洗濯物を傷めてしまう可能性

洗濯物の素材によっては、お湯を使うと縮んでしまうことがあります。「ナイロン」や「ポリエステル」は、熱に弱いので注意しましょう。

また、ニット類をお湯で洗うと、質感が変化したり繊維が潰れてフェルト状になってしまうこともあります。洗濯表示でお湯がNGになっているニットは、残り湯での洗濯が適しません。

綿素材や濃い色が使われた生地は、色落ちする可能性がある点も押さえておきましょう。色落ちすると、ほかの洗濯物に「色移り」する心配があります。

どのような素材の洋服であっても、衣類の洗濯表示タグを見て、お湯が使えるかどうか確認してから洗うことが大事です。

時間が経ったお湯は汚い場合も

残り湯は清潔とはいえないので、衛生面を気にする人にとってはデメリットです。入浴後、時間が経つにつれて雑菌の数はどんどん増えていきます。

衛生面を重視するなら、残り湯を放置せず速やかに洗濯に使うこと・きれいに体を洗ってから入浴することを意識しましょう。残り湯に含まれる汚れは、人の肌に付着している「皮脂の汚れ」がメインです。

洗濯洗剤は皮脂汚れや雑菌を除去してくれるので、それほど神経質になる必要はありませんが、極端に汚れたお湯を使うことは洗濯といえども避けた方が無難です。できるだけきれいな状態の残り湯を使い、衛生面の不安を減らしましょう。

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