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2022.01.30

日本の刀剣「薙刀」の歴史とは? 特徴や使い方、種類、薙刀部について解説

 

4:巴形薙刀(ともえがたなぎなた)

小ぶりな「静形薙刀」に対し、「巴形薙刀」は刃の幅が広く、反りが深い「薙刀」です。江戸時代に、女性用に作られたもので、別名「女薙刀」。こちらは、木曾義仲のめかけ・巴御前(ともえごぜん)が持っていたことが、名前の由来といわれています。

女子に人気の「薙刀部」とは?

「薙刀」を題材にした漫画『あさひなぐ』の映画化がきっかけで、「薙刀」を知った方も多いのではないでしょうか? 高校入学をきっかけに「薙刀部」に入部した主人公が、“強い女”を目指し、「なぎなた」に励む青春物語です。人気アイドルの乃木坂46のメンバーが出演をつとめたことでも話題になりましたよね。

ここでは、「なぎなた」の競技について詳しく説明していきましょう。「なぎなた」では、本物の「薙刀」ではなく、竹刀のような「薙刀」、もしくは木刀を使います防具は、剣道と似ていますが、すねあてを装着することや、面垂れ(面から肩に垂れ下がっている部分)が短いのが特徴です。

薙刀

基本動作には、「構え」と、「体さばき」があります。「構え」は、攻撃や防御をするための動作のことで、「上段」「中段」「下段」「八相」「脇」の5つが基本。「体さばき」は、移動や打突の時に用いる足の運び方のことで、「送り足」「歩み足」「開き足」「踏みかえ足」「継ぎ足」などがあります。これらの基本動作を組み合わせて、技や打突を繰り出していくのです。

「なぎなた」の競技には、試合と演技の2つがあるので、それぞれのルールを紹介しましょう。試合は、防具を身につけ、決められた部位(面、小手、胴、すね、咽喉)を打突して競います。3本勝負のうち、2本先取したほうが勝ちです。剣道などのように、相手の動きを見ながら打突の瞬間を狙い、タイミングよく技を繰り出すことが求められます。

演技は、防具は身につけず、決められた形や技を2人1組で披露するもの。空手の形をイメージするといいでしょう。技の美しさだけでなく、演技者の発声や呼吸、2人の気持ちがうまく合っているか、見る人にどれだけの感動を与えることができたかなども判定基準です。

最後に

一度は衰退したものの、剣道や柔道と並ぶ武道として、人気再熱中の「薙刀」。武道に共通する、カッコよさや凛とした佇まいが、多くの人を引きつける魅力なのかもしれません。ぜひ一度、漫画や映画などで「薙刀」の世界に触れてみてはいかがでしょうか。

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