箪笥などに取り付ける箱を意味する例文
机や箪笥などに取り付ける箱という意味の例文をいくつかご紹介します。
【例文】
・ずっと見つからなかった子供のころのアルバムが、実家の箪笥の【抽斗】から発見された。
・整理整頓をしている暇がなく、【抽斗】の中は乱雑を極めている。
・家中の【抽斗】を開けて調べたが、探し物は見つからなかった。
・できるだけ【抽斗】がたくさんついている箪笥が欲しいと注文しておいた。
・大事な書類は鍵のついている【抽斗】に保管している。
知識や経験のたとえを意味する例文
知識や経験があるというたとえに使う場合、例文は以下の通りです。
【例文】
・あの俳優は【抽斗】が多いため、どんな役でもこなすことができる。
・彼はさまざまな経験をしているので、会話の【抽斗】が多い。
・【抽斗】が豊富な彼女は、誰といても話を盛り上げることができる
・【抽斗】の多い人になるには、日頃から本を読みニュースを見るなど、知識を増やすことが必要だ。
・私は【抽斗】が少ないために、気の利いた会話をすることができない。
・「抽斗が多い」というのは、まるで頭の中にたくさんの【抽斗】を持っているように見えるからだ。
【目次】
まとめ
「抽斗」という言葉は、「抽」と「斗」それぞれの漢字の意味に由来しています。「ひきだし」という読み方は漢字本来の音ではなく、熟字訓というものです。一文字ずつ分けて読むことはできず、「抽斗」をひとつの言葉として考えます。
「抽斗」は机や箪笥に取り付ける箱という意味のほか、豊富な知識や経験を持っていることのたとえとしても使われます。「抽斗が多い人」といった使い方をするものです。例文も参考に、「抽斗」の意味を正しく覚えましょう。
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