カロリー制限は不要!「ゆるやかな」糖質制限とは?
たんぱく質や脂質はたっぷり食べよう
すっきりボディを手に入れるには、カロリーよりも糖質を抑える。こんな説が、最近は主流になりつつあります。そこで注目したいのが、血糖値を上げる要因となる「糖質」を抑え、たんぱく質と脂質はたくさん食べる「ゆるやかな」糖質制限です。
人間に必要な栄養素のなかでも、エネルギー源となるのが、「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」。そのうち「炭水化物」の中身は、「糖質」と「食物繊維」で、そのうち「糖質」が血糖値を上げる原因。ごはんやパン、麺類だけでなく、根菜やフルーツ、はちみつなどにも糖質が多く含まれています。
こうした食材さえ摂りすぎなければ、カロリーを気にする必要はなし。ダイエットへの思い込みを、今こそ変えるときかも!?
大人の女性にこそ糖質制限は大事です
糖質制限は、ダイエットだけでなく生涯健康でいるために、今から意識的に取り入れたい習慣です。糖質の摂りすぎによる高血糖は、肌の老化に影響を与えたり、歳を重ねていくにつれて骨折しやすくなる原因にもなるのだとか。妊娠期であれば、糖質制限によって妊娠糖尿病を防ぐことができ、内臓脂肪がつきやすい更年期なら健康的に痩せることができるそう。ほかにも、認知症の予防にもなるといわれています。
あなたの糖質依存度をチェック!
ダイエット専門医によると、「BMI(肥満度を表す体重指数)は普通」で「見た目は太っていない」のに内蔵脂肪が多いという人にも、糖質制限が有効だといいます。こんな「隠れ肥満」の人たちの多くが陥っている「糖質中毒」。実は知らないうちに進行している可能性もありそうです。
たとえば、「甘いものを食べはじめるとやめらなれない」「日中に疲れが出てしまう」などが、糖質中毒の症状。下のページにあるセルフ診断で、いくつ当てはまるか見てみましょう。糖質は血糖値を上昇させ、脳内にドーパミンという物質を放出し、幸福感をもたらします。が、血糖値が急降下したあとはまた糖質が欲しくなるという中毒状態に。こんな連鎖を早く断ち切ることが、ヘルシーなダイエットといえそうです。
カロリーではなく、糖質を意識してみる。夜食やデザートを控えてみる。無理なくできることから始めましょう。寒くて運動量が減りがちな冬こそ、内側から健康で美しいボディづくり、始めてみませんか。
情報提供/ワコール