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2023.12.07

【狂喜乱舞】の正しい意味は? 類義語と対義語もチェック!

「狂喜乱舞(きょうきらんぶ)」という言葉をご存知ですか?とても喜んでいることを表す、四字熟語として用いられていますが、どんな意味をもつ言葉なのでしょう。本記事では「狂喜乱舞」の言葉の意味はもちろんのこと、その由来や使い方の例文、類義語について解説していきます。

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「狂喜乱舞」とは思わず踊ってしまうほど大喜びすること

狂喜乱舞(きょうきらんぶ)」とはとても嬉しい時に使われる言葉です。文字からもどれほど喜んでいるのか伝わってきますよね。では実際、「狂喜乱舞」にはどのような意味があるのでしょうか。「狂喜乱舞」の意味や由来を正しく理解して、日常的に使っていきましょう。

狂喜乱舞

「狂喜乱舞」の意味

まずは「狂喜乱舞」の意味について解説します。まず「狂喜」とは、文字通り狂おしいほど喜んでいるという意味です。そして「乱舞」とは、踊り狂う様を意味しています。つまり、「狂喜乱舞」とは、思わず小躍りするほど大いに喜ぶことを意味します。

「狂喜乱舞」の由来

「狂喜乱舞」は、この上なく嬉しい出来事に直面した者が、思わず踊り喜んだことが由来となっています。「狂喜」は狂おしいほどに大喜びすることを指し、「乱舞」は入り乱れて踊ることを意味しています。2つの言葉を組み合わせることによって、「狂喜乱舞」が生まれました。

「狂喜乱舞」の類義語・対義語は?

激しく喜んでいる姿を表す「狂喜乱舞」の類義語、対義語にはどんなものがあるのでしょうか。日常的に使われるものから、あまり目にしたことがないようなものまでさまざまです。早速見ていきましょう。

「狂喜乱舞」の類義語と対義語
  1. 「狂喜乱舞」の類義語
  2. 「狂喜乱舞」の対義語

狂喜乱舞

「狂喜乱舞」の類義語

「狂喜乱舞」の類義語である四字熟語には、以下のようなものがあります。

・有頂天外(うちょうてんがい)
・喜躍抃舞(きやくべんぶ)
・歓喜鼓舞(かんきこぶ)
・欣喜雀躍(きんきじゃくやく)

有頂天外」とは、夢中になって我を忘れるといった意味で使われる言葉です。「有頂天」という少し短くした言葉のほうがよく知られていますね。「喜躍抃舞」は、大いに喜ぶこと、「歓喜鼓舞」は、思い切り喜ぶことを意味しています。そして、「欣喜雀躍」は良い出来事が起こって、非常に喜ぶといった意味があります。

「狂喜乱舞」の対義語

「狂喜乱舞」の対義語には、以下のような言葉があります。

・茫然自失(ぼうぜんじしつ)
・意気消沈(いきしょうちん)
・顔面蒼白(がんめんそうはく)
・怒髪衝天(どはつしょうてん)

茫然自失」とは、ぼんやりと気が抜けた様を表した言葉です。「意気消沈」は勢いがなくなってしまう様を、「顔面蒼白」は青ざめている様を表しています。激しく怒ることを表す「怒髪衝天」も、「狂喜乱舞」の対義語です。

「狂喜乱舞」の使い方は?

では、日常で「狂喜乱舞」という言葉を使う場合は、どのような使い方をすれば良いのでしょうか?ここでは、「狂喜乱舞」の使い方として、文章の中で使う場合の例文と、会話の中で使う場合の例を紹介します。例文とともに覚えておくことで、日常的なやり取りの中であっても、違和感なく「狂喜乱舞」という言葉を使えるようになるでしょう。

狂喜乱舞

「狂喜乱舞」の例文

文章の中で「狂喜乱舞」を使う場合には、以下の例文を参考にしてください。

・子供の誕生日プレゼントに、欲しがっていたゲームを渡したら【狂喜乱舞】していた
・大会の予選を通過できて【狂喜乱舞】しそう
・福引きで1等の温泉旅行が当たっ他ので、【狂喜乱舞】した

例文のように「狂喜乱舞」は、自分自身の喜びだけでなく、他の誰かの様子を伝えるシーンでも活用できる表現です。

会話のなかで使う場合

では日常会話の中で「狂喜乱舞」を使う場合には、どのような使い方をするのでしょう。以下の会話例を参考にしてください。

Aさん「この前、行きたかったアイドルのコンサートに行ってきました」
Bさん「よかったですね。どうでしたか?」
Aさん「コンサートも最高でしたが、最後に握手までできたんですよ!」
Bさん「それは【狂喜乱舞】するような時間だったでしょうね。」

「狂喜乱舞」をもっと詳しく知ろう

「狂喜乱舞」という言葉をより深く理解するために、熟語に関連した豆知識や、出典、漢字の難易度について解説します。言葉に関する細かな知識を知ることで、会話や文章のなかでスムーズに使うことができるようになるでしょう。

狂喜乱舞

「狂喜乱舞」の出典

残念ながら、狂喜乱舞の出典は未だ詳しくわかっていません。文献によると「狂喜」は、幕末頃の時点ですでに使われていた表現です。当時の政治家、矢野龍渓の著書である『経国美談』のなかで「狂喜」という文言が発見されました。「乱舞」は鎌倉時代初期に書かれた『曽我物語』にて、すでに文言が記されていたと確認されています。

漢字の難易度

「狂喜乱舞」という漢字の難易度はどの程度なのでしょうか。ここでは、難易度の基準として、漢字検定の階級を用いて説明します。「狂喜乱舞」という四字熟語は、漢字検定の4〜6級で登場する言葉です。学習する学年に置き換えると、小学校高学年から、中学校とされています。決して難易度の高い言葉ではないため、日常でも気軽に使ってみてください。

まとめ

「狂喜乱舞」という四字熟語について解説しました。「狂喜乱舞」は、喜びのあまり、我を忘れて踊ってしまう様を表した言葉です。最大限に喜んでいることを伝えるには最適な熟語ではないでしょうか。また言葉自体も広く知られているため、普段の会話などでも、違和感なく活用できそうです。本記事でご紹介した例文を参考に、どんどん使ってみてください。

狂喜乱舞

写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

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