三国一の果報者
「果報者(かほうもの)」というのは、幸せ者という意味です。つまり、「三国一の果報者」は、「世界で一番の幸せ者」という意味になります。
「三国一」の類語や言い換え表現は?
世界一
昔、三国(大和・唐・天竺)が全世界を表していたことから、現代の「三国一」は、「世界一」ということになります。
天下一
「天下一」も「世界一」と同じように、昔の「三国一」と同じ意味で使うことができます。
宇宙一
子ども同士の会話で登場することのある「宇宙一」という言葉も、現時点では「世界一」と同じ意味で使われます。ただ、現代の私たちが室町時代の「三国一」を狭い見識と感じるように、もしかしたら数世紀後の人類から見ると、「宇宙一」というのは、また違った意味になるかもしれません。
現代の女性が言われて嬉しい誉め言葉は?
今では女性に「三国一の花嫁」という褒め言葉を使うことは、あまりないように思われます。では、現代の女性が言われて嬉しい褒め言葉とは、どのようなものでしょうか。言われて嬉しい褒め言葉は沢山ありますが、一部を紹介しておきます。
一緒にいると楽しい
「一緒にいると楽しい」は、外見ではなく内面を評価された言葉と捉えられ、男女どちらから言われても嬉しい言葉です。
肌がきれい、髪がきれい
同性に言われて嬉しい褒め言葉が「肌がきれい」、「髪がきれい」など、手のかかる普段のお手入れの結果が褒められた言葉です。女性同士だからこそわかる、日頃の努力の結果に対する褒め言葉なので、言われると日頃の頑張りが報われた気がします。
あなたには何でも話せる
包容力や安心感がある人に対してでないと、「何でも話せる」とは思いませんよね。相手から信頼されているということが伝わる「あなたには何でも話せる」は、言われたら嬉しい言葉です。
「三国一」を英語で表現すると?
現代で「三国一」は「世界で一番」という意味です。ここでは、大和、唐、天竺を表す英単語は使わず、「世界一」という意味の英語表現を紹介しておきましょう。
「He’s the best figure skater in the world」(彼は世界一のフィギュアスケーターだ)
「the best 〇〇 in the world」で、「世界一の〇〇」と表せます。「best」の後に続く単語を変えることで応用できますので、この表現を覚えておくと便利です。
最後に
最近ではあまり耳にしなくなった「三国一」。「世界一」という意味だと知っていると、万が一結婚式の披露宴などでおじいちゃんおばあちゃんから「三国一の花嫁さん!」と言われた時にも、褒められているということが伝わりますね。今ではあまり使われなくなった昔の流行り言葉も、年配の人や地方では今でも使うことがありますので、コミュニケーションのためにも、理解しておくといいでしょう。
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