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2022.02.15

「奇天烈」の意味や語源とは? 使い方や類語、当てはまる人の特徴を解説

「奇天烈」という言葉、どことなく不思議なイメージを持つ言葉ですね。なんとなく意味は想像できても、詳しい意味は知らないという方も多いのではないでしょうか? 今回はそんな「奇天烈」を取り上げて、言葉の意味や使い方を解説します。

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「奇天烈」の意味や語源とは?

奇天烈

■意味

奇天烈」とは、「きてれつ」と読みます。意味は以下の通りです。

非常に風変わりであるさま。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「奇天烈」とは、「とても不思議なこと」「非常に奇妙なこと」という意味があります。普通でないことや、普段なかなかみられない珍しい物事に対して使われる言葉です。大抵は「奇妙奇天烈」というように、言葉のはじめに「奇妙」をつけて使われることが多いですね。

■語源

とても不思議な響きを持つ「奇天烈」という言葉ですが、詳しい由来は定かではありません。ただし、「奇天烈」という言葉を辞書で調べてみると、式亭三馬が著した滑稽本『浮世床』に「きてれつ」という文字が見られることから、江戸時代には使われていた言葉であるようです。

使い方を例文でチェック!

現代では使われる機会の少ない「奇天烈」という言葉ですが、どのような使い方があるのでしょうか。一緒にチェックしてみましょう。

奇天烈

1:狐にばかされたなんて奇天烈な話もあるものだ。

「奇天烈」は、不思議な話や出来事に使われます。頭で考えてもわけがわからず、首をひねってしまうような不思議なことを目にして「奇天烈なこともあるものだ」というような状況です。

2:男たちは酔っ払って、奇妙奇天烈な踊りをし始めた。

「奇天烈な踊り」といった表現もあります。酒に酔っ払って踊り出したり、おかしなポーズをとったりすることも「奇天烈なこと」の一つかもしれません。

3:その子供は奇天烈な発想ばかりするので、将来発明家になるかもしれない。

「奇天烈」は、一般の人が思いつかないような突飛な発想にも使われます。藤子・F・不二雄の漫画『奇天烈大百科』の主人公はキテレツと呼ばれ、発明好きの少年です。他の人がやらないことを行う少し変わった人物に「奇天烈」はぴったりな表現かもしれません。

類語や言い換え表現とは?

「奇天烈」のように「不思議なこと」を表す言葉には、独特な類語がいくつもあります。ここでは代表的な言葉を4つピックアップしました。詳しい意味をみていきましょう。

奇天烈

1:奇妙

「奇天烈」の言葉の前につけられることが多い「奇妙」も類語の一つです。意味を辞書で確認してみましょう。

1 珍しく、不思議なこと。また、そのさま。2 風変わりなこと。また、そのさま。3 非常に趣・おもしろみ・うまみなどがあること。また、そのさま。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「奇妙」も「奇天烈」と同じく「不思議なこと、風変わりなこと」という意味があるようです。変わった態度をとる人のことを「奇妙な人」といったりしますよね。一点異なる点は、「面白みや趣がある」という意味があることです。

おかしいなと思いつつも、どこか味わい深さがあったり、目が離せない不思議な魅力を持つことも「奇妙」なことの特徴といえるでしょう。ちなみに「奇妙奇天烈」は、「不思議なこと、風変わりなこと」を強調した言葉であるといえますね。

・科学では説明できない奇妙な現象が街で起こっている。

2:珍妙

珍妙(ちんみょう)」も、不思議な響きを持つ言葉ですね。意味は以下の通りです。

《珍しくてすぐれている意から》かわっていておかしいこと。また、そのさま。(<小学館デジタル大辞泉>より)

珍妙」は、「一風変わっていて、滑稽であること」を表す言葉です。「珍」は、「珍しいこと」「異様であること」。「妙」には、「不思議なこと」という意味以外に「優れていること」「きわめて良いこと」という意味があります。常人がなせる技ではなく、どこか神がかっているような不思議な出来事を指す言葉なのです。

・その俳優は珍妙な演技をすることで人気がある。

3:摩訶不思議

「摩訶不思議(まかふしぎ)」の意味は、以下の通りです。

非常に不思議なこと。また、そのさま。(<小学館デジタル大辞泉>より)

どんなに考えてもわけがわからないことを「摩訶不思議だ」といったりしますね。「摩訶は本来仏語で、「大きいこと」「優れていること」を指す言葉です。他の言葉の上につけて美称として用いることが多いようです。そのため、「摩訶不思議」とは、不思議なことを強調した表現であるといえるでしょう。

・なんとも摩訶不思議な事件だ、と刑事たちは首をひねった。

4:面妖

面妖(めんよう)」の意味は、以下の通りです。

[名・形動]不思議なこと。あやしいこと。また、そのさま。[副]どういうわけか。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「面妖」も「不思議なこと」という意味です。現代ではあまり使われない古風な表現ですが、時代劇や歴史小説では、不思議なことが起きた時に「はて、面妖な」というセリフとして登場します。

・同じ顔の人が二人もいるなんて面妖なこともあるものだ。

英語表現とは?

「奇天烈」の英語表現は、「strange」です。「strange」には、「不思議な」「奇妙な」という意味があるので、先述した類語の英語表現にもなりますね。正体が不明で、説明しにくいことや、異様に見えるものに対して使われる言葉です。

・a strange agent(奇妙な人)
・strange garments(一風変わった服装)
・It is strange that she has not come(彼女が来ないなんて不思議だ)

最後に

「奇天烈」とは、「非常に風変わりであるさま」です。科学では説明できないような不思議な出来事に対して使われます。「奇天烈」のように「不思議なこと」を表す言葉に様々なバリエーションがあることも日本語の面白さですね。「摩訶不思議」や「面妖」など、ちょっと変わった言葉の意味も、この機会に覚えてみてはいかがでしょうか?

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