トイレ掃除は毎日するべき?
仕事に育児に、毎日忙しく過ごすワーママにとって、トイレの掃除は後回しになりがちな場所の一つともいえます。
とはいえ、トイレは毎日使用する場所ですから、きれに保ちたいと願う人は多いことでしょう。トイレ掃除は毎日した方がよいのでしょうか。
毎日するのが吉!
トイレ掃除は、少しの時間でよいので毎日行うのがベターです。こまめに汚れを落とすことで、こびり付いてなかなか落とせないといった事態を防ぐことができます。
トイレ内の全ての箇所を毎日掃除する必要はありません。限られた場所だけでよいので、1日5分さっと掃除する習慣を身に付けましょう。
トイレ掃除で金運が上がる?
一説によるとトイレの神様として知られる「烏枢沙摩明王(うすまさみょうおう)」は、トイレが清潔だと、運気上昇のご利益を授けてくださるといわれています。
パナソニックの創業者である松下幸之助さんが、仕事と同様にトイレ掃除をとても大切にしていたことや、ほかの著名な経営者も自分でトイレ掃除を行うなどしていたことから、「トイレ掃除をすると金運が上がる」といわれるようになりました。
掃除を行うことでトイレがきれいになり、家族が気持ちよく使えるだけでなく、金運UPもかなうのであれば、毎日のルーティンにトイレ掃除を入れるのも悪くないのではないでしょうか。
毎日行いたい!トイレ掃除の手順
日々忙しいワーママにとって、毎日のトイレ掃除は大変な作業です。
毎日でも取り入れやすい「5分で終わる」簡単なトイレ掃除の方法を紹介します。慣れてくれば、よりスピーディーに掃除ができるようになるはずです。掃除の手順を解説します。
1.レバーやドアノブなどを拭く
トイレ掃除はまず、便器以外の「壁」や「ドア」の掃除から行います。ドライタイプのフロアシートまたは、固く絞った雑巾、トイレ除菌シートを用意しましょう。
壁やドアの上の方から拭きはじめ、徐々に下に向かって拭いていきます。中途半端な位置や下から掃除を始めてしまうと、ホコリや汚れが落下して二度手間となってしまいます。必ず上から下へを意識して行いましょう。
「ドアノブ」や「便器の操作スイッチ」など、人の手が触れる場所のほか、ホコリのたまりやすい「ペーパーホルダーの上」や「手すりの溝」も意識して拭き上げるようにします。
2.便座を拭く
続いて、便器の掃除に移っていきます。トイレ除菌シートを用意して、便座のフタ・便座の表側・下側・裏側・フチ周りの順に拭いていきます。
汚れの少ない箇所から多い箇所の順に拭いていくのがポイントです。便器と接する部分や、表裏の境目は細かい汚れがたまりやすいので、丁寧に拭いていきましょう。
3.便器内をブラシで磨く
いよいよ便器内を掃除していきます。中性洗剤もしくは、スプレーボトルに水を入れたものを用意し、便器内に吹きかけます。便器のフチ裏側や水との境目などから、ブラシを使って磨いていきましょう。
頑固な汚れがある場合は、壁の拭き掃除の前に汚れの上にトイレットペーパーを被せてから水スプレーを噴射して、少し時間をおいておきます。ブラシ掃除をする頃には、簡単に汚れが落とせるはずです。
便器内の掃除は1分程度で完了します。
4.床とスリッパを掃除する
最後に、床の掃除を行います。トイレの床は、髪の毛やトイレットペーパーのかすで汚れやすい場所です。さらに、肉眼では見えなくても飛び散った尿が付着していることもあり、放っておくと段々と床が汚くなってしまいます。トイレ除菌シートを使ってゴミの除去と床の磨き上げを行いましょう。
また、スリッパの裏側に汚れが付着していると、せっかく床をきれいにしてもすぐに汚れてしまいます。床掃除の際は、スリッパの裏側も拭いておくのがポイントです。
より丁寧にトイレ掃除をするなら
毎日5分のトイレ掃除が身に付けば、トイレの清潔度は一段とアップしています。しかし、これだけでは取り切れない汚れがあるのもまた事実。
週1回ほどのトイレ掃除を少し丁寧に行うことで、よりきれいなトイレを目指しましょう。壁や床の掃除と合わせてこちらも所要時間は5分程度です。
クエン酸スプレーを吹きかけて掃除
トイレ掃除には、ナチュラルクリーニング用品としておなじみの「クエン酸」が効果的です。いつもの便器掃除を週1回、クエン酸で行うようにしてみましょう。トイレの主な汚れ、黄ばみ・尿石・水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸が効果を発揮します。
クエン酸は、粉状や顆粒状で販売されているため、水と合わせて使用しましょう。水100mLに対しクエン酸小さじ1/2程度をスプレーボトルに入れてよく混ぜ「クエン酸スプレー」にすると使い勝手が抜群です。
便器に吹きかけてブラシでこすれば、力を込めなくても、簡単に汚れを落とせます。手作りのクエン酸スプレーは1~2週間を目安に使い切るようにしましょう。
仕上げはアルコールで除菌
壁・便器・床と一連のトイレの掃除が終わったら、全体に消毒用アルコール(エタノール)を吹きかけ、除菌します。
ドアノブ・水洗レバー・スイッチなど、手の触れるところは念入りにアルコールで消毒します。なお、アルコールを使用する際は十分に換気して行うようにしましょう。
月1回のトイレ掃除は念入りに!
トイレの目に付きやすい部分を毎日掃除していても、水気の多いトイレは、どうしても見えないところに汚れがこびり付いていることがあります。
放っておくと、いつの間にか雑菌が繁殖して、気付いたときには大掃除をしなければならない…なんてことになりかねません。
月に1回、目に見えにくい部分まで念入りに掃除をする時間を設けると安心です。細かい部分までしっかりと掃除を行い、運気UPを目指しましょう。
ウォシュレットのノズル洗浄
ウォッシュレットが付いたトイレなら、月に一度はシャワーノズルの掃除を行いましょう。
まず、「シャワーノズル掃除ボタン」を押し、ノズルを引き出します。ボタンがない、またはシャワーノズルが反応しない場合は、手袋をしてから優しく手で引き出しましょう。シャワーノズルが出てきたら、クエン酸スプレーをかけ、歯ブラシで軽くこすります。仕上げにトイレ除菌シートで拭きあげれば完了です。
シャワーノズルに汚れが付いていない場合は、クエン酸スプレーを使わなくても、トイレ除菌シートで拭くだけできれいになります。
月1回の頻度で行えば、こちらも1分程度で掃除が完了します。
タンクの内部を掃除
タンクの内部は放っておくと、いつの間にかカビが発生していることがあります。そのままにしておくと、悪臭の原因につながりかねないため、定期的に掃除を行いましょう。
掃除といっても、煩わしい作業はなく、重曹1カップをタンクの内に入れるだけとお手軽です。あとは6時間ほど流さずに待ち、時間がきたら、レバーの「大」を引いて水を流せば掃除は完了です。
毎月最終日曜日の夜など、日にちを決めて行うとよいでしょう。
日頃からトイレを汚さないためのポイント
家族みんなが使うトイレは、一人一人の心掛け次第で汚れを抑えることができます。掃除と家族の協力で、いつでも快適に使えるきれいなトイレを目指しましょう。
気付いたらすぐに拭く
トイレを汚したことに気付いたら、放置せずすぐに掃除をすることが大切です。すぐ取れるところに除菌シートを用意しておけば、さっと拭くだけで終わります。時間も数秒で済むので、協力してもらいやすいでしょう。
床に落ちた紙くずもそのまま放置するのではなく、気付いた人が取るようにするだけでも見た目の印象は異なります。
男性も便座に座って用を足す
男性が立ちながら小便をすると、便器や便器の周りに尿が飛び散ってしまうのは避けられません。壁や床に尿が付着すると、シミになったり臭いの原因になったりと、トイレを清潔に保ちずらくなってしまいます。
家族みんなが長期にわたって快適なトイレを維持するために、座って用を足すルールを設けてみましょう。ずっと立って用を足していた人は違和感を覚えるかもしれませんが、3日もあれば慣れてくるはずです。
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