まずは内臓が冷えやすいかをチェック
まず、内臓が冷えやすい人のチェックポイントをお示しします。現在、症状がなくても、以下の項目に当てはまる場合は内臓型冷え症になりやすいので、お気をつけください。
内臓が冷えやすい人はこんな人
•冷たい食べ物や飲み物をよく口にする
•テレワークやデスクワークが多い
•ストレスや疲労がたまっている
•湯船には入らずシャワーだけで済ませている
•外食や買ってきた惣菜を食べることが多い
•運動不足ぎみだ
筋肉は使わないとどんどん衰えていきます。内臓も平滑筋という筋肉でできていますので、同様に衰えていきます。体温は筋肉の収縮運動によって産生、維持されるため、筋肉が少なければ、それだけ熱を産生することができません。女性のほうが男性よりも冷えやすいといいますが、それは筋肉量の違いでもあるわけです。
漢方的な視点からしても、筋肉量が減ることはマイナスです。なぜなら体内にストックできる「気」や「血(けつ)」も少なくなるからです。
なぜ、気や血の不足が冷えにつながるのか。それは気の働きの1つに温める作用があるからです。