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2022.03.02

「足もとを見る」の意味とは?足元・足許・足下に違いはある?

「足もとを見る」とは「相手の弱いところを利用し、自分の都合の良いように扱うこと」を表し、マイナスのニュアンスを含む言葉です。日常・ビジネスシーンでも使われることも珍しくなく、見聞きしたことがある人も多いでしょう。今回は、意味や例文を交えた使い方、類語、英語表現を紹介します。

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「足もとを見る」の意味とは? 

ビジネスシーンだけでなく、普段から何気なく使っている人も多い「足もとを見る」という言葉、その意味や語源を説明できますか?語源を知ると、なぜこのような意味で使われているのか理解が深まるはず。例文・類語・英語表現を含めて紹介しますので、一緒にチェックしていきましょう。

足もとを見る意味使い方例文言い換え類語英語

意味と語源

「足もとを見る」は「あしもとをみる」と読みます。語源は、江戸時代まで存在した旅人などを乗せる駕籠(かご)をかつぐ職業の人が、行っていたことに由来します。

駕籠かきと呼ばれる人たちは、まず駕籠に乗ってくれそうな人を探します。フラフラとした足取りや足元の汚れなどで疲れ具合を見極めるのです。そして、疲れた人たちの「すぐにでも駕籠に乗りたい」という心理を利用し、法外な額を要求するというようなことが行われていました。

このことから、「足もとを見る」は「相手の弱いところを利用し、自分の都合の良いように扱うこと」という意味で使われるようになったといわれています。

ビジネス等で使う時の注意点

「足もと」は「足元」「足許」「足下」とも書きますが、どのような違いがあるのかを見ていきましょう。  まず、「足元」は「地面に足がついているところ、その周り」を指す言葉。「足許」は「立っている足の周辺」「足下」は「足の裏」を意味します。つまり、それぞれ指している範囲が少しずつ違うことがわかります。

「足もとを見る」は「足元を見る」「足許を見る」「足下を見る」という漢字の表記も見かけますが、辞書では「足元を見る」と記載されているため、「足元」を使うのがよいでしょう。

使い⽅を例⽂でチェック

それでは、「足もと」の使い方を見ていきましょう。例文で3つ紹介します。

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1:「あの人はいつも相手の足もとを見て行動している」

「足もとを見る」はよい意味では使われません。この例文では、相手の弱点を見つけて、自分に利が出るように立ち回っている人を揶揄しています。

2:「ああいう、足もとを見る言動は許せない」

語源では実際に「足もとを見る」ことで、相手を品定めしていました。しかし現在の「足もとを見る」という行為は、相手の弱点や苦手なところを、あえて伝えて自分が有利になるように物事を運ぶことをいいます。足もとを見る言動は、相手に不快感を与えることでしょう。

3:「取引先の前で、足もとを見られないように事前準備を怠らない」

「足もとを見る」は「足もとを見られる」という形でも使用できます。ビジネスシーンで使えるフレーズです。取引先に弱みを知られてしまうと、契約などの交渉自体が成り立たないこともあるでしょう。そうならないために、用意周到に準備するということを表した一文です。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある? 

次に、「足もと」の類語や言い換え表現を3つ紹介します。

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1:「弱みにつけこむ」

「弱みにつけこむ」は「弱みに付け込む」とも書きます。「相手の弱点や気にしていることを利用して、自分の都合の良いように扱うこと」という意味です。会話の中で「人の弱みにつけこむなんて…」などと使ったこともあるのではないでしょうか。

「足もとを見る」と「弱みにつけこむ」はほぼ同じ意味で使われていて、辞書によっては「足もとを見る」の説明に「弱みにつけこむこと」と書かれています。

2:「内兜を見透かす」

「内兜を見透かす」は「うちかぶとをみすかす」と読みます。「内兜」とは「兜の内側」の意味。戦乱の世に武将たちがかぶっていた「兜」、頭部を守る武具である兜の内側を晒すことは命取りになることから「弱点を見抜く」という意味で使われています。

「内兜を見透かす」にも、相手の弱点を知りそれを利用する意味もあることから、「足もとを見る」と同じ意味で使われます。

3:「生き馬の目を抜く」

「生き馬の目を抜く」は「いきうまのめをぬく」と読み、「生きている馬から目玉を抜き取るくらい素早いこと」を意味し、転じて「油断も隙もないこと」を表すフレーズ。抜け目がなく、人を出し抜いて生きているような人を例えるのに使われます。また、「生き牛の目を抉(くじ)る」いう表現もあります。

英語表現とは? 

最後に「足もと」の英語表現を紹介します。あわせてチェックしましょう。

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1:「to take advantage of」

to take advantage」は「上手く利用する、生かす」という意味の熟語です。日本語の「足もとを見る」とは違って、良い意味でも使うことが出来ます。もし、より正確に「足もとを見る」を英語表現する場合は、「フェアではない」を意味する「unfair」を入れて、「take unfair advantage of」の形式を使うと良いでしょう。

2:「size up」

size up」は「評価する、判断する、寸法を測る」という意味です。例えば「size up man」で、「人を値踏みする」とニュアンスになるので、日本語の「足もとを見る」の英語表現となります。「size up」は「足もとを見る」と辞書にも訳が書かれているので、活用しましょう。

3:「prey on the weakness of」

prey on the weakness of」は「弱みに付け込む」という意味のフレーズです。「prey on」が「餌食にする」で、「the weakness of」が「弱点・弱さ」を意味します。「prey on the weak」になると、「弱い者いじめ」や「トカゲのしっぽ切り」という和訳になります。覚えておくと、いろいろとアレンジして使えるでしょう。

最後に

「足もとを見る」について、語源などを含めて紹介しました。時代劇などで見るあの駕籠が関係あるとは、知らなかった人も多いのではないでしょうか。語源を知ると、意味や使い方も覚えやすくなります。日常生活でも使う言葉なので、しっかりと押さえておきましょう。

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