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2023.10.29

「足もとを見る」の意味とは?足元・足許・足下に違いはある?

 

「弱みにつけこむ」

「弱みにつけこむ」は「弱みに付け込む」とも書きます。「相手の弱点や気にしていることを利用して、自分の都合の良いように扱うこと」という意味です。会話の中で「人の弱みにつけこむなんて…」などと使ったこともあるのではないでしょうか。

「足もとを見る」と「弱みにつけこむ」はほぼ同じ意味で使われていて、辞書によっては「足もとを見る」の説明に「弱みにつけこむこと」と書かれています。

「内兜を見透かす」

「内兜を見透かす」は「うちかぶとをみすかす」と読みます。「内兜」とは「兜の内側」の意味。戦乱の世に武将たちがかぶっていた「兜」、頭部を守る武具である兜の内側を晒すことは命取りになることから「弱点を見抜く」という意味で使われています。

「内兜を見透かす」にも、相手の弱点を知りそれを利用する意味もあることから、「足もとを見る」と同じ意味で使われます。

「生き馬の目を抜く」

「生き馬の目を抜く」は「いきうまのめをぬく」と読み、「生きている馬から目玉を抜き取るくらい素早いこと」を意味し、転じて「油断も隙もないこと」を表すフレーズ。抜け目がなく、人を出し抜いて生きているような人を例えるのに使われます。また、「生き牛の目を抉(くじ)る」いう表現もあります。

英語表現とは? 

最後に「足もと」の英語表現を紹介します。あわせてチェックしましょう。

足もとを見る意味使い方例文言い換え類語英語

「to take advantage of」

to take advantage」は「上手く利用する、生かす」という意味の熟語です。日本語の「足もとを見る」とは違って、良い意味でも使うことが出来ます。もし、より正確に「足もとを見る」を英語表現する場合は、「フェアではない」を意味する「unfair」を入れて、「take unfair advantage of」の形式を使うと良いでしょう。

「size up」

size up」は「評価する、判断する、寸法を測る」という意味です。例えば「size up man」で、「人を値踏みする」とニュアンスになるので、日本語の「足もとを見る」の英語表現となります。「size up」は「足もとを見る」と辞書にも訳が書かれているので、活用しましょう。

「prey on the weakness of」

prey on the weakness of」は「弱みに付け込む」という意味のフレーズです。「prey on」が「餌食にする」で、「the weakness of」が「弱点・弱さ」を意味します。「prey on the weak」になると、「弱い者いじめ」や「トカゲのしっぽ切り」という和訳になります。覚えておくと、いろいろとアレンジして使えるでしょう。

最後に

「足もとを見る」について、語源などを含めて紹介しました。時代劇などで見るあの駕籠が関係あるとは、知らなかった人も多いのではないでしょうか。語源を知ると、意味や使い方も覚えやすくなります。日常生活でも使う言葉なので、しっかりと押さえておきましょう。

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