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2022.07.07

【竹馬の友】の正しい意味は?由来は?



「竹馬の友」とは、子供のころから親しい友人という意味です。竹馬という遊具で一緒に遊んでいたという中国の故事を由来としています。今回は「竹馬の友」の読み方や言葉の由来について説明し、例文や類語・対義語もご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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「竹馬の友」の読み方や意味は?

「竹馬の友」とは「ちくばのとも」と読みます。幼い頃からの親しい友人という意味です。中国の故事が由来とされている言葉で、幼なじみで親しい人を誰かに紹介するときなどに使われます。

過ぎたるは猶及ばざるが如し

【竹馬の友】
幼いころに、ともに竹馬に乗って遊んだ友。幼ともだち。幼なじみ。

(引用〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)

竹馬」は遊具のひとつですが、「たけうま」とは異なります。読みを「たけうま」と間違えないよう、注意しましょう。ここでは、「竹馬の友」の意味や言葉の由来、「竹馬」の意味についてご紹介します。

中国の故事が由来

「竹馬の友」は中国の故事を由来とする言葉です。4世紀の中国、晋(しん)王朝の時代に著された史書『晋書』にあるエピソードが由来となっています。

武将である桓温(かんおん)は、幼なじみで学者の殷浩(いんこう)と並び称されることに不満を抱き、殷浩を見下していました。そのため、「幼いころ、自分たちは竹馬に乗って一緒によく遊んだが、彼は私が棄てた竹馬をよく使っていた」と述べたということです。

由来は敵対するライバルという意味が強いエピソードですが、現在はそのようなニュアンスはなく、「親しい幼なじみ」という意味合いで使われています。

「たけうま」とは異なる

「竹馬」は遊具のことですが、現在でも遊ばれている遊具の「たけうま」とは異なります。

竹馬は「春駒(はるごま)」とも呼ばれ、竹の先端に馬のたてがみ、あるいは頭部を付け、 末端に車をつけた遊具です。馬に見立て、乗馬するようにまたがって遊びます。中国から日本にも伝えられており、江戸時代から明治時代にかけて流行しました。現在は郷土玩具として、各地に残されています。

ちなみに、「たけうま」とは2本の竹竿の途中に横木を取り付けたもので、そこに足を乗せて上部を握りながら歩く遊具です。平安時代、すでに子供の遊びとして使われていたとされ、江戸時代により玩具化されて広まったとされています。

「竹馬の友」の例文

「竹馬の友」を使った例文をいくつかご紹介します。「竹馬の友」がどのような場面やニュアンスで使われるのか、文章の中で確認してみてください。

過ぎたるは猶及ばざるが如し

 

・彼とは小学校の頃から【竹馬の友】で、今でも連絡を取り合っている
【竹馬の友】と久しぶりに再会し、しばらく思い出話をして過ごした
彼は長年【竹馬の友】だと思っていたが、このような裏切りを受けるとは思わなかった
彼らは【竹馬の友】として、お互いを高め合っている
・彼女とは幼い頃からの付き合いで、【竹馬の友】というべき存在だ

「竹馬の友」の類語

「竹馬の友」には、いくつか似たような表現があります。「竹馬の友」と同じく中国の故事を由来とする「水魚の交わり」もそのひとつです。

ほかにも、より関係性を具体的に表す「幼なじみ」や、「竹馬の友」よりも幅のある関係性を示す「旧知の仲」などがあげられます。「竹馬の友」とともに類語を一緒に覚えておけば、より会話の表現が豊かになるでしょう。

ここでは、「竹馬の友」の類語をご紹介します。

過ぎたるは猶及ばざるが如し

【類語1】幼なじみ(おさななじみ)

幼なじみ」とは、子供のころから親しくしている人のことです。「竹馬の友」にはライバルという意味合いもありますが、幼なじみにはそのような意味はありません。

例文をご紹介します。

・彼女とは小さい頃に家が隣同士だった【幼なじみ】で、なんでも相談できる間柄だ
・【幼なじみ】の〇〇君に10年ぶりに会い、仲良く遊んだことを思い出した

【類語2】旧知の仲(きゅうちのなか)

「旧知の仲」とは、昔からの知り合いという意味です。浅い付き合いから親密な関係まで、幅広い関係性を表しています。特に深い付き合いではないが古くからの知り合いという場合に使いやすい言葉です。

例文を見てみましょう。

・彼女とは小学校、中学校と一緒のクラスで、【旧知の仲】である
取引先の部長とは【旧知の仲】なので、契約の話は上手く運びそうだ

【類語3】水魚の交わり(すいぎょのまじわり)

水魚の交わり」は水と魚のような関係で、非常に親密という意味です。中国の歴史書「三国志」にあるエピソードが由来です。

武将である劉備(りゅうび)は、軍師の諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)を気に入っており、自分たちの関係を「水と魚のようなもの」と表現したという逸話が語源となっています。

「竹馬の友」と同じく親しい関係に使いますが、幼いころからという意味合いはありません付き合いの期間にかかわらず、親密な関係に使える言葉です。

例文は以下の通りです。

・同期の彼とは入社以来気が合い、【水魚の交わり】のような関係だ
・知り合って間もないが、彼女とはまるで【水魚の交わり】のように気が合う

「竹馬の友」の対義語

「竹馬の友」にはいくつかの対義語があります。親しい関係という部分に焦点を当てれば、反対の言葉として「犬猿の仲(けんえんのなか)」が挙げられます。犬と猿のように仲が悪いという意味です。親しくはないが因縁があるという意味では「宿敵」が対義語になるでしょう。

過ぎたるは猶及ばざるが如し

ここでは、「竹馬の友」の対義語になる「宿敵」をご紹介します。

【対義語】宿敵(しゅくてき)

「宿敵」とは、長い間敵対している競争相手という意味です。「宿」には「以前からの、長く持ち続けている」という意味も含まれています。

同じく敵対しているという意味の言葉に「仇敵(きゅうてき)」がありますが、「仇敵」は相手を憎むという意味合いがあるのに対し、「宿敵」はそのような感情はなく、長年競い合っている相手という意味にとどまります。

「宿敵」の例文を見てみましょう。

・ずっと競い合ってきた【宿敵】のチームを破り、ついに優勝できた
・【宿敵】の選手が現役を続けている限り、自分も引退するわけにはいかない

まとめ

「竹馬の友」は幼いころから親しい友人のことで、中国の故事を由来とする言葉です。竹馬は「たけうま」と読まないように注意しましょう。

過ぎたるは猶及ばざるが如し

「竹馬の友」は親友であるというニュアンスも含む言葉で、単に知り合いである場合や古くから知っているだけのときには使いません。その場合は旧知の仲、幼なじみといった類語を使うとよいでしょう。記事の例文も参考に、「竹馬の友」の理解を深めてください。

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