「公の場では一挙一動に気を配る必要がある」
行動や動作に気を遣わなければならないとき、「一挙一動に気を配る」と表現することができます。
「一挙一動」の言い換え・類語表現とは?
「一挙一動」の類語表現には「挙動」「物腰」「振る舞い」「所作」があげられます。それぞれの意味や使い方をみていきましょう。
挙動
「挙動」の意味をみていきましょう。
立居振る舞い。動作。(<小学館 デジタル大辞泉>より)
「挙動(きょどう)」は主に、人のちょっとした行動や様子を表す言葉。例えば、人の行動や様子が怪しいことを「挙動不審」と表現することができます。
(例)彼の様子がおかしいと思い、こっそり彼の挙動に注目していた。
物腰
「物腰(ものごし)」の意味を辞書で調べてみましょう。
人に接するときの言葉遣いや身のこなし。(<小学館 デジタル大辞泉>より)
身のこなしが丁寧で良い印象を与える人のことを「物腰が柔らかい人」という表現をします。
(例)祖父はいつも落ち着いた物腰で言い聞かせてくれた。
振る舞い
「振る舞い」の意味は以下の通りです。
振る舞うこと。挙動。また、態度。(<小学館 デジタル大辞泉>より)
普段の動作を「立ち居振る舞い」と表現します。「立ち居」とは「立ったり座ったりすること」。日常で行われる動きをいいます。
(例)目上の人への対応は彼女の振る舞いを見て学んだ。
所作
「所作(しょさ)」には以下の意味があります。
行い。振る舞い。しわざ。身のこなし。しぐさ。(<小学館 デジタル大辞泉>より)
例えば、身のこなしを習得することを「所作を学ぶ」と表現することができます。
(例)日本舞踊は、一つ一つの所作が美しい。
「一挙一動」の英語表現とは?
「一挙一動」は「every move 」と表現することができます。「every」は「すべての」や「あらゆる」という意味。「move」は「動き」を表します。「every move」は「人のあらゆる動き」を表し、英語で「一挙一動」を表現する際に多く用いられます。
・admire her every move.(彼女の一挙一動に見惚れる)
・watch his every move.(彼の一挙一動を見守る)
・be careful about every move.(一挙一動に注意する)
最後に
「一挙一動」は、人のちょっとした動作を意味し、「一挙手一投足」は、より細かい動作を表すことがわかりました。ニュアンスの違いを理解することで、より適切な表現ができます。また、その他の類語や英語表現の理解を深めることで、語彙力アップに繋がるでしょう。
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