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2022.09.29

【大所高所】なんと読む? 正しい意味や使い方、関連語を理解しよう

 

大所高所(たいしょこうしょ)とは、広い視野で物事を捉えることです。偏見をもたずに客観的な視点で考えることを意味しており、ビジネスシーンなど幅広い場面で使われます。大所高所を正しく使えるように、意味や使い方、類義語などを理解しておきましょう。

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大所高所とは?意味や使い方を解説

大所高所とは、物事を客観的な視点で捉えることを意味する四字熟語です。読み方は「たいしょこうしょ」。語順を入れ替えて高所大所と表すこともあります。

ビジネスシーンなどの幅広い場面で多用されるため、正しい意味や使い方を理解しておおきましょう。ここでは、大所高所の意味や例文をわかりやすく解説します。

大所高所は広い視野で物事を見ること

大所高所の意味は、広い視野で物事を見ることです。まずは辞書での説明を確認しましょう。

【大所高所:たいしょこうしょ】
小さな点にこだわらない、広く全体を見通すような観点・視野。「大所高所から物事を判断する」
(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

大所高所は、物事を高い視点から捉えることや、私情や偏見をもたない広い視野を表します。言い換えると、細かい部分にこだわらず、客観的な視点をもつことです。

そもそも大所は大きな立場を、高所は高い場所を意味する言葉です。どちらも見通しのいい場所を表しており、両者を重ねることで意味が強調されています。

大所高所の成り立ちは明らかになっていません。由来となる説は確認できませんが、文芸評論家・唐木順三が1952年に発表した「明暗」などに登場するため、昭和初期にはすでに用いられていた言葉だと考えられるでしょう。

大所高所の使い方と例文

大所高所はさまざまな場面で使える言葉です。物事の一部にこだわらず、全体を客観的に見ることを伝える際は、この言葉を使って表すといいでしょう。具体的な使い方の参考に、ここでは大所高所の例文をいくつかご紹介します。

例文

・大所高所から判断することが問題解決につながります。
・行き詰まったときは、大所高所に立って考え直してみましょう。
・大所高所で考える癖をつけなさい。
・物事を判断する際に、大所高所から考えることを大切にしています。

 

大所高所の類義語3つ

大所高所 類義語

大所高所と同じ意味を、別の言葉で表すことも可能です。代表的な類義語として、以下の3つが挙げられます。

1. 俯瞰
2. 大局
3. 目先が利く

ここでは、それぞれの言葉を詳しく解説します。

1. 俯瞰(ふかん)

物事の一部ではなく全体を見ることを意味しており、大所高所と同じ意味で使えます。また、物理的に高い位置から見下ろすことを伝える際にも用いられます。俯瞰の使い方を例文で確認しましょう。

例文

・ベストな解決方法を見つけるために、プロジェクトを俯瞰する。
・近視眼的にならず、自分を俯瞰する視点をもつことが大切です。
・高い場所から俯瞰して街を眺める。

 

2.大局(たいきょく)

大所高所 類義語

大局(たいきょく)も大所高所の類義語として使われる言葉です。本来は囲碁用語であり、大づかみで見た勝負の局面を意味します。転じて囲碁以外でも、物事の成り行きや全体像、ありさま、大勢を表す際に使われるようになりました。

なお、「大局観」は大局的なものの見方や判断を意味する言葉です。大局や大局観の例文を見てみましょう。

例文

・物事の大局を見る。
・大局に任せると、自ずと答えにたどり着くだろう。
・大局的視野に立って考える。
・試合の際は大局観をもつことを心がけます。

 

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