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LIFESTYLE ことわざ

2023.10.21

誤用に注意!「火に油を注ぐ」の意味や使い方や英語表現も解説

事を荒立てる

「事態を混乱させて悪い方向に向けさせる」という意味です。こちらの言葉も「波風を立てる」と同様に、まだ悪い状況になっていなくても使われます。

例文:事を荒立てる意図はないのですが、これだけは言わせてほしいです。

怒りに火をつける

「火に油を注ぐ」と同様に怒りの感情を火に例えています。言葉の意味としては、「感情を刺激して怒りを呼び起こす」です。こちらも同様に、まだ怒りの感情がない良い状態でも使われます。

例文:怒りに火をつけるようなことを言って、烈火のごとく怒らせてしまった。

「火に油を注ぐ」の英語表現は?

「火に油を注ぐ」の英語表現は主に「fuel to the flames」や、「bring oil on the fire」などが使われますが、いずれも直訳的な英文になります。flamesは「炎」で、fireは「火」です。

「火に油を注ぐ」の英語表現
  1. adding fuel to the flames
  2. bring oil on the fire

adding fuel to the flames

炎に(to the flames)油を加える(adding fuel)

例文:He tried to mediate, but, in fact, he ended up adding fuel to the flames.(彼の仲裁はかえって火に油を注ぐようなものだった)

bring oil on the fire

火に(on the fire)油を持ってくる(bring oil)

例文:Her remark bring oil on the fire.(彼女のひとことが火に油を注いだ)

上記のように、英語においても騒ぎを大きくするという意味で使われています。

最後に

「火に油を注ぐ」ことは意識せずとも起こってしまいます。うっかり火に油を注いでしまった場合は、落ち着いて対処するしかありません。また、相手が怒っている時になんとかその場を収めようとして、水をかけたつもりが油だったということもあります。

怒りの感情は一度動き出すとなかなか止めることは難しいもの。腹が立った時は6秒の間を置いてから話を始めると落ち着く、とも言われています。「火に油を注ぐ」ことがないように、しばらく静観して意識的に6秒の時間を作るようにしましょう。その間に相手の怒りも収まります。

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