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2022.07.28

ドライアイの人が急増中! ドライアイの原因と目の乾燥を防ぐ7つの対策

 

目が乾く、物がかすんで見えるなど、ドライアイの症状はさまざま。そんなつらいドライアイの原因となることや、目の乾燥を防ぐための方法を紹介します。

ライフスタイルが多様化する今、知っておきたいドライアイのこと

スマートフォンやパソコン、タブレット端末が普及し、その利用時間は年々増加傾向に。さらにここ数年では在宅ワークが定着しつつあり、座っている時間が長くなったことや運動不足が問題視されています。このような環境変化と行動・生活パターンの変化は、涙が乾きやすい「ドライアイ」症状にも関係していくのです。

ドライアイ原因対策対処法

ドライアイとは?

ドライアイは、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなる病気のこと。目の表面に傷を伴うこともあります。

ドライアイの原因となり得ること

ドライアイになってしまう原因はさまざまですが、一般的には、加齢や環境的要因によるものが大きいと考えられています。環境要因の中でも、主に以下のことが挙げられます。

・パソコンやスマートフォンの長時間の使用
長時間にわたって液晶画面を集中して見ていると、無意識にまばたきの回数が減ります。まばたきの回数が減ると、目の表面に涙が広がらなくなり、乾燥へとつながるのです。

・ストレス
ストレスも原因の一つに。ストレスによって血流が悪くなったり筋肉が強ばると、視界のかすみや充血といった眼精疲労を招くことにもなります。心の不調は、目の乾きなどの体の不調につながるケースが多くあるようです。

・空気の乾燥
エアコンがきいた部屋など空気が乾燥した場所では、蒸発する涙の量が多くなり目の表面のうるおいが保てなくなります。そうすると、まばたきをしても目が乾いてしまうことに。

このほか、コンタクトレンズの長期・長時間装用や、夜型の不規則な生活、食生活の変化、運動不足といったライフスタイルや、アイメイクや目元の汚れ、加齢にともなう涙液の量の減少・安定性の低下なども指摘されています。思い当たることが多いという人は、ぜひなみだチェックを。

簡単なみだチェック!

Q1:まばたきを…

A.10秒間がまんできる
B.10秒間がまんできない

Q2:見えかたは…

A.いつもくっきり!よく見える
B.ときどきかすんだり見えにくいときがある

Q3:快適さは…

A.毎日、目がスッキリ快適
B.不快なことがよくある

ドライアイ原因対策対処法セルフチェック

【診断結果】あなたのなみだは…?

Aが3コ:ウルウルなみだ

あなたの涙は健康です。目もうるおっています。これからも涙を大切にしましょう!

Aが2コ:ショボショボなみだ

涙がやや乾きぎみです。まばたきが減っているのかも?涙を乾かさない生活を心がけましょう!

Aが1〜0コ:パサパサなみだ

涙が不足しています。涙が目の表面にとどまらずに、すぐに乾いてしまう状態のようです。目の不調が続くようであれば、眼科を受診しましょう。

涙の役割とは?不調だとどうなる?

ドライアイ原因対策対処法

意外と知らない涙が担う役割。「酸素を与える」「目の表面に栄養を与える」「外敵から守る」「保湿」「ゴミや不要なものを洗い流す」「まばたきの摩擦から守る」「目の表面をツルツル・ピカピカにして視力の質を上げる」と、実はこんなにもあるのです。涙が健やかな状態だと、きれいな画像を映し出すため快適な視力となりますが、ドライアイだと画像が乱れ、実際に見えている視力が低下している場合も。

涙が不調だと生じる現象としては、「ゴロゴロ、シパシパする」「目が重い、疲れる」「白っぽい目やにが出る」「まぶしく感じる」「充血する」「朝、目が開けにくい」「目がかすむ、なんとなく見えにくい」「ヒリヒリする、目の表面に痛みを感じる」など、こちらも多数。さらに、放置してしまうと悪化して肩こりや頭痛、心身の不調を引き起こすことにもなりかねません。涙の量が適切で、目の全体に行き渡ることがいかに重要か、改めて感じる人も多いのでは。

涙を増やすための7か条

涙を乾かさないためには、日常の工夫が必要。その中でもすぐに取り入れられそうな7か条を紹介します。

ドライアイ原因対策対処法

1.まばたきを意識的に増やす

パソコンやスマホを見たり、ゲームの最中は特にまばたきが減りがち。意識してまばたきを増やしましょう。

2.深呼吸する

緊張状態が続くことも、涙が減る原因に。深呼吸をすると涙の量が増えるので、ストレスを感じたら実践してみて。

3.涙によい栄養素を摂取する

バランスが整った食事は、涙を健やかな状態に保つためにも必要。DHA、EPA、乳酸菌などは、意識したい栄養素です。

4.運動する

海外の調査で、運動をしている群としてない群とでは、運動をしている群の方がドライアイの重要な指標となる数値が有意だった結果が発表されています。日常的な運動を心がけましょう。

5.睡眠をとる

涙を減らす原因となる、寝不足や不規則な生活リズムを整えましょう。

6.温める

目の周囲を温めると、涙に重要な脂腺の働きが向上します。リラックスした気持ちにもなりストレス緩和につながるので、ホットアイマスクやホットタオルを活用して温めてみてください。また、保湿効果のある保護メガネもおすすめです。

7.目薬を上手に使う

自分の涙で調節したいところですが、乾燥を感じるときにはドライアイ用の目にやさしい目薬を適度に使用するのも方法です。

ドライアイの原因も、対処法も、意外と身近なところにあります。ライフスタイルが変動している今、目の健康のために注意したいことは多いよう。目が乾きやすいだけ、と捉えず、適切なケアを意識しましょう。

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教えてくれたのは……

白石 敦

「なみだの日」広報担当であり、ドライアイ研究会 世話人。2016年3月から現在に至るまで、愛媛大学大学院医学系研究科 医学専攻眼科学教授を務める。

 

情報提供:ドライアイ研究会

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