「由」を名前に使うときのポイント
名前を付けるときには画数が多く、書くのが難しい字や、難解な読み方をする字は子どもに負担をかけてしまう場合も。そういう意味でも「由」はシンプルでとても読み書きがしやすい字といえるでしょう。
さらに、画数も少ないので他の漢字ともバランスがよく、組み合わせがしやすいのが特徴です。
「由」の入った名前
明治安田生命が発表している名前ランキングによると、「由美子」が1966年、67年に第一位を獲得し、その後10年近くトップ10にランクイン、それに乗じて「真由美」「由美」も毎年10位以内にランクインしていました。その後、2000年代に入って「由依」「由奈」「真由」などがトップ100以内にランクインするなど、安定して名前に用いられています。
男の子の名前では由樹(ゆうき)由翔(ゆうと)など、「ユウ」という読み方で使われます。また、「よし」という読み方で、由真(よしまさ)、由伸(よしのぶ)といった名前も。
女の子の名前
まずは、女の子の名前から紹介しましょう。「由」を使った2文字と3文字の名前をそれぞれ挙げています。
2文字
由華(ゆか)、由愛(ゆあ)、由菜(ゆな)、由音(ゆね)
愛由(あゆ)、桜由(さゆ)、麻由(まゆ)、那由(なゆ)
3文字
愛由実(あゆみ)、小由季(こゆき)、沙由美(さゆみ)、由梨花(ゆりか)
男の子の名前
続いて、男の子の名前です。同じく、「由」を使った2文字と3文字の名前をそれぞれ挙げています。
2文字
由弦(ゆずる)、由翔(ゆうと)、由樹(ゆうき)、由羽(ゆう)、由太(ゆうた)
由真(よしまさ)、由成(よしなり)、彰由(あきよし)、悠由(はるゆき)、朋由(ともゆき)
3文字
亜由人(あゆと)、由依人(ゆいと)、由羽介(ゆうすけ)、由友貴(よしゆき)
まとめ
「由」という字は「自由」「理由」「由来」など、普段私たちがよく目にする漢字で親しみのあるものです。そして、人のよりどころとなり、はじまりの場所、通るところ、というポジティブな意味を持っています。
名前は親から子どもへ渡す、最初の一生もののギフトです。慎重に選び、良い印象を与える漢字を使いたいですよね。そういう意味でも「由」は時代を超えて愛され、受け継がれる漢字といえます。
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