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2022.11.14

「愛」の意味とは? 言葉の使い方から人気の名前、名言をチェック

 

「愛」とは、いったいどういうものなのでしょうか。身近な言葉ですが、普段あまり深く考えて使っていないかもしれません。今回はこの「愛」という言葉について少し掘り下げてみていきましょう。

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「愛」とは?

「愛」は人間だけではなく、犬や猫などの動物にも我が子をいつくしむような愛の行動を見ることができます。また生き物のみならず、物事に対しても愛という言葉は使われます。このように幅広く使われる「愛」の意味をみていきましょう。

ハートを抱える手元のイメージイラスト

「愛」の意味

「愛」という言葉にはたくさんの意味があります。

1.親子、兄弟などがいつくしみ大切に思う気持ち。生あるものをかわいがり大事にする気持ち
2.特定の人をいとしいと思う心。お互いに相手を慕う情。心
3.ある物事を好み、大切に思う気持ち
4.個人的な感情を超越した、幸せを願う深く温かい心
5.キリスト教で、神が人類をいつくしみ、幸福を与えること。また、他者を自分と同じようにいつくしむこと
〈出典:小学館 デジタル大辞泉〉

これらすべてを「愛」という言葉を使って表現するわけですから、とても奥の深い、幅広い言葉だといえます。

「愛」の読み方

「愛」という言葉の読み方にはいろいろあります。一番多く使われるのは「愛する」「愛される」、他にも「愛でる」や「愛おしい」などと使います。それぞれの違いについてみていきましょう。

十五夜のイメージ

「愛する」「愛される」

一番多い使い方は「愛する」「愛される」です。読み方は「あいする」「あいされる」です。使い方は「愛する家族」、「多くの人を愛する」、「ファンに愛される」など一般的に特定の人や物事に対して大切に思い、いとおしいと思うときに使います。

同じ「愛」という漢字でも、見返りを求めるものが「愛する」で、見返りを求めない感情が「愛でる」「愛おしい」になります。

「愛でる」

「愛でる」と書いて「めでる」と読みます。美しさを味わい感動したり、いつくしみ愛する心を表現したりする言葉。「月を愛でる」、「純粋な心を愛でる」、「犬の仕草を愛でる」などと使います。

「愛おしい」

「愛おしい」と書いて「いとおしい」と読みます。大事にしていてかわいがりたくなる、またはたまらなくかわいいという意味。「子猫を見ていると愛おしく思う」などと使います。一方で、かわいそうで気の毒な気持ちを表す味も。例えば、「休校になってしまった子どもたちが愛おしい」という形で使ったりもします。

「愛」という言葉を使った名言

「愛」に関する言葉、名言は数多くあります。人間としてとても大切な感情であり、奥深いものです。

本を読む女性

1:「愛」は技術である

エーリッヒ・フロムの名著『愛するということ』で彼は、「愛とは自然に発生する感情ではなく、幸福に生きるための技術であり、学ぶことができる」と説いています。愛するためには習練と努力が必要であり、他の人を愛するにはまず自分を愛さなければならないということのようです。

2:「愛」とは感性に属する事柄であって、意欲に属する事柄ではない

ドイツの哲学者・カントの言葉。欲したからといって愛せるわけではないし、ましてや愛さねばと思ったから愛せるわけでもない、という意味です。

3:財宝も地位も「愛」に比べれば塵芥にすぎない

1800年代のイギリスの政治家、ウィリアム・グラッドストンの言葉。豪族の末裔でありキリスト教信者といわれています。お金も地位もある方が言ったところに、言葉の重みがあります。

「愛」という漢字を使った言葉

「愛」という漢字を使った言葉はたくさんあります。その中の一部に過ぎませんが、みていきましょう。

1:愛想

「あいそ」と読みます。「あいそう」が音変化したものです。人当たりのいい態度といった意味があります。「愛想を尽かす」という使われ方をしたときは、人に対する好意や信頼感を損ねたときの表現です。「愛想笑い」は人の機嫌をとるために笑うときに使います。

2:愛弟子

まなでし」と読みます。普通の弟子とは違い、特に期待を寄せてかわいがっている弟子のことを「愛弟子」といいます。

3:愛憎

あいぞう」と読み、意味は愛することと憎むこと。「愛憎の念が入り混じった」あるいは「愛憎相半ばする」といった表裏一体の感情を表しています。

4:他愛ない

たあいない」あるいは「たわいない」と読みます。取るに足らない事柄の意味。「他愛ないことを言ってはしゃぐ」、「他愛ない冗談を言い合う」などと使いますが、愛という言葉とは関係がないようです。なぜなら、この「他愛」の「愛」は当て字なのです。

「愛」を使った名前

「愛」を使った名前は人気で、明治安田生命の調べによると「愛子」という名前は大正時代から人気ベスト10に何度も入っていました。また「愛」という名前は1978年にベスト8に登場して以来、常に上位を占めるようになり、1983年から8年連続ナンバー1になっています。その後もベスト10には常連で入っていましたが、1996年以降ベスト10からは見かけなくなりました。

しかし「愛」を使った名前は人気があるようで、近年でも「結愛(ゆあ)」「愛莉(あいり)」「心愛(ここあ)」「愛菜(あいな、まな)」などがベスト10に入っています。

やさしいイメージやあたたかい印象を抱く漢字なので、いまだによく使われているようです。

参考:明治安田生命名前ランキング

最後に

愛という言葉の意味は、その深さや微妙なニュアンス、感じ方は人によってさまざま。人間としての基本の感情でもあるだけに、多岐にわたる単語に使われています。愛という単語を上手に使いこなして、感情を伝えてみましょう。

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