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2023.03.31

意外と知らない!? 企業や公務員の〝役職の順番〟|企業での役割も解説

役職の意味や役割を正しく認識し、企業や組織の中での順番を把握していると仕事を進めやすくなります。企業内における役職の順番は意外と知らないものですが、間違えてしまうと失礼にあたるため注意しましょう。今回は一般企業や公務員の役職の意味や順番を解説します。

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役職とは組織内での役割を明確にする呼び名のこと

役職とは、社長や部長などをはじめ、企業や組織における役割やポジションの呼び名のことです。あくまでも呼び名であるため、企業や組織が自由に定めることができます。極論をいうと、役職がなくても組織は成立します。

働く人々のイメージイラスト

役職がつくことで、その人物が企業や組織内でどのような役割なのかをすぐに把握でき、ビジネスにおける責任者を明確に示せます。

また、役職には序列があるため、自分の立場を自覚し、次はどのポジションを目指す必要があるのかがはっきりします。そのため、目的意識の醸成にもつながるでしょう。

■同じ役職でも組織によって意味や役割が異なる

前述のとおり、役職はあくまでも呼び名に過ぎず、どのように決めるかは企業や組織によって異なります。そのため、同じ役職名がついていても、企業によって意味や役割が異なることは珍しくありません。

転職をした際などは前職の固定概念に引っ張られることなく、転職先の役職の意味や役割を理解するよう務めましょう。

一般的な企業の役職の順番

企業によって若干異なる可能性がありますが、一般的な役職の順番は次のとおりです。各役職の位置づけや役割を解説していきます。

ヒエラルキーのピラミッドをイメージした積み木の画像

ここで説明する一般的な役職以外にも、「顧問」「参事」「参与」「課長代理」などが存在する企業もあります。顧問や参事、参与についてもその位置づけや役割は企業によってさまざまですが、いずれも企業の課題に知識や経験をもって補佐や指導を行うケースが多いです。

・代表取締役社長

代表取締役社長は、一般的な企業のトップにあたる役職です。会長職もありますが、退任した社長の名誉職的な位置づけであるため、実質的なトップは代表取締役社長といえるでしょう。代表取締役と社長を兼ねるのが一般的ですが、分けているケースもみられます。

・専務取締役

社長補佐にあたる位置づけで、会社の全般的な管理業務を担当するのが専務取締役です。通常、後述する常務取締役よりも序列が高いと認識されます。社長が不在の際には、代行を務めることが多い役職です。

・常務取締役

常務取締役は、一般的に社長を補佐して会社の日常の業務を担当します。専務取締役がより経営の意思決定に近い立場であるのに対し、常務取締役はオペレーションの統括寄りのイメージが近いといえるでしょう。

・本部長

本部長は、本部における長という位置づけです。名称の響きから、部長を取りまとめる役割のように捉えがちですが、あくまでも本部を統率する長をあらわす役職であるため、注意しましょう。企業によっては事業部長と呼ばれる場合もあります。

・部長

各部署を取りまとめるのが部長です。役員ではなく従業員の位置づけですが、経営的な視点で業務に取り組むことも多いです。

・次長

次長は文字通り何らかの長の次の職という意味で、必ずしもそうではないものの部長の次席であるケースが一般的といえます。次長は、部長の補佐をする役割であることがほとんどです。

・課長

課長とは、各課をまとめる代表者のことです。自身のパフォーマンスを発揮しつつ、課のメンバーをまとめるリーダーとしてマネジメントする役割を担います。

・係長

実質的なチームリーダーであり、課長を補佐しながら一般社員や主任の取りまとめを行います。課長代理や課長補佐などの役割がある場合、通常はそれらよりも下位の位置づけです。

・主任

一般社員のひとつ上に位置づけされるのが主任です。グループリーダー、または係長の補佐を担うサブリーダーのような立場にあります。

・一般社員

一般社員とは、役職についていない社員のことです。各種業務を行い、企業の業務を円滑に進めるために欠かせない存在です。

公務員のおもな役職の順番

公務員の役職の序列は、以下のとおりです。はじめて目にする役職も多いと思いますので、まずはおおまかな順番を理解しましょう。

ビジネスにおける人のつながりをイメージしたミニチュアの画像

これらの役職以外に、「参与」「参事」「主幹」「主査」といった役職を置く自治体もあります。通常、参与は局長、参事は部長クラスの立場と捉えるとよいでしょう。また、主幹は課長補佐もしくは課長、主査は係長クラスの肩書きとして用いられることが多いです。

■国家公務員

国家公務員の役職の順番は、以下を参考にしてください。同じ列に並ぶ役職は、ほぼ同一のポジションにあります。

・事務次官

・省名審議官

・局長・官房長・政策統括官

・部長・総括審議官

・審議官

・官房三課長

・課長・参事官

・室長・企画官、調査官

・上席専門官、課長補佐・専門官

・係長・主査・専門職

・主任

・係員

 

国家公務員のトップは事務次官であり、入庁後すぐの肩書きは係員になります。

■地方公務員

続いて、地方公務員のおもな役職の順番は以下のとおりです。同じ公務員であっても、国家公務員とはまったく異なる点に注意しましょう。

・次長・本部長・技監・理事

・部長・担当部長

・統括課長

・課長・担当課長・専門課長

・課長補佐・係長・主査・担当係長・次席

・主任

・主事

 

一般的な役職の順番を覚えてビジネスに役立てよう

今回は一般的な役職の順番やその役割についてご紹介しました。しかし、役職は企業や組織ごとに自由に定められるため、同じ役職名であってもその意味や役割が異なることも珍しくありません。役職の順番も、企業や組織によって違う可能性があります。

オフィスでさまざまな人たちが働いている様子のイラスト

仕事で関わる企業や組織の役職の順番を間違えることは失礼にあたるため、十分に注意しましょう。ビジネスを成功させるには、役職の順番を正しく理解することが重要です。

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