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働く40代は、明日も楽しい!

 

BEAUTY メイク

2023.11.26

40代のためのメイクレッスン! 毛穴・シワ・頬延び・クマ… 知らなかったお悩み解消術

 

リップをすると顔が濃くなる→目元をライトに仕上げて

濃いめのリップを使うときは、リップ以外のメイクで引き算すると顔全体が濃くなる現象を防げます。おすすめはなじみがよく肌に明るさが出る「イエローアイシャドウ」。

リップをすると顔が濃くなる→目元をライトに仕上げて

指でアイホール全体に薄く伸ばしたら、再度アイシャドウを指にとり、二重幅に重ねます。

リップをすると顔が濃くなる→目元をライトに仕上げて

同色を下まぶたにもオン。小指の先で黒目の下あたりにアイシャドウを塗り、そのまま目頭へ伸ばしましょう。目頭5mm程度はつけずに、派手さを抑えます。目尻にも薄く伸ばし、最後はアイシャドウを少量小指に足して黒目よりやや目頭寄りのところでトントン重ねます。

目元をもう少し引き締めたいという方はこの後、透け感のある赤みブラウンカラーのアイラインで軽やかに締めましょう。

クマが濃くて疲れて見える→オレンジリキッドコンシーラーでカバーして

目元は美肌ゾーンと言われています。ここがきれいだと肌全体もきれいに見えるもの。クマが濃くて顔がくすんで見える…、疲れて見える…、とお悩みの方は、リキッドのオレンジコンシーラーでカバーしましょう。

クマが濃くて疲れて見える→オレンジリキッドコンシーラーでカバーして

リキッドを選ぶ理由は動きやすい目元にもなめらかにフィットするから。クマに沿ってコンシーラーを直接つけ、その後指で軽くトントンとなじませます。涙袋にまでコンシーラーをつけると、厚塗り感が出て目が小さく見えるので注意して。

夕方になると顔が一気に老けて見える→保湿とハイライトでハリ肌を復活させて!

メイクしたてはいいものの、夕方になると頬が下がって見えたりのっぺり見えたり… 老けを感じてしまうことが多い40代は、保湿とハイライトを使ってふっくら立体肌を復活させましょう。

夕方になると顔が一気に老けて見える→保湿とハイライトでハリ肌を復活させて!

まずはミストを顔から15〜20cmほど離して吹きかけ、手のひらを軽く当てなじませます。

夕方になると顔が一気に老けて見える→保湿とハイライトでハリ肌を復活させて!

お直しパウダーは、パールや色の効果で繊細な輝きをまとえる「ハイライト効果のあるフェイスパウダー」。パフに粉をとり、頬の内側にやさしくのせましょう。ここに明るさが加わるだけで頬が上がって見え、立体感がアップ。

パウダーではなくハイライトを使うと輝きが強すぎることもあるので、お直しにはこのハイライト効果のあるフェイスパウダーがおすすめです。

美容プロ直伝! 河嶋希さんのメイク講座

河嶋 希さん…今の空気感を絶妙なセンスで顔に表現する。大人のかわいいを論理的に実現するメークで大人気。

お悩み別メイクレッスン

【1】目の下のくま

お悩み:目の下のくまがひどい…
「寝不足なのか、PCの使いすぎなのか、目の下が青紫色でコワいです」(34歳)

答え: 青紫を相殺するオレンジ系のコンシーラーで、なかったことに
「目の下のくまとは、目の下の影になって、青紫に見える部分。これはカバー力の高いコンシーラーで青紫の色を隠しつつ光を集めて目立たなくするのが正解です。注意したいのは、ぼかしすぎずに、素肌と一体化させること。ぼかしすぎると青紫が顔を出してしまうし、厚塗りでは悪目立ちして恥ずかしい。アイテムは青紫を相殺する反対色のオレンジがかったコンシーラー。硬めでカバー力が高くくずれにくいものがマストです」

《目の下数ミリ空けてコンシーラーを》

【1】目の下のくま
《コンシーラーの端から、肌に一体化させて》

【1】目の下のくま
《使うのは、コレ!》

【1】目の下のくま
▲(右)肌色で隠すのではなく反対色で相殺する。くま消しのロングセラー。ケサランパサラン アンダーアイブライトナー ¥3,300 

【2】ほうれい線

お悩み:ほうれい線が深すぎる…
電車のガラスに映った自分の顔のほうれい線の深さに愕然! 上からのみの蛍光灯の恐怖よ」(38歳)

答え: 筆ペンタイプのハイライターで、溝の影を飛ばして
「ほうれい線とは、大きな溝の影。溝の影は光で飛ばすのがベストです。このとき注意したいのは、ハイライトをなじませすぎないこと。溝の外に出ていかないように中へ押し込みます。アイテムは溝を埋めやすいパール入りの筆ペンタイプ。動きが激しくくずれやすい部分でもあるので、帰りが遅くなるときはアフター6にリタッチを。顔の中で最大の溝であるほうれい線を完全に消すのは無理ですが、“光注入”でやわらげて見せることは可能」

《ライン上に溝を埋めて》

【2】ほうれい線
《ぼかし過ぎないのがコツ》

【2】ほうれい線

【3】小顔見せ&若見せ

大人の顔の下ぶくれ&大顔化を視覚的に目立たなくするには、目の周りに小さな光を集めて、顔の上半分に視線をもっていくのがベストです。ここでは目の周りの小さな5つの凹凸に、細かく光を注入して、ピンポイントでスポットを当てます。使いたいのは、生感のあるツヤを出せるクリームやバームなどのハイライト、あるいはサラッとしたスキンケアオイルそのものでもOK。目周りへミニマムな光を注入するだけで、マイナス5歳の若見えも可能です!

《使いたいのは》
濡れたようなツヤが出るクリームやバームのハイライト。あるいは、スキンケアオイルをハイライト代わりに。

白いスティック
▲登場したとたんすべてのヘア&メークさんのメークボックスに居場所を確保した伝説のスティック。肌にピンポイントに濡れたようなツヤをON! カネボウ化粧品 ルナソル グロウイングデイスティック 01 ¥3,300

使う量は本当に本当に少しで、5つのスポットすべてに小さな光を。

《Spot Light 1》 鼻筋の上の小さな光で、鼻を高く鼻筋を通す

ハイライトを入れるポイントは鼻筋
「Tゾーンのハイライト!? それなら、昔入れてた!」いいえ、Tゾーンではありません。額から鼻筋にかけて大きな光を入れるのでは、顔を縦に長く見せてしまうだけ。今のハイライトは鼻筋の高いところに小さな光をポンとスタンプするだけ。それだけで、それとわからせずに鼻筋が通って見え、嘘のように美人度がアップします。

《Spot Light 2》 目尻下の小さな光で、目尻をクッと上げる

【3】小顔見せ&若見せ
目尻の下のほんの小さなくぼみ。本来くぼみだから影なのだけれど、ここに光が入ると、目尻がクッと上がって若見えします。目元のたるみを目立たせない効果も大。目元といえば目尻をぐるりと囲むCゾーンを思い出すけれど…、もう’90年代のメークセオリーは復活させないで。大きなCハイライトは、逆に目尻のシワを目立たせて危険です。

《Spot Light 3》 チーク上に〝つや玉〟プラスで、頰を1~3ミリ上げる

【3】小顔見せ&若見せ
チークは頰骨の上の高いところに入れるものだけれど、そのチークの中でも最も高いところに小さな光=〝つや玉〟をポンと加えるイメージ。このピンスポットが入るか入らないかで、頰の高さが1~3ミリは違って見えます。ただでさえ、顔の肉が下がってきているアラフォー、1ミリでも上がって見えるってとっても大切です。

《Spot Light 4》 眉頭下の小さな光で、表情をやわらかく

【3】小顔見せ&若見せ
眉頭下のくぼんだところに小さくスポットライトを。「えっ、ここシャドーじゃないの!?」それは昭和のメーク知識。もともと影になっているのに、さらにシャドーを入れたら、40代はいかつい顔に…。アラフォーにノーズシャドーはもういりません。顔をコワく見せる影は減らして、眉と眉の間隔を広げ、やわらかな表情を取り戻して。

《Spot Light 5》 眉山下の小光が、まぶたを1ミリ上げる
オーバー40にとってまぶたのたるみは深刻。アイラインをいくら入れても低下する一方の目力には、眉山下に仕込む光が即効です。ここに小さな光が入るだけで、光がメリハリを生み、まぶたが1ミリ上がって見える。大人の目元は光の力を信じて少しでも目も見開かせて。

【4】二重あご

お悩み:あごを華奢見えさせたい!
「うっかり撮られた写真の自分のあごのなさにショック! 昔はあごが尖っていたはずなのに…」(39歳)

答え: あご上に小さく〝光注入〟して、ほっそりと尖ったあごに
「アラフォーになると顔の下半分がどんどん重くなってくる。太っていないのに顔が大きくのっぺりしてくる。解決にはシェーディングもあるけれど、影より光で補正するのが正解。あごの上にほんの少し“光注入”するだけで、華奢見えに近づくことができます。唇の下の、凹んでいるところからあごに向かって、ほんの小さな光を。大きな光ではあごが大きく見えてしまうので、小さな小さな光でOK。ミニマムな“光注入”が大きな効果を生み出します」

《唇の下の凹から凸に切り替わるところに光を》

【4】二重あご

【5】目の周りの小じわ

お悩み: 目の周りがシワっぽい…
「友人の目元ばかりについ目が行ってしまいます。大笑いしているときの自分も、かなりアブナイ気がします」(35歳)

答え: 目元の光仕込みは、スキンケアからスタート
「目の周りのシワっぽさを訴える前に、アイケアが万全か今一度見直してみる必要アリ。目の周りはカバーすればするほど厚塗り感が増してしまうところ。できるだけカバーしないでハリのある目元に見せるにはアイケアが必要不可欠です。私は30代以降アイクリームに投資するようになりました。シワっぽさが気になったら朝もメーク前にアイマスクをします。素肌への潤い仕込み=“光注入” ! 目元の光仕込みはスキンケアからスタートしています」

《できるだけ目のキワギリギリに貼る!》

【5】目の周りの小じわ

【6】首のシワ

お悩み:『アラフォーあるあるトラブル』 首がシワっぽい…
「首の老婆感がハンパない。シワも黒ずみも気になる」(37歳)

答え:アラフォーからは、首にも下地を塗る!
「首のシワが気になったら、下地を首までのばしてみて。顔には下地やファンデーションを塗っていても、首はすっぴんという人が多いよう。実は、下地の美肌効果は首にも有効です。シワっぽさはもちろんくすみも飛ばせます。顔にしか塗らないなんてもったいなさすぎる。使いたいのはピーチやアプリコット系で軽く光る下地。首に“光注入”することで、顔との明暗差が縮まり、フェースラインのたるみもカモフラできますよ」

《首のくすみやたるみも飛ぶ》

【6】首のシワ
《使うのは、コレ!》

 薄いピンクのプライマー

▲ラベンダーパールの光が黄ぐすみに効く。ほのかな透明感と立体感。SPF20・PA++。ポール & ジョー ボーテ ラトゥー エクラ ファンデーション プライマー N 30ml ¥4,400

【7】疲れ顔

お悩み: アフター6の疲れ顔をなんとかしたい
「朝は完璧! と思った顔も、夕方には濁ったような肌色に。毛穴が目立ち化粧も剝げた顔を見て、疲れが倍増します」(35歳)

答え:頰の逆三角ゾーンに大きく“光注入”して、疲れを飛ばして!
「“光注入”は肌色の濁りや毛穴の目立ちにも即効です! 顔の中でも最も面積が広く、印象を大きく左右する、頰をライトアップ。目の下のくまから頰にかけて大きく逆三角に光をプラスします。アイテムは広い面積に光を足しやすい粉のハイライトがおすすめ。大人はギラギラしすぎない光をふわっとひとはけすることで上品な仕上がりに。夕方からの疲れ顔にも光を有効に使って!」

《ブラシに残ったハイライトは、額やあご先に》

頬にチークブラシを当てる

アイメイクレッスン・おすすめアイテム

【1】40代のNGアイメイク・OKアイメイク

アラフォーのNGアイメーク

【1】40代のNGアイメイク・OKアイメイク
アイシャドウしっかり入れすぎでNG! アイホールにベースカラー、目のキワに締め色、眉下にハイライトが入った、クジャクのようなグラデーションメークが許されたのは、5年前までですよ。

【1】40代のNGアイメイク・OKアイメイク
全体的にぼんやりしていてNG! アラフォーになると、顔の輪郭だけじゃなく目元のハリも損なわれぼんやりとした印象に…。いくらナチュラルメーク志向でも、ぼやけたままでは美人度ダダ下がりです…。

【1】40代のNGアイメイク・OKアイメイク
アイラインが極太&強すぎでNG! 上記のとおり、ぼやけてハリのなくなってしまった目元にガッツリアイラインは、トゥマッチ。アイラインだけ浮きまくり、清潔感のない印象になってしまいます。

【1】40代のNGアイメイク・OKアイメイク
まつ毛が上がっていなくてNG! ビューラーをつかってまつげを上げてマスカラを塗れば、ぼやけてくる目元にメリハリが復活。ノービューラー・ノーマスカラは絶対損。もちろん、まつ毛の上げすぎもNGです。

アラフォーのOKアイメイク

左のピンクシャドウを指に取り、アイホール全体にのせる。淡色は肌になじみやすいので、指でラフにのせるくらいの気軽さが丁度いい。使用しているのは…MiMC ビオモイスチュアアイシャドー 26 ¥4,180

締め色をチップで目の際にのせる。右のブラウンをチップで目の際に。チップは目尻へ一定方向に数回動かすのみ。ピンクとの境目はなじませず、NOTグラデがポイント。

 

下まぶたは目頭から目尻まで全体的にピンクシャドウを入れて明るく。くすみやすい下まぶたには、締め色は潔く入れないのが正解!

▲細チップで広げすぎないように

ビューラーでまつげを上げたら、ブラウンマスカラを根元に塗る。目元をしっかり、毛先はサラッと。にじみやすい下まつげにはあえて塗らない!

▲アイラインはないほうが実は今っぽい

Finish!

【2】アイライナーの使い方

40代になったらアイラインは“引く”というより“まつげの隙間を埋めるもの”と考え、目の輪郭を際立たせるようにしましょう。もうちょっと目力が欲しいというときも、まつげのほんの少し上に点描きをしてミニマムに留めます。目頭のくぼみまでラインを描くと、かえって悪目立ちするので避けましょう。描きにくさの解決策としては、まぶたを指で引き上げて肌のゆるみをなくしてから描くことです。


「アイラインを描くときは、反対の指でまぶたを軽く引き上げてから描くとガタガタになりません。指を使わず、眉を上げる動きでまぶたを引き上げるだけでは不十分です。まつげの間を埋めるようにちょこちょこと描き足します。年齢を重ねると粘膜が見えやすくなるので、粘膜が目立つ部分はインラインも描きます」(佐伯さん)

目力が欲しいときはまつげの上を点描き


「まつげの間を埋めたあと、まつげのほんの少し上に描き足します。一気に線を引くのではなく、2mm程度の幅で少しずつ点描きをすると目がはっきりしながらも自然に見えます。描くときは、まぶたの下からペンシルをあてましょう。繊細な線が描きやすくなります。目頭から黒目の端まではラインを描かず、抜け感をつくるのも自然に見せるポイントです」(ヘア&メイク 佐伯エミーさん)

【3】おすすめアイライナー

墨っぽい色にトーンダウン


黒に近い深みのありながら、やわらかさのある発色で大人の目元になじみやすい。約1.5mmの細芯と日本産ツバキオイル配合のやわらかな芯で、細かい部分までなめらかにしっかり描けます。ウォータープルーフタイプ。シュウ ウエムラ アンリミテッド 3D ジェル ペンシル M ストーン グレイ ¥3,630

透け感のある赤みブラウン! ソフト&軽やかに引き締めて

赤茶のアイライナー

深みや温もり感をキープしたまま、素肌がほんのり透けるような軽やかな発色。目元をキリッと引き締めるのにラインが悪目立ちすることがありません。しなやかで描きやすいブラシ、色持ちのよさ、お湯オフ仕様なども魅力。ウズ バイ フローフシ  アイオープニングライナー バーガンディー ¥1,694

【4】マスカラの使い方

メイベリン ニューヨーク  メイベリン スカイハイ 01
下向きまつげもしっかりのばしてリフトアップ。しっかり伸びるロングまつげを長時間キープ。メイベリン ニューヨーク メイベリン スカイハイ 01 ¥1,639

コームタイプのブラシでまつ毛にマスカラを塗っている様子
目元をキリッと引き締めるため黒マスカラを使いますが、ポイントは毛先を軽めにすること。まつげの根元にブラシを当てたら、上に向けてサッとすべらせる程度に。下まつげも同様に軽くすべらせます。

リップメイクレッスン・おすすめアイテム

【1】フォーマルなシーンにも似合うリップメイク

エトヴォス ミネラルリッププランパー ディープ ミルキーココア美容液成分がたっぷりでパックしたようなうるツヤの唇に。くすみ感やシワっぽさもカバー。しっかり発色しながら色が浮かないブラウンベージュ エトヴォス ミネラルリッププランパー ディープ ミルキーココア ¥3,300 

リップをリップラインから少しオーバー気味に塗っている様子
リップは上唇の輪郭をややオーバー気味に塗り、ふっくら優しい印象の唇にします。唇の山の角がシャープな場合は、少し丸みをつけて。下唇は輪郭に沿って塗ってOK。

【2】仕事や学校シーンでもおすすめのリップ

ジバンシイ ルージュ・ジバンシイ・シアー・ベルベット No.52 ¥5,060

ジバンシイ ルージュ・ジバンシイ・シアー・ベルベット No.52
ソフトマットな仕上がりのカカオレッド。深みのある色ですが、シアーな透け感で重たさがなく、シックな大人の魅力を引き出します。ワイルドマンゴーバターなどリッチな保湿成分が入っていて、唇の潤いと発色を日中ずっとキープ。

直塗りした後に指でトントンとなじませる

指でリップを馴染ませている様子
指でなじませて柔らかな雰囲気を出します。リップで唇全体に直塗りしたら指先で軽くトントンとしますが、口角はなじませなくてOK。口角が締まることできちんと感をキープ。

美容プロ直伝! 中山友恵さんのメイク講座

ヘア&メイク 中山友恵さん…20代から第一線で活躍。トレンドをキャッチし、提案するスキルに長ける。ベーシックな美しさの中に遊びを忍ばせる実力者。

ベースメイクレッスン

【1】乾かない肌づくり講座

保湿タイプのファンデーションを使っても、日中どうしても乾く人はメーク前のスキンケアが足りていないことがほとんど、とヘア&メークの中山さん。 「ドマーニ世代の女性は、毎日忙しくてスキンケアをちゃちゃっと済ませがち。でも、元が乾燥していると、どんなにリッチなファンデーションを塗っても乾いてしまうんです」

また頑張ってケアしても、寒い洗面所や部屋で肌が冷えていると化粧品が入りません。 「できれば暖かい部屋で保湿ケアをたっぷりと。まどろっこしく思えてもむしろ時短になります。保湿をきちんとしたら、ファンデーションは最新のものを少量、粉はなしで、時間が経ってパサつき見えする要因を極力少なく。〝1日乾かない〟は簡単に実現できます」

【1】乾かない肌づくり講座
STEP1:とことん潤いチャージ! 「仕込み保湿」で9割決まる!
化粧水をコットンか手にたっぷりとって肌が明るく透明感が出るまで優しくパッティング。その後、オイルを500円玉大手のひらに広げて全顔にのばし、ぎゅぎゅっと潤いを仕込む。

【1】乾かない肌づくり講座
STEP2:潤いを閉じ込めなめらかにする「メークのりUP下地」をON
スキンケアでしっかり入れ込んだ潤いをシールドしながら、ダメ押しで保湿クリームを下地に。白さが肌になじむまで適量を薄く全顔にのばして。メークのりのよさもUP。

【1】乾かない肌づくり講座
STEP3:キメが細かい均一肌に整える「程ツヤリキッド」をまとう
リキッドは手に一度出してから、ごく少量を指先にとりスタンプのように頰の中心にのせ、外側に広げる。反対側の頰も同様に。最後に額にのせTゾーンから鼻下、あごに広げる。

【1】乾かない肌づくり講座
【完成!】素肌自体がきれいになったみたいな、生き生きした仕上がりに感動
プロセスはスキンケアがほとんどで下地も無色。ファンデーションもほんの少ししか塗っていないのに、肌がすごくきれいになったように感じます。しっかり保湿しているので触ってみると肌がモッチリ。肌奥まで潤って、1日余裕で乾燥せずに過ごせそうです。

白いボトルにゴールドの蓋1日乾かない、肌づくりにマストな4品はコレ!
▲ 潤って光をたたえた肌になる化粧水。水にオイルの粒をちりばめた化粧水。カネボウ化粧品 ルナソル オイルインソリューション Ⅰ 180mL ¥5,500

黄色のオイル
▲肌奥までしっとりつやめかせるオイル。独自処方で油膜とべたつきを感じさせない。コスメデコルテ AQ オイル インフュージョン 40mL ¥11,000

アイメイクレッスン

アイシャドウ×アイライナー

Domani Labメンバー 菱沼阿弥さん
普段は単色シャドウを重ね塗りする時短メイク。ブラウンメイクを少しアップデートする程度で目をぱっちり見せる方法を模索中。

さりげなく目ヂカラを出す方法を探しているという菱沼さん。彼女の普段メイクを見たヘア&メイクの佐伯エミーさんは「アイシャドウの色が薄い」とひと言。「菱沼さんは普段、ブラウンの単色シャドウを重ね塗りしているそうですがつける量が少なくて色が薄いので目元があっさりして見えるのかも。『ブラウンメイクに近い感じで目ヂカラアップ』がリクエストなので、今回はゴールドベージュをベースにしてカーキで深みを出しました。カーキは難易度が高いイメージですが、ブラシでふわっと入れると色が強く出ず40代のデイリーメイクにもぴったり。さらに、アイライナーの代わりにカーキで締めます。こうすると目元がキツく見えないですし、今っぽい抜け感も出ます」

▲SUQQU シグニチャー カラー アイズ 09 ¥7,700
今回使ったのは、右上のゴールドベージュと右下のマットカーキ。深いコクのある色味ながらも、くすんだり重く見えないのはさすがスック。左の華やか秋カラーも大人にマッチする上品発色でお出かけメイクなどに最適。

【POINT】

上で紹介したアイシャドウパレット右上のゴールドベージュを太めのブラシにとり、アイホール全体にのせます(A)。二重幅〜二重幅やや上でブラシを左右に動かし、ここに色をしっかりのせてからアイホール全体に徐々に広げると薄くも濃くもならずにつけられます。次に右下のカーキを太めのブラシにとり、二重幅よりオーバーめにいれます(B)。ここでもまずは二重幅でブラシを左右に動かして色がある程度ついてから上に広げます。奥二重さんは二重幅がまぶたで隠れやすいのでややオーバーめに入れてすっきりさせます。最後に細く平たいブラシでカーキをとり、目頭から目尻までキワに沿って細くライン状に入れます(C)。アイライナーは使わず、マスカラはダークブラウンを使用。

リップメイクレッスン

【1】オレンジベージュリップでエレガントに

Domani Labメンバー  飯島美穂さん
普段メイクは眉・アイライン・マスカラのみで、出かける時は薄いピンクシャドウをのせる程度。大人の色っぽさのあるメイクをしたいけれど、若づくり感や頑張ってる感が出そうでなかなか挑戦できない。

正統派美人顔の飯島さん。40代半ばにも似合う色っぽいメイクのリクエストを受け、ヘア&メイクの佐伯エミーさんが選んだのは意外にもニュアンスカラー。「40代半ばという年齢もですが、飯島さんは目鼻立ちがはっきりしているので、鮮やかな色を使ったメイクやアイラインやマスカラを強調したメイクだとやりすぎ感が出てしまいます。今回はグレイッシュピンクのアイシャドウ、ピンクベージュのチークを選びました。アイシャドウは下まぶたにも入れて光をとり込み、潤み感と目力を出しています。アイラインやマスカラはダークブラウンにしてニュアンスカラーの目元にキレを加えていますが、食事などのおでかけ仕様メイクなので目尻だけ赤マスカラをつけて華やかさをプ

ラス。目元とチークに合わせてリップもニュアンスカラーに寄せますが、淡い発色だとメイク全体があっさりして疲れ顔に見える場合も。そこで、リップはややマットで深みのあるヌーディベージュにし、メイク全体に品格が出るようにしました」(佐伯さん)

▲SUQQU シアー マット リップスティック 14 ¥5,500
ほのかな透け感のある穏やかなマットリップは大人も使いやすいと人気。14番は、唇にナチュラルに溶け込みながらも血色感と女らしさを添えるヌーディベージュ。

【POINT】

40代半ばになると唇がやせて薄くなってきがちに。そこでリップブラシでふっくらしたラインに整えながら色をのせると若々しく仕上がります。上唇の口角から山部分までは丸みをつけながら塗布。山部分も鋭角にせず丸みをもたせます(A)。下唇は中央部分のみ、唇下の凹みにかぶるくらいオーバーめに塗ります(B)。

チークメイクレッスン

Domani Labメンバー 杉山迪子さん
チークの入れ方がわからないためメイクはいつもチークレスで、ピンクとブラウンのアイシャドウ、眉マスカラ、赤ティントリップのみ。夕方になると疲れて見えるのが悩み。

チークが悪目立ちするのは避けたいけれど、顔色の悪さはなんとかしたい。杉山さんもそんな悩みをもつひとり。あえてチークレスなメイクは20代などでは見かけるけれど、「40代になったらチークは必須です!」とヘア&メイク佐伯エミーさん。「40代になると肌がくすみやすくなりますし、午後になるとハリツヤもなくなってくるので顔色が悪く見えたり、疲れて見えやすいんです。そんな大人肌をフォローしてくれるのがチークです。杉山さんのようにチークの入れ方や色選びがわからない方は多く、そういう方におすすめなのがピンクと血色ベージュの2色使いピンクはフレッシュな明るさを肌にまとえますが、ピンクだけだと浮いて見える場合も。そこで血色ベージュでピンクチークと肌をうまくなじませます。ほんのり赤みがあるベージュなら肌にとけこみながらピンクとの境界線をぼかせますし、ベージュ自体にも血色感があるので顔色が明るく見えます。また、チーク以外にアイメイクや眉、リップも血色ニュアンスで華やぎを加えるのがおすすめです」

ピンクとオレンジのチーク
▲アンプリチュード コンスピキュアス チークス 12 ¥7,480
ピュアピンクとコーラルベージュのセット。どちらのカラーも軽やかで透け感のある発色で色がベタッとつかないのでチークが苦手な人にもおすすめ。淡い色づきながらも抜群の色持ち。

【POINT】

上で紹介したチークパレット下のベージュをブラシにとり、手の甲でトントンとなじませてから黒目の下で小鼻の高さの位置へブラシを置きます。そこからもみあげに向かってやや斜めに細い楕円状に入れます(A)。ブラシを2〜3回往復させて色がほんのりつく程度に。次に。上のピンクをブラシにとり、手の甲でトントンとなじませたらベージュチークを最初に置いたところ(黒目の下で小鼻の高さの位置)に重ねるようにします。こうするとピンクが強く出すぎず、さらに立体感が出てフェイスラインがシュッと締まります。

シャツを着た笑顔の女性

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