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2023.03.25

部屋の印象はカーテンで決まる?失敗しないカーテンの選び方【専門家監修】

部屋の印象に一役買っているカーテン。居心地のよい住まいにするためにカーテン選びは慎重に行いたいですよね。本記事では、カーテンの種類と選び方について詳しく解説します。

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部屋の印象を左右するインテリア選び

「衣食住」とよく言われるように、住まいは生活の中で重要な空間です。自分や家族が生活しやすいように、ある程度は吟味して整えたいという人が多いのではないでしょうか。

開かれた窓と白いカーテンのイメージ写真

せっかくなら、インテリアの雰囲気とあわせてカーテンも選びたいもの。しかし、カーテンは素材や色、大きさ、機能などによってたくさんの種類があります。

多すぎるがゆえに「どうやって選んだらよいか分からない」と悩んでいる人もいるかもしれません。そこで本記事では、家の快適空間をつくる街のリフォーム屋さん「アトリエボックス」でインテリアデコレーター並びに窓装飾プランナーをされている米道莉恵さんにお話を聞きました。カーテンの役割や種類、失敗しないカーテンの選び方について紹介します。

カーテンの役割とは?

まず、カーテンの役割について考えてみましょう。カーテンの役割を知ることで、どの部屋にどんなカーテンを選べばよいのか見当がつきやすくなります。

緑色のカーテンを動かそうとしている人の手元の写真

1:住居者のプライベートを保護する

特にカーテンは夜に活躍するイメージがありますよね。それは、外が暗くなることで屋内の照明をつけた際に、家の中が丸見えになってしまうことを防ぐためにカーテンを使うからです。

他者から家の中の様子が見られているかもしれないという状態は、なんとなく落ち着きません。カーテンはこのように、住居者のプライベートを守ってくれる役割があるのです。

2:防音効果

実はカーテンには、防音効果が期待できます。室内の生活音を外に漏らしにくくするだけでなく、外からの騒音を和らげてくれるのです。日常的に楽器を弾く人や、遊び盛りの子供がいる家庭では、「音」も考慮したカーテンを選ぶのがよいかもしれませんね。

3:外気を丁度よく取り入れる

特に冬。窓際にベッドやソファを置いていると、窓を閉めていても冷気を感じませんか? この外気はなかなか体にこたえます。カーテンは、窓の隙間から流れ込む冷気や熱気を和らげたり、反対に室内の快適な温かさや涼しさを外に逃さないようにしてくれる効果があるのです。

4:日の光を調節する

強すぎる日差しは、紫外線が気になるところ。肌へのダメージや本や写真などの劣化は防ぎたいものです。しかし、部屋の中に自然光を取り入れて明るい室内にすることも両立したい…そんな場合にもカーテンが役立ちます。

ほかの機能的な役割としては、光を遮って部屋を暗くする「遮光」や、「家具や床の保護」、また保温や断熱といった「省エネ」も挙げられるでしょう。

また装飾的な役割としては、インテリアスタイルやイメージを演出することが挙げられます。薄地のカーテンやレース素材のカーテンを利用することで、日の光をやわらかく取り入れることができます。

カーテンにはどんな種類がある?

失敗しないカーテンを選ぶためには、カーテンの役割と種類を知ることが大切! そこで、続いてはどんなカーテンがあるのかを紹介します。用途や部屋の雰囲気に合ったカーテンを探す参考にしてみてください。

カーテンの中で寝転がる猫の写真

1:ドレープカーテン

このカーテンを利用している人は多いのではないでしょうか。「カーテン」といわれて真っ先に想像するタイプです。

「ドレープ」とは「垂らした布がやわらかく流れるようなひだ」のこと。上から吊るしたやわらかい布タイプのカーテンです。遮光性の生地や、日の光を通す生地、遮光性でなくても厚手の生地など、さまざまなタイプとカラー、大きさがあるのでどんな部屋にも合わせやすいのがポイント。

また、布製なので洗濯をすることができるのもメリットです。春の花粉や汚れなども洗うことができるので、長く使うことができます。

2:レースカーテン

レースカーテンも、形はドレープカーテンと同じです。シアーカーテンともいわれます。薄手で透過性があり、その生地は向こう側が透けて見えるという違いがあります。レースカーテンはドレープカーテンと併用して使われることが多いです。日中はレースカーテンだけをひいて、やわらかく自然光を取り入れることができます。

3:ローマンシェード

ローマンシェードは、ドレープカーテンやレースカーテンと異なり、上下に開閉するタイプです。ドレープ(ひだ)がない分、すっきりとした印象になります。部屋をスタイリッシュな印象にしたい方はおすすめです。

また、シェードの中にも、プレーンスタイルやシャープスタイル、バルーンスタイルなど、シェードを吊るすスタイルはさまざまあるため、部屋の雰囲気や自身の好みに合わせて選んでみてください。

4:ロールスクリーン

ロールスクリーンは「スクリーン」という言葉の通り、一枚の大きな布を巻き上げたり広げたりすることで開閉するタイプです。代表的なものはロールスクリーンですが、和紙のようなタッチのプリーツスクリーン機能性に優れているハニカムスクリーン調光式ロールスクリーンなどもあります。

メカという器具を使用して、一枚の生地を巻き上げたり下ろしたりして開閉します。

5:ウッド(アルミ)ブラインド

木製やアルミ製のブラインドもよく使われます。ブラインドの角度を調整することで取り入れる光の量を自由自在に変えることが可能。アルミブラインドは、水まわりやバスルームなどに使うことができます。ただし、ブラインドは穴あけが必要になる場合も。そのため、賃貸では個人で取り付けられないケースもあるようです。

しかし、浴室用のブラインドのなかには穴を開けずに取り付けられるタイプのものもあるので、購入を検討している際はその点もチェックしておきましょう。

窓にブラインドカーテンがかかっているキッチンの写真

カーテンの失敗しない選び方とコツ

カーテンといっても、素材や形状などが何種類もあります。種類が多いとその分選び方も多様で迷ってしまうもの。そこで最後に、失敗しないカーテン選びのコツを紹介します。

グレーのカーテンと白のレースカーテン、ブルーのソファとローテーブルがある部屋の写真

1:カーテンの色味を考える

カーテンは窓全体を覆う分、部屋の中で大きな場所を占めます。目に入りやすいため、部屋の印象を大きく左右するといえるでしょう。部屋の雰囲気を統一するためには色味は3色以内に抑えるとよいとされています。

加えて、明るい色は膨張色でもあるため、部屋を広く感じさせることができます。部屋を広く見せたい場合は意識してみてください。

一方で、たとえばですが、リビングは多くの時間を過ごす場所なのでビビッドカラーなどよりも落ち着いたカラーにするのもおすすめ。壁や床の色と合わせると失敗しづらく、また心安らぐ空間に。寝室も休息をとる場所なので、落ち着いた色味がよいでしょう。アースカラーなどは心をリラックスさせてくれます。

2:何のための部屋でどんな用途なのかを考える

カーテン選びは用途に合わせて選ぶことで、失敗を防ぐことができます。たとえば、寝るときは完全な暗闇でないと寝られないという人は寝室に遮光カーテンを選びましょう。さらに、厚手にすることによって屋外の音を遮断する効果も期待できます。

ほかにも、子供が使う部屋は特に衛生面が気になりますよね。そんなときはドレープカーテンを取り入れましょう。定期的に洗濯ができ、きれいな状態を保てます。

最後に

本記事では、カーテンの選び方について解説しました。失敗しないでカーテンを選ぶために、カーテンの機能や種類についても紹介しています。

居心地のよい空間で生活できるように、ぜひカーテン選びにもこだわってみてくださいね!

よねみちりえさんの写真

監修

アトリエボックス 米道莉恵(よねみち・りえ)

京都・太秦にある、「アトリエボックス」でマネージャーを務め、快適な空間作りをしている。インテリアデコレーター、リビングスタイリスト、窓装飾プランナーの資格を保有。
趣味は、沖縄旅行。離島のきれいな海でシュノーケルするのが大好きで、毎年リフレッシュしに行っている。

執筆/京都メディアライン

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