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2023.05.12

羽毛布団は自宅で洗濯は可能?乾燥機はダメ?【羽毛布団を洗濯・乾燥するコツ】

気温も上がり、そろそろ羽毛布団を片付けたいと思っている方もいるのではないでしょうか?分厚くて大きな羽毛布団のお手入れは難しそうですが、自宅で洗濯、乾燥できるのか確認してみましょう!

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羽毛布団は自宅で洗濯できる?

冬に大活躍した羽毛布団は、暖かくなると片付ける方が多いと思います。しかし「クリーニングに持って行くのは大変だし、コストもかかるし、自宅で洗濯、乾燥できたら…」と考える方も多いのではないでしょうか?

布団

しかし、万が一、自宅で洗濯、乾燥して失敗してしまったら大変。羽毛布団を新調することになるかもしれません。まずは、羽毛布団は自宅で洗濯、乾燥できるのかを見ていきましょう。

羽毛布団は自宅で洗濯、乾燥できる?

結論から言うと、羽毛布団は自宅で洗濯、乾燥することができます。しかし、羽毛は繊細な素材です。気をつけなければいけないポイントもあります。

羽毛布団を自宅で洗濯する際の注意点とは?

羽毛布団は自宅で洗濯できます。しかし、羽毛布団はデリケートなもの。なんでも洗えるというわけではありません。失敗しないためにも、羽毛布団を洗濯する際の注意点をチェックしていきましょう。

1:羽毛布団の洗濯表示を確認する

羽毛布団を洗濯する前に、まず羽毛布団の洗濯表示をチェックしましょう。「手洗い」や「洗濯おけ」のマークがついていれば、自宅で洗濯可能な羽毛布団。一方で「家庭での洗濯禁止」のマークがある場合は、そもそも水洗いができません。その場合は、クリーニング店へ持って行く方が良いでしょう。

2:羽毛布団にキルティング加工されているか

キルティング加工とは、羽毛布団の裏と表の生地が縫い合わさっているもの。中の羽毛が偏らないようにするためのものです。このキルティング加工がない羽毛布団は、洗濯機で洗うと、中で羽毛が偏ってしまいます。そのため、キルティング加工がされていない羽毛布団に関しては、洗濯機の使用を避ける方が良いでしょう。クリーニング店などに相談するのがおすすめです。

3:洗濯機のコースを見る

自宅の洗濯機に「大物洗いコース」や「毛布コース」の設定があるのかを確認しましょう。「大物洗いコース」や「毛布コース」は、洗濯槽をゆっくり回転させたり、停止時間が長いのが特徴。そうすることで、生地が傷むのを防ぎます。

4:洗濯ネットを使用する

羽毛布団を洗濯する際、寝具用の大きめの洗濯ネットに入れて洗いましょう。羽毛の偏りや、生地が傷むのを防ぐことができます。

5:中性洗剤(おしゃれ着洗い)を使う

一般的な洗濯洗剤には、タンパク質を溶かす成分が含まれていて、羽毛を傷めてしまう可能性があります。そのため、羽毛布団を洗濯機で洗う際は、中性洗剤(おしゃれ着洗い)を使用するのがおすすめです。

羽毛布団は乾燥機を使っても大丈夫?

羽毛布団の洗濯が終われば、次は乾燥です。洗った羽毛布団を自然乾燥させようとすると、完全に乾くまでに2~3日かかるともいわれています。できれば、乾燥機を使って、短時間で乾燥させたいですよね。羽毛布団は乾燥機を使用することができるのでしょうか?

ドラム式洗濯機

羽毛布団は乾燥機OK?

羽毛布団は乾燥機を使用することができます。しかし、乾燥機が使えないものも。まずは洗濯表示で乾燥機が使えるかどうかをチェックしましょう。「タンブル乾燥禁止」のマークがついているものは、自宅やコインランドリーの乾燥機が使えません。その場合は、外干しで完全に乾かす必要があります。

羽毛布団を乾燥機にかける際の注意点とは?

羽毛布団を乾燥機にかける際に、注意しなければならないのが、羽毛へのダメージです。せっかくのふわふわの羽毛にダメージを与えないためにも、乾燥機を使用する際の注意点を見ていきましょう。

1:高温に注意

メーカーによっても見解が異なりますが、羽毛の耐熱温度はおよそ70℃だといわれています。羽毛の主な成分は繊維状のタンパク質。高温の熱を加えると、羽毛のタンパク質が固まり、羽毛が割れたり、油分を失ってしまいます。1度ダメージを受けた羽毛は、もう元には戻りません。空気を貯め込むことがでなくなり、本来羽毛がもつ保温効果が発揮できなくなります。

また、羽毛だけでなく、シルクなど、熱に弱い側生地が使われていることも。羽毛布団を乾燥機にかける際は、温度が高くなりすぎないように注意してください。

2:布団に破れや傷みがないかチェック

側生地が破れていたり、薄くなっていないかのチェックも、欠かせないポイントです。側生地に少しでも破れや薄い箇所があると、乾燥機を回している間に羽毛が外に飛び散ってしまいます。もし破れや傷んでいる箇所があれば、乾燥機の使用は避ける方が良いでしょう。

3:洗濯機の容量に注意

基本的に乾燥機はドラム式、縦型洗濯機、どちらもOK。しかし羽毛布団の大きさに対して、洗濯機の容量が足りないと、羽毛が傷んでしまうことも。その場合は、コインランドリーの大きい乾燥機を使うのがおすすめです。

羽毛布団を乾燥機にかける手順をチェック

乾燥機を使えば、乾燥時間を大幅に短縮することができ、また干す場所にも困りません。洗濯した羽毛布団を乾燥機にかける手順、ふわふわに仕上げるポイントを見ていきましょう。

羽毛布団の表面

ふわふわの羽毛布団に仕上げるポイントは?

・洗濯後の羽毛布団は広げる
・数回に分けて乾燥する
・柔軟剤シートを入れる
・乾燥後は風通しの良い日陰で干す

羽毛布団を乾燥機で乾かす手順

1、洗濯した羽毛布団は、1度物干し竿などに広げる。

2、羽毛が潰れている箇所は、裏と表の生地を指で引っ張り、空気を含ませる。

3、羽毛布団を2つ折りにして乾燥機に入れる(柔軟剤シートがあれば入れる)。

4、10分経ったら、1度乾燥機を止め、ひっくり返す。

5、4の作業を羽毛布団が完全に乾くまで繰り返す。

6、羽毛布団が乾いたら、風通しの良い場所で陰干しして、熱を逃す。

コインランドリーの乾燥機も手順は同じです。時間は1時間くらいで設定すると良いでしょう。

羽毛布団を乾燥機にかけるとダニ対策になる?

羽毛布団はダニが侵入しにくいように作られていますが、側生地にはダニがいることもあります。ダニが死滅する温度は50~60度。羽毛布団を乾燥機にかけると、ダニ対策になると言えるでしょう。しかし、高温で加熱することは、羽毛にもダメージを与えてしまいます。

ダニがいるとしたら、その多くは羽毛布団の表面です。羽毛へのダメージを考えると、ダニ対策として乾燥機を使うより、天日干しにするのがおすすめです。その際は、長時間天日干しすると側生地を傷めてしまうため、片面1時間くらいを目安に干すと良いでしょう。天日干しした後は、ダニの死骸を掃除機などで吸い取ることも忘れずに行ってください。

最後に

羽毛布団を洗濯、乾燥する際は、カラッとした天気の良い日を選びましょう。湿気が多い日などに洗濯すると、完全に乾き切らずに、カビが発生する原因にもなりかねません。冬にたくさんお世話になった羽毛布団は、丁寧に洗濯、乾燥して、長く使いたいものですね。

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