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2023.05.15

「米酢」はどう読む? 穀物酢との違いや健康効果、おすすめのレシピも

 

日本人にとって馴染みの深い調味料の酢。その中の「米酢」は、お米から作られるものです。この記事では、普段使う調味料だからこそ、知っておきたい米酢の正しい読み方や、作り方などを解説。米酢を使ったレシピも紹介します。

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米酢とは?

「酢」と一口にいっても、「米酢」や「穀物酢」、「果実酢」などさまざまな種類があります。普段なにげなく使っている酢も、詳しく知ることで、より料理を楽しく、おいしく作ることができるでしょう。そこで使う頻度が高い酢の1つ、米酢について風味を生かした使い方など詳しく見ていきます。

米酢が入ったビンと小皿に盛られた米

米酢とは、その名の通り米で作られた酢のこと酢1リットルあたり40g以上の米を使って醸造されたものが米酢といわれます。その中には、原材料が米のほかに醸造用アルコールを含むことも。その場合も米酢と呼ばれます。

しかし、純粋に米だけで醸造された酢もあり、それを「純米酢」といいます。米酢よりも純米酢の方がより甘さを強く感じられ、高級品であることが多いでしょう。

米酢の読み方

「米酢」の正しい読み方は、「よねず」、「こめず」? 実は、どちらも正解なんです。多くの調味料メーカーは「こめず」としており、現在では「こめず」と読まれることが一般的でしょう。

米酢と穀物酢の違いは?

米酢と同じく、使う機会が多い酢に「穀物酢」があります。米酢は米で作られる酢であるのに対して、穀物酢は小麦や、とうもろこしなどの穀物を原材料に醸造された酢のことです。はっきりとした酸味と爽やかな味わいが特徴で、炒め物や煮物などの加熱調理に向いているとされています。

また酢といえば、一般的には穀物酢のことをいう場合がほとんど。レシピ本などで「酢」と書いてある場合、穀物酢を使うことが多いでしょう。

米のイラスト

米酢の特徴は?どんな料理に合う?

米酢は米由来のほのかな甘みと、まろやかな味わい、キツすぎない酸味が特徴です。その風味を楽しむために、米酢は酢の物やマリネ、ドレッシングなど加熱しないで使うのがおすすめです。

米酢の健康効果とは?

米酢などの酢には「酢酸」や「クエン酸」、「アミノ酸」などが豊富に含まれるため、さまざまな健康効果が期待できます。米酢などの酢を摂取することで期待できる、健康効果を一緒にチェックしていきましょう。

長い髪をなびかせている人のイラスト

疲労回復

酢のすっぱい味のもとである酢酸やクエン酸、アミノ酸は、疲労回復に効果があるとされています。疲労物質である乳酸が蓄積すると筋疲労を起こします。しかし酢酸やクエン酸などを摂取することで、代謝がスムーズになり、乳酸の蓄積を防いだり、乳酸の分解を促したりしてくれるのだそうです。

ダイエット効果

酢酸には、脂肪が蓄積するのを抑えたり、脂肪の燃焼をサポートするなどダイエット効果もあるとされています。また、毎日継続的に酢を摂取すると、肥満気味の人の内臓脂肪を減少を助けるという論文も。

血糖値の上昇を抑える

糖尿病や肥満に大きく関係する血糖値。酢には、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果があることがわかっています。

カルシウムの吸収をサポート

骨や歯などの形成に欠かせないカルシウム。カルシウムは、炭水化物やタンパク質と比べると、体内に吸収しにくい栄養素です。しかし、酢にはカルシウムの吸収を助ける作用があるのだとか。そのため、酢はカルシウムを多く含む牛乳や小魚、チーズなどと一緒に摂ると、カルシウムを効率よく摂取でき、骨粗しょう症対策にもつながります。

便秘の解消

米酢などの酢に含まれる酢酸は、消化液の分泌を促してくれます。そのため、腸が刺激され便秘の解消が期待できるでしょう。腸内環境が整えば、免疫力が向上したり、代謝が上がり脂肪がつきにくくなります。

米酢の効果的な摂り方と注意点とは?

米酢などの酢には様々な健康効果があることがわかりました。では、米酢はどのように摂取するとよいのでしょうか? その際の注意点などを見ていきましょう。

地中海キッチンセット、にんじんやアボカド、梨やレモン、サーモン、ワインのボトルやグラスなどのイラスト

酢の効果的な摂り方とは?

酢を摂取するには、料理に使う方法と、水などで薄めて飲む方法があります。その際、目安となる酢の量は、1日大さじ1杯。摂りすぎると胃腸の炎症などを引き起こすこともあるため、酢は適切な量を摂取するようにしましょう。

お酢を摂取する上での注意点は?

酢は刺激が強いため、薄めたりせずにそのまま摂取するのは避けた方がベター。胃腸への負担が大きく、炎症を起こしてしまうからです。

また、酢を原液で摂取することは、歯にもよくありません。歯の表面はエナメル質の膜で覆われていて、酢に含まれる酸は、このエナメル質の膜を溶かすリスクがあるのです。そうすると、虫歯や知覚過敏の原因になることも。そのため、酢は水や炭酸水、調味料などで薄めて摂取するようにしましょう。

米酢を使ったレシピ

米酢のおすすめの使い方である、加熱なしで作るレシピの紹介です。簡単で美味しい「キャロットラぺ」、爽やかですっきりとした「キウイの米酢サワードリンク」の作り方をチェックしていきましょう。

香味野菜の酢の物

器に盛られたわかめときゅうりと鶏肉の和物

材料

鶏ささ  7.5g
乾燥カットわかめ 1.5g
きゅうり 15g
しょうが 0.5g
みょうが 5g
大葉 1.5g
米酢 10g
砂糖 4g
煎りごま 1g

作り方

1. ささみを茹でて茹で汁のまま冷まし、手で裂いておく
2.乾燥カットわかめはたっぷりの水で戻し、しっかりと水気を切り、きゅうりは薄切りにしておく
3.しょうが、みょうが、大葉を千切りにして水にさらし、すぐに水を切って固くしぼる
4.酢と砂糖を混ぜ合わせ、1、2、3を入れてさっくり混ぜ、仕上げにごまをふる

▶︎コストコで爆売れしている「幻のわかめ」!わかめには中性脂肪を抑制する働きも!?

メープルピクルス

ジャーに入ったメープルピクルス

材料

【ピクルス液】
 米酢 100cc
 水 100cc
 塩 小さじ 1/2
 メーブルシロップ 大さじ2
 にんにく 1片
 ローリエ 1枚
 黒胡椒(粒) 10粒
◇パプリカ(赤・黄) 各1/2個
◇きゅうり 1/2本
◇カリフラワー 1/4個

作り方

1. 野菜は食べやすい大きさに切る。カリフラワーは3分茹で、ザルにあげて水気を切る
2. 清潔な保存容器を用意し、野菜をつめる
3.小鍋に米酢100cc、水100cc、塩小さじ1/2、メーブルシロップ大さじ2、にんにく1片、ローリエ1枚、黒胡椒(粒)10粒を入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にして2~3分したら火を止める
4. 3が熱いうちに瓶に注ぎ、荒熱が取れたら蓋をして冷蔵庫で一晩~おく(日持ちは5日~1週間)

▶︎冷蔵庫の余り野菜で!メープルシロップを使った子供も食べやすいピクルスの作り方

蒸しポン酢チキン

ホットプレートにのった、蒸しポン酢チキン完成写真

材料

・鶏もも肉 1枚(大きめのひと口大)
・しいたけ 4枚(大きめのそぎ切り)
・しめじ 1/2パック(小房にほぐす)
・パプリカ(黄)&(赤) 計1/2個(2㎝程度のくし形切り)
・エリンギ 1本(薄切り)
・玉ねぎ 1/4個(1㎝程度の輪切り)
・イタリアンパセリ 適量
・ライム 1/2個(半月の薄切り)
・塩、こしょう、オリーブオイル 各適量
・A[ ・しょうゆ…大さじ2と1/2 ・はちみつ 大さじ1 ・米酢 大さじ4 ・ライム果汁 1/2個分]

作り方

1. IHデイリーホットプレートに専用プレートとふたをセットし、「専用プレート」コースで温度210℃でスタートする。予熱が完了したら塩、こしょうをした鶏もも肉を皮目から付属ヘラで途中押さえるようにして皮目をパリッと焼いて返し、一旦端に寄せる。
2. Aを合わせポン酢をつくる。
3. しいたけ、エリンギ、しめじ、玉ねぎ、パプリカはプレートに並べてそれぞれ焼き目がつくまで焼く。それぞれに塩、こしょうをふる。
4. 下から玉ねぎ、1、きのこ類、パプリカの順に重ね、ふたをして温度140℃で鶏もも肉に火を通す。
5. ちぎったイタリアンパセリ、ライムを飾り、全体にオリーブオイル、2.をまわしかける。

▶︎卒入園のホムパに!ママ友にレシピを聞かれちゃう♡15分で完成「チーズタッカルビ」&「蒸しポン酢チキン」【巷でウワサ♡の人気家電でつくる、働くママのお助けレシピ】

最後に

ほんのり甘く、まろやかな酸味のある米酢。酢の物やマリネなど、火を加えずにそのまま使うのがおすすめです。また、米酢を摂取すると、疲労回復したり血糖値を抑えたりと、健康にうれしい効果も期待できます。適切な量や摂取方法を守って、普段の食事に積極的に摂り入れていきたいですね。

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