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2023.10.23

「就業」とは?2つの意味や就労・就職との違い、就業を使った例文、類義語を解説

 

就業とは、仕事に取り掛かるという意味です。また、職業に就くという意味もあります。就労や就職など、よく似た言葉との違いも知っておきましょう。本記事では就業の意味やアルバイトとの関係について説明するとともに、類義語・反対語をご紹介します。

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「就業」とは?

就業とは「しゅうぎょう」と読み、その日の仕事に取り掛かるという意味です。職業に就くという意味でも使われます。就労や就職とは意味が異なるため、混同しないよう注意しましょう。

朝の就業時間の女性 イラスト

なお、アルバイトをしている場合も、就業していることに変わりはありません。

ここでは、就業の2つの意味や就労・就職との違いなどを解説します。

■2つの意味がある

就業には、「その日の業務に従事する」という意味があります。就業の「就」は「仕事にとりかかる」「位置につく」という意味があり、「業」は「生活のために行う仕事」という意味です。この2つが組み合わさり、その日の業務を行うという意味になります。

また、就業には職業に就くという意味もあります。雇用形態は限られず、ある程度継続した仕事に就くことを表す言葉です。

■就労や就職との違い

就業は、「就労(しゅうろう)」や「就職(しゅうしょく)」とは異なります。就労は「仕事に取り掛かる」という意味で、就業とほぼ同じですが、異なるのは勤務する期間です。就業はある程度継続的に働くことを指すのに対し、就労は単発のアルバイトや日雇い労働など、限定された期間の労働を指します。

就職は、「職業に就く」という意味です。一般的に「正社員として職業に就く」という意味で使われる点が、就業とは異なります。アルバイトやパートとして働く場合、就職とはいわない場合が多いでしょう。高校や大学などを卒業した人が、初めて会社へ入社するときに使う言葉です。

■「就業」とアルバイトの関係

履歴書には「就業経験」を記載する項目があり、アルバイトを記載していいか迷うことがあるかもしれません。就業は職業に就いていたことを指すため、基本的に正社員以外のアルバイトも含まれます

ただし、履歴書で記載するかどうかはケースバイケースであり、期間が短いアルバイトは就業の記載にふさわしくありません。また、期間の短いアルバイトを記載すると​​「すぐに辞めてしまうのではないか」と思われる可能性があります。

目安として就業期間が1年以上あれば、アルバイトを就業経験として記載しても問題ないといえるでしょう。

「就業」の例文

就業の意味を理解するため、いくつか例文をみていきましょう。

朝仕事を始める時のコーヒーやPCのあるデスク イラスト

・我が社では、朝の9時から就業する決まりになっている

・テレワーク勤務の日は1日8時間の就業が義務づけられているが、就業開始時間は自由に決めてよいことになっている

・経済的に自立するためには、何らかの仕事に就業する必要がある

・常時10人以上の労働者を雇用する会社は、就業規則を作成する義務がある

・15歳未満の子どもの就業は、法律で禁止されている

・就職するときは、残業時間を含めた就業時間をしっかりと確認しておかなければならない

 

「就業」の類義語

就業には、言い換えできる類義語がいくつかあります。主な類義語は、以下のような言葉です。

新しい仕事先での握手 イラスト

どれも仕事をしていることに関わる言葉で、就業と似ています。就業と一緒に覚えておけば、状況に合わせてよりニュアンスの近い表現ができるでしょう。

ここでは、主な就業の類義語を3つご紹介します。

「勤務」

勤務とは、会社などに勤めて仕事をすることです。雇われて働いていることを指し、アルバイトや派遣なども含まれます。一方、会社に雇用されていないフリーランスや自営業などの仕事は勤務に含まれません。

(例文)

・今月からA社の経理部に勤務することになった〇〇と申します

・我が社では、今年から在宅勤務の制度を導入している

 

「在職」

在職とは、ある職務に就いていることを指します。現在何らかの仕事に就いていることを表し、無職との対比で使われる言葉です。例えば、仕事をしながら転職活動をするとき、履歴書には「在職中」もしくは「現在に至る」と書きます。

また、在職を使う言葉として、以下のものが挙げられます。

・在職証明書:従業員が会社に在職していることを証明する文書
・在職老齢年金:60歳以上の人が会社などで働きながら受け取れる年金

(例文)

・彼はその会社に20年間在職しており、そのうちの10年間は海外勤務だった

・〇〇さんはB社に在職しながら、副業でC社のアルバイトをしている

 

「雇用」

雇用とは、使用者が労働者を雇って労働に従事させることです。 労働者が使用者の労働に従事し、使用者がその労働に対して報酬を支払うことを約束する契約を指す場合もあります。

雇用は正社員だけでなく、アルバイトやパートなど、労働者として働く人すべてが対象です。雇用契約を結ぶことで、労働者は社会保険の加入や有給休暇の取得など、労働法上の保護を受けられます。

(例文)

・転職する際は、その会社の雇用条件をよく確認することが大切だ

・彼は会社と3年の雇用契約を結んでいる

 

「就業」の対義語

就業の対義語は、「失業(しつぎょう)」です。失業とは、「生計のための職業を失うこと」もしくは「働く意思と能力があるのに仕事に就けない状態」を指します。

仕事を辞めることになった女性と慰める女性 イラスト

国際労働機関(ILO)によれば、失業者とは次の3つの条件を満たす者と定義されています。

・仕事がなくて調査期間中に少しも仕事をしなかった
・仕事があればすぐに就くことができる
・仕事を探す活動や事業を始める準備をしていた

(例文)

・会社が倒産して失業してしまい、失業手当をもらいながら求職活動をしている

・今年の完全失業率は5%を超えている

 

就業の意味を正しく理解しよう

就業にはその日の仕事に取り掛かるという意味と、職業に就くという2つの意味があります。雇用形態に関わらず、ある程度継続した仕事に就くことを指し、アルバイトやパートも就業に含まれます。就労や就職とは同じ意味ではないため、使用する際は注意してください。

類義語や対義語も合わせて覚えれば、より深く正しい意味を理解できるでしょう。

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