【例文】
・私がカラスに対して嫌悪感を抱いているのは、幼い頃にカラスに頭を狙われた経験があるからです。
・世の中には昆虫に対して嫌悪感を抱いている人がいる一方で、昆虫が大好きという人もいます。
嫌悪感の言い換え表現2つ
嫌悪感には、いくつかの言い換え表現があります。おもなものは、以下の2つです。
それぞれの意味と読み方を解説し、例文をご紹介します。
不快感
不快感とは、快感とは真逆の感情のことで、不愉快な気持ちや快適ではない状態を表す語句で、読み方は「ふかいかん」です。
【例文】
・その政治家は、記者の執拗な質問に対して、はっきりと不快感を示していた。
・私が上司の説教に対して、不快感を露わにしたのは、話が長かったからではなくて、差別的な表現を使っていたからです。
・話題の新作映画を観に行ったのですが、残酷なシーンが何度かあったため、不快感を抑えられなくなって、途中で映画館を出てしまいました。
忌避
忌避とは、忌み嫌って避けることという意味の語句で、読み方は「きひ」です。嫌うだけでなく、相手を遠ざけるというニュアンスがあります。強く否定する表現であることを念頭において使う必要のある語句です。
【例文】
・私の弟は、何よりも寒さを忌避しています。部屋の中にいる時には、暖房を入れるだけでなく、こたつの中に入ったままでいることが多いです。
・彼の意見はかなり偏っているので、同じ職場のメンバーから忌避されています。
嫌悪感の意味を知って正しい使い方をしよう
嫌悪感とは、人が特定のものや人に対して抱く否定的な感情のことです。生理的に拒否感を抱いてしまう原始的嫌悪感と、道徳的な感情や社会通念によって抱いてしまう思考系嫌悪感の2種類に分類できます。
嫌悪感という言葉は否定的なニュアンスを持った言葉であるため、周囲の人に対して使う場合には一定の配慮が必要です。嫌悪感の意味を知って、正しい使い方をしてください。
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