Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 挨拶・マナー

2024.02.24

喫緊とはどういう意味?緊急との違いや正しい使い方、よく似た言葉をご紹介

喫緊の類義語
  1. 切迫
  2. 火急

切迫

「切迫」とは、期日などが間近に迫ること、あるいは緊張した状態になることを指す言葉です。「返済期限が切迫する」「経済情勢が切迫する」「脈が切迫する」のように幅広い状況に使われます。

事態が差し迫っているという点で、喫緊と同じです。しかし、喫緊には差し迫っていることに加えて「重要なこと」という意味があるのに対し、「切迫」にはそのような意味合いはありません

(例文)

・納期までの期日が切迫しており、職場は騒然としていた

・大切な試合を前に、選手は切迫した表情になっている

 

火急

「火急」とは、火のついたように差し迫った状態にあるという意味です「火がついた」という内容でもわかるように、喫緊よりも緊急度合いの高い言葉です。「火急の用事」といわれたら、最優先で対応しなければなりません。

(例文)

・我が社の今後に関わる事態なので、この件は火急に対応してもらいたい

・火急の要件が発生し、休日に出勤することになった

 

喫緊の対義語

喫緊の対義語には、余裕(よゆう)、不急(ふきゅう)などがあります。

ミーティング 資料 イラスト

(C)Adobe Stock

どちらも「ゆとりがある」「急がない」といった意味で、差し迫った事態を表す喫緊とは反対の言葉です。このほか、急がずのんびりしているという意味の「気楽(きらく)」や「気長(きなが)」も対義語としてあげられます。

ここでは、2つの対義語をご紹介します。

喫緊の対義語
  1. 余裕
  2. 不急

余裕

余裕とは、必要分以上に余りがあること、ゆったりと落ち着いていることを表す言葉です。

使う対象の幅は広く、容器や場所などの物理的なものだけでなく、時間や気持ちなどにも使われます。例えば、「時間の余裕がある」「周りを見る心の余裕もない」といった使い方です。

(例文)

・家を早く出てきたので、予定の時間までたっぷりと余裕がある

・まだ席には余裕があるため、あとでゆっくりと選ぶことにするよ

 

不急

不急とは、急いでする必要がないという意味です。差し迫っているという意味の喫緊とは、正反対の言葉です。「不急の用件」「不要不急」という使い方をします。「不要不急」とは、必要でもなく、急いでもいないという意味です。

(例文)

・不急の用事なので、時間のあるときにお願いします

・不要不急の外出は、しばらくお控えください

 

喫緊の意味を正しく覚えよう

喫緊とは、差し迫った事態という意味です。「緊急」よりも緊急度は低く、「近々」や「直近」よりは急がれる状況を指します。ほかに「火急」や「切迫」などの類義語もあるため、一緒に覚えておくと状況に応じた使い分けができます。

「余裕」や「不急」などの対義語も覚えておくと、語彙を増やして表現に幅ができるでしょう。

メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock

1 2

▼あわせて読みたい

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!