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2024.04.19

【受注】とは注文を受けること! ビジネスシーンでの使い方を例文で紹介

 

「受注」は注文に関連する言葉。よく似た言葉に「発注」がありますが、実は意味が異なります。それぞれの意味を正確に把握しておきたいですね。この記事では、「受注」という言葉の使い方や似ている言葉を紹介します。

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「受注」の意味と読み方

商品やサービスなどの注文を表す「受注」。ふだんの生活ではそれほど見聞きしないかもしれませんが、ビジネスシーンでよく用いられていますよね。似た言葉に「発注」がありますが、どちらを使えばいいか迷ってしまうという人もいるかもしれません。

「受注」と「発注」は、どちらも注文に関連しますが、意味は異なります。混同を防ぐためにも、それぞれの意味や使い方を把握しておきたいですね。まずは「受注」について、意味や読み方を見ていきましょう。

辞書の情報

【受注】
読み方:じゅちゅう

注文を受けること。「鉄道会社から車両を—する」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「受注」とは、取り扱う商品やサービスの購入などを依頼されること。口頭や電話、メールで依頼されることもあれば、オンラインシステムやインターネットで依頼されることもあります。

「発注」との違い

「発注」と「受注」の違いについて見ていきましょう。「発注」の意味を紹介します。

【発注】
読み方:はっちゅう

注文を出すこと。「必要な備品を—する」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

商取引で、商品やサービスの調達を依頼することを「発注」と言います。「受注」の対義語になると言えるでしょう。注文をされる側が「発注」、注文を受ける側が「受注」になると考えるといいですね。

「受注」と「発注」は反対のことを意味します。誤用するとトラブルになることも。それぞれの意味をしっかりと把握しておきたいですね。

パソコン

(c) Adobe Stock

「受注」言葉の使い方は

「受注」という言葉の使い方を見ていきましょう。まずは特徴から紹介します。

使い方の特徴

「受注」は、「する」や「できる」などをつけて使うことが多いでしょう。よくある言い回しを紹介します。

・受注する(しない)
・受注できる(できない)
・受注を獲得する

また、「受注を承る」「受注を断る」のように使うケースもあります。

例文

「受注」の使い方を例文で見ていきましょう。使う際の参考にしてくださいね。

《例文》
・上限数をオーバーしているが、調達できそうなので受注することにした
・入荷の見込みがないため、受注しない方向で調整しよう
・受注できるのは来週の金曜夕方までとする情報を明日午後にリリースします
・システムでは受注できないが、電話なら可能ということだ
・受注を獲得した時点で関連会社に連絡し、生産をスタートさせよう

「受注」は、注文を受ける側が使う言葉と言えます。「受注」のパターンはさまざまで、その企業独特の方法が存在することも。一度の取引ですべての商品やサービスを提供する「一括受注」や、定期的に同じ商品やサービスの受注を受ける「継続的受注」などは、多くの企業で活用されています。

「受注」と似ている言葉

「受注」と似ている言葉を紹介します。それぞれの意味や読み方を把握しておくといいですね。

デスクワーク

(c) Adobe Stock

「請負」

読み方は「うけおい」。日限・報酬を取り決めた上で仕事を引き受けることや、その仕事を指します。契約形態を表す際に使うことが多いでしょう。

「調達」

「調達」とは、必要な金品などを取りそろえることや、取りそろえて届けることを表します。部品や製品、資材に対して使われることもあり、「資材調達」という業務が存在する会社もあります。また、起業などで必要となるお金を準備することを「資金調達」と呼びます。

「オーダー」

「オーダー」は、「注文」「発注」の意味を持つ言葉。英語の「order」に由来するカタカナ語です。「受注」を表す場合は「オーダーを受ける」のように表現すると近い意味になるでしょう。

「受注」と関連する言葉

「受注」と関連する言葉についても見ていきましょう。いろいろな言葉がありますが、いくつかピックアップして紹介します。

「受注業務」「受発注業務」

「受注業務」とは、商品や製品、サービスなどの注文を受けつける業務のこと。注文内容の確認や集計、書類の発行、在庫の確認などを行ないますが、この一連の業務が該当します。「受注業務」の範囲は各企業により異なり、進捗管理までとするところもあれば、納品や請求までを行なうところもあるでしょう。

「受発注業務」は、仕入れ先に注文を出す業務のこと。「受注」と「発注」両方の業務の総称です。

《例文》
・受注業務に慣れてきたので、発注業務も担当することになった

「受注受付」

「受注受付」は、商品やサービスなどの注文を受けつけること。「受注業務」を指す企業もあります。また、「受注受付」に顧客や取引先の問い合わせ対応を含むということも。この範囲も企業により異なると言えるでしょう。

《例文》
・新商品の受注受付は来週の月曜日からスタートする予定だ

紙袋を持つ人

(c) Adobe Stock

「特別受注」

「特別受注」は、顧客や取引先の特別な要望に応じて、商品やサービスを提供すること。対象の物やサービスをカスタマイズした形で提供することもあります。

《例文》
・A社の要望により、製品の一部をカスタマイズして特別提供することになった

「受注生産」

商品や製品の「受注」を受け、その注文数や仕様に応じた生産をする形態のこと。受注後にメーカーから該当の商品や製品を取り寄せ、販売することも含みます。

「受注生産」は在庫を持たないため、受注後に生産や取り寄せの手続きを開始します。そのため、手元に商品や製品が届くのに時間がかかるということも。「受注生産」の商品や製品は、販売時にそう記載されていることがほとんどです。

《例文》
・あのグッズは受注生産だから、早めにオーダーしておこう

「受注管理」

顧客や取引先から「受注」した後、出荷や納品までを管理することを指します。販売管理の一つでもあり、見積書の作成から契約締結、注文データの管理、在庫確認、納期に関する連絡など、その業務は多岐にわたることが多いでしょう。なお、「受注管理」の内容は企業により異なります。

《例文》
・受注管理をする上で大切なのは、正しい情報を共有することだ

最後に

「受注」について紹介しました。「発注」と混同しやすい言葉ですが、意味はまったく異なります。誤用するとトラブルにつながる可能性がありますので、それぞれの意味や使い方を把握しておきたいですね。

「受注」に関連する言葉も紹介しましたが、業務の範囲などは企業により異なりますので注意してください。「受注生産」はふだんの生活にも関係してくる言葉です。この言葉の意味も把握しておくといいですね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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